【ブルベ】BRM609たまがわ能登200 前々夜祭編
BRM609たまがわ能登200編の2回目です。1回目の移動編はこちら。
さて明日は私が試走なのですが、15時くらいから参加者も続々と到着します。試走後から否応なしにスタッフ業務が開始されるため(しかも一部の人は非常に要求が多いw)、今夜のうちに能登の味覚を楽しんでおきます。
明るい内に羽咋の駅前に戻ってきます。羽咋市はUFOの町ということで、町全体でUFO推しです。『ジャーン!』という石のオブジェの方がインパクトがありますね。ジョジョなのか?
ここからは、あらかじめ目星をつけてあった『ぼうぼう』というお店に徒歩で向かいます。
途中、本念寺という非常に立派な門のお寺がありました。実はすぐ裏に羽咋神社という神社があるのですが(そちらは気づかなかった)、元々はその羽咋神社の別当(神社を管理するためのお寺)だったそうです。明治時代に羽咋神社と一応は分離しているのですが、現在でも例祭などは一体で実施されているとのこと。
ぼうぼうに到着です。予約なしだったのですが、2名でしたのでカウンターに着席出来ました。外観を見ると分かるのですが、魚屋と一体になっているお店でして非常に期待が持てます。木曜日なのに30分も経つと何と満席に。すごい人気店とのことです。我々調査員の目利きは確かだった。
いずれ日本酒に移行するでしょうが、とりあえずビールで乾杯。ピントが合っているのが、何故かうしろの海老です。
メニューを精査しますが、どれも非常に美味しそう。北陸に来たのですからまずは刺身でしょう!
と思ったのですが、郷土料理の『こんか漬け』という耳慣れない名称の料理に目が行ってしまい、まずはそちらをオーダー。さばといわしがありました。糠と麹に半年~1年も漬けた魚を焼いて食べます。旨味が超凝縮していて、最高に美味しいです。
何故かくじらのメニューもいくつかありましたので、まずはさらしをオーダーしてみます。皮を湯がいて冷水でさらしたものを、酢味噌で頂きます。ぷりぷりして美味しい。
『日本酒を飲みなさい』と言わんばかりの料理の数々に、そろそろ耐えられなくなり日本酒にいきます。
次は赤いかです。身がしっかりしていて、薄身なのにプリプリです。これは美味しい。
続いてガスエビです。名称は『トゲクロザコエビ』という可哀そうな名前です。がす、とはその名の通りかつては雑魚扱いでカスと呼ばれていたことの名残の様です。甘エビよりも大ぶりで、旨味も強いです。もちろん新鮮なのでプリップリ。こんなうまい海老がなぜあまり流通しないのか?と尋ねると『見た目』とのこと。確かに色合いは鮮やかではないですけども…。それと甘エビよりも足が早く、昔は非常にローカルな食材だったそうです。しかしこれは美味しいですね。流通量が限定されているので、今ではすっかり甘エビよりも高級食材です。いやぁ旨い。
ガスエビの頭も、素揚げして出してくれました。こちらもミソがたくさん入っていて、旨い!丸ごとバリバリいけちゃいます。
そしてくじらの刺身。サシが綺麗に入ってまるで牛肉の様です。日本酒が進んで困ります。1品ごとに、りんぱぱさんと1合空けている感じ。それ位どの料理も美味しい。美味しすぎる。ちなみに『これで最後だから!』ということで、1.5人前位の量を持ってきてくれました。おかげで翌日はくじらの刺身がメニューから消えてしまいました。いやぁ残念。
最後は〆鯖。これもぷりぷりで、これ程肉厚なのに次々にいけます。今まで食べた中で一番旨いかも。しかも1人前でこの量です。これで590円はおかしい。
ということで、それなりの量を飲んだ割にはちゃんと写真が残っており、無事にブログにすることが出来ました。翌日は200kmの試走をしなくてはいけませんので、ほどほど?で帰宿します。果たして朝はちゃんと起きられるのだろうか…(この時には、翌日のことなんてあまり考えていない)。
次は試走編の前半です。