【SR600四国】1日目その1、台風前夜
さていよいよSR600四国山脈当日。
ちなみに明日の昼は、例の大阪に甚大な被害をもたらした今年最強の台風21号が四国に上陸する予定である。まずは何としても、台風の四国上陸までに(具体的には翌日の朝8時頃までに)250km地点のホテル・さめうら荘に到着しないと本当に命が無い。
ということで、ホテルで朝食を食べてローソンでドリンクと昨日買い忘れた『塩』を調達。塩タブレットか食塩は携行した方が良いです、湧き水で水分だけ補給していると塩分が不足します。
また食塩の隣にあるのはディート30%配合の虫除けスプレー。ヒルクラ中はブヨに刺されるのでこれも必須。全身にかけまくったつもりだったのですが、『こんな場所は刺されないだろう』と思って唯一噴霧していなかった太ももの裏を見事に刺されました。耳なし芳一か!ちなみに忘れたらZAGZAGで買えば良いでしょう。そうこうしているとすぐに8時に。レシートをもらって出発です。
1日目の四国は、これから始まる苦行を隠すかのように晴れ渡っています。この日は月曜日。いやー皆さんお仕事なのにサイクリングして申し訳ありませんね。
午後からは台風の接近によって悪天候になることが確定しているので、今のうちだけでも…と無理やり青空のサイクリングを楽しみます。まずは45km先、標高約1,700mのPC1を目指します。いきなり四国最高峰、大ボスがPC1に出てくるという戸惑いの展開。街を出て1kmも走ると早くも登り開始、後はひたすら44kmのヒルクラをこなします。
15km地点までは大きな国道なので走りやすい。全長5kmもある寒風山トンネルの入り口で国道と別れ、分岐する旧道に入ります。平成11年に上記の寒風山トンネルが開通するまではこちらの道が使われていたはずなのですが…。
この道を大型車も通行していたとは、とても想像出来ません。実際に、分岐から13km登った旧寒風山トンネル(寒風山隧道)に到着するまで、1台の車とも会いませんでした。ところどころ開ける箇所がありますので、今のうちに…ということで1枚。標高の高い場所は、基本的に雲の中で景色なんてありませんからね。
そしてこれが旧寒風山トンネル(寒風山隧道)。全長1km弱もあるのに完全な暗闇で、入るのを躊躇します。これを抜けると高知県。
高知県側に抜けると、この先のUFOラインへの観光の拠点になっているらしく、駐車場があって人がいました(笑) 愛媛側は廃れすぎています…。
ここまで既に30kmほど登っていますが、斜度はひどくありません。トイレで顔を洗ってこの先へ進みます。そして43km地点くらいに、あの有名なUFOラインがあります。この時は運良く最高の眺め!
これは凄いです、こんな素晴らしい景色があるとは思っていませんでした。しかもしっかり晴れているし。本当にラッキーです。
この尾根沿いの道を進むと、すぐにPC1に到着。時刻は12時ちょうど、45kmの登りに4時間かかりました。
しかしこの場所は標高1,700m近くあるのですが、普通のクロスバイクやデカいカゴ付きの小径車で登ってくる人がいて目が点に。しかも服装がジーパンにパーカーだった…。四国の人は凄すぎる。
ということでその2に続きます。