【スプロケ交換】10速ホイールに使える11速スプロケ、CS-HG800からCS-R8000に交換
シマノ10速のホイールに使える11速のスプロケがあるのをご存知でしょうか。
シマノは11速が出た時に、それまでの10速対応のホイールを一気に使えなくしたのは記憶に新しいところです。カンパなど他のメーカーはフリーボディを交換すること等で、ホイール自体はそのまま11速コンポでも使えたのですが、シマノはそういった対応をしませんでした。お陰で、コンポを11速にする時はホイールも強制的に買い替えになったものです。
ところが、R8000系アルテグラの発表と同時に追加された、この11-34Tの『CS-HG800-11』は単にワイドレシオというだけでなく、何と10速のフリーに装着することが可能。R8000がリリースされた時にずいぶんと話題になっていたので、ご存知の方も多いと思います。
[amazonjs asin=”B071GQ77PJ” locale=”JP” title=”シマノ CS-HG800 11S 11-34T ICSHG8001111134″]
まぁロードで使うにはかなりのワイドレシオなので、そもそもシクロクロス向けなのかも知れません。
ともかく、先日購入したシナプスのアルテグラ完成車にはこの『CS-HG800-11』がデフォルトでついてきています。見るからにデカいですね…。
エンデュランスロードには丁度良いギア比なのかも知れませんが…とにかくギア比がワイド過ぎる。まず、トップの11なんて使わない。ローの34Tも使いましたが確かに楽にはなるけれど、全くスピードが出ない。遅すぎる。何しろフロントインナーが34Tだったらギア比1:1。登りで34Tを使えば足が残るから、峠では遅くともその分は平坦で取り返すことも可能という考え方も出来ます。しかしいかんせん遅すぎる。ブルベだとタイムアウトしかねない。
オマケに重い。重量なんと335g。同じR8000系のスプロケットで、11-28Tだったら251gです。使用する金属の量が違いますから当然の結果ですが、84gも違います。
ということで、使わないのに重いスプロケを付けていても仕方がないので、交換しました。今回は新規購入ではなく、家にあった11-30Tを使います。以前買ったものが自宅にあるにも関わらず、危うく新しく発注するところでした…。
[amazonjs asin=”B071JT6C12″ locale=”JP” title=”シマノ CS-R8000 11S 11-30T 12345791470 ICSR800011130″]
今までだったら、容赦なくジュニアスプロケットの『14-28T』を装着するところですが、平坦で便利な16や18などの偶数ギアが追加されるよりも今回は重量を取りました。それと、乗り込めていないのでファイナルローが28Tだときつい…。もう歳です…。
ちなみにアルテグラの各歯数の重量は下記のとおりです。
・11-30T:269g
・11-32T:292g
・14-28T:300g
・11-34T:335g ※CS-HG800
14-28Tはトップ側が重いせいで、あまり軽量化にはなりません。重量だけを考えるのであれば、11-30Tが意外と軽い。CS-HG800から交換すると約65gの軽量化です。
という訳で交換しました。これは交換前のCS-HG800。ローが34Tあるだけあって、160mmのローターとほぼ同じ直径です。
交換後。ローが30Tになりましたので、ローターが見えるようになりました。
しかし11と12なんて滅多に使わないので実質9速みたいなもんです。重くなっても良いので14-28Tにするか、未だに悩んでいます。今思い出したのですが、SuperSixには既に14-28Tがついているのでした。これと合成して14-30Tを作るか?でもそうすると平坦は楽になりますが、軽量化にはなりません。なのでしばらくはこのまま11-30Tを使ってみようと思っています。
こんにちは、なんかご無沙汰しております。
このスプロケならRS80ホイールも11速対応出来るんですか?知らなかったです(^^;
ようやく自転車のシーズンになってきましたね。
そうです、このスプロケなら10速時代のホイールが11速コンポで使えるようになります。歯数が11-34しかないのが難点ですが。