【ハンドル位置を下げたい】ヘッド部のトップカバー(ヘッドキャップ・ダストカバー)を交換する

morou2

キャノンデール シナプスのヘッド部のトップカバー(ダストカバー、ヘッドキャップ、ヘッドカバー)を純正から交換して、ハンドルの高さを下げました。

■交換の経緯

シナプスはエンデュランスロードと呼ばれる長距離向けのフレームです。そのためヘッドチューブが長く、ジオメトリもあらゆる面でアップライトになるようなセッティングになっています。そのため17度のステムを入れてハンドルを下げていたのですが、それでも前傾すると窮屈な場面があるので、ハンドル全体を下げることにしました。

確かにブルべの後半は疲れてくる場面があるので、現状のポジションがちょうど良いこともあります。しかしブルべよりも近所を走る方が多いので、普段快適になるように合わせることに。

窮屈なポジションを解消するにはいくつか方法があって、

  • トップカバーを短いものに交換
  • スペーサーを取る(スペーサーがあれば)
  • ステムを長くする
  • ステムの角度を深くする
  • リーチの長いハンドルに交換
  • ドロップの深いハンドルに交換

あたりでしょうか。ハンドルを下げたいのか、遠くしたいのか、ブラケット位置はそのままで下ハンだけ下げるのか。やり方は色々あります。

今回は全体的に下げたかったのと、お手軽な方法が良かったのでトップカバーを交換してみる事にしました。ここを詰めると見た目も良くなりますからね。ちなみにこのトップカバーって呼称が定まっていないような気がするのですが、どうなんでしょう?ダストカバーとかヘッドカバーとか、色々な商品名がありますよね。

■購入した製品

今回はFSAのトップカバーを注文。アルミ製でスタックは8mmです。

ちなみにもう少し高くしたければ、8.7mmというバージョンもあります。こちらはカーボンになりますので、値段はややお高め。

届いたので、お店で受け取ってきました。ベアリングとの組み合わせによって、若干ガタが出る場合があるかも…とのことで、間に挟む0.25mmのマイクロスペーサーも3枚ほど一緒に調達しました。

コラムカットをしない場合は、トップカバーの交換によりハイトが減った分のスペーサーも必要になります。予め用意しておきましょう。私はそのことを全く考えていなかったので、作業が完了出来ずに焦りました。道具箱をあさったら出てきたので解決出来ましたが。。。

■交換作業

ステムを外す

それでは早速交換作業です。まずはステムを抜きます。ステムを抜く前に、ブレーキワイヤーの長さによってはハンドルだけを先に外しておく必要があります。私はハンドルを外さないとダメでした。

ステムの上に積んであったスペーサーを外したらゴミが沢山。。。たまには清掃しないといけませんね。

ステムを外してトップカバーだけの状態。実はTANGE製だった。

交換&スペーサー挿入

後はトップカバーを外して、交換するだけです。この状態になると、フォークがフリーになって外れてしまいますので、注意しましょう。床や地面に置いた状態で作業していれば心配ありませんが、トップチューブをつかむタイプのメンテスタンドに固定している場合は要注意ですね。余裕があれば、フォークを外してフォーク周りの清掃も一緒に行っても良いと思います。

従来のトップカバーは、25mm。

新しいカバーは7.8mmです。これに5mmのスペーサーを2枚積みます。合計17.8mmなので、約7mmほどハンドルが下がる計算です。

トップカバーを交換する際、装着が意外と大変でした。写真を撮り忘れたのですが、このトップカバーはOリングを内蔵しています。このOリングがコラムの径よりも微妙に小さい。Oリングはゴム製で伸びるため問題はなさそうなのですが、トップカバーに内蔵されているので装着時にリングだけを伸ばすということが出来ない。

小さなマイナスドライバーではみ出るOリングを押し込みながら、何とかカバーをはめました。

その上にスペーサーを2枚積み、ステムを装着。コラムカットはしないので、余ったコラム部分にスペーサーを2cm積みます。スペーサーは、コラムよりも高く積まないといけませんのでご注意。最後にトップキャップを装着して固定完了。

■作業完了

ということで完成しました。

小さくて見えないので拡大します。もっと落差を付けたかったですが、下がったのは7mm程度なので仕方ないですね…。スペーサーは1cm分積んでいるのでもっと下げる事は出来ますが、そんなに低く出来ません。

余ったコラムを何とかしたいですが、ポジションを戻すかも知れないので簡単に切れません。ステムが90mmで短めなので、ここにコラムがあるとEdge530やeTrexをステムに付ける時に非常に邪魔なんですよね。。。悩ましい。

別角度から。見た目としてはコラムの余りが非常に邪魔ですね。

今回はトップカバーの交換でした。トップカバーにも色々な高さがありますので、交換しても良いと思います。これは15mm。思ったのですが、7.8mm+5mmスペーサー2枚=17.8mmにするなら、最初からこの15mmのトップカバーを付ければ良いわけですよ。2.8mmくらいなら誤差ですし。ということで15mmも買いました…。ポジション調整って、やってみないと分からないですからね。仕方ない。

今回、私が使ったのは 7.8mm。

カーボンだと、先ほどの8.7mmというものがあります。

高さは色々ありますので、気になる人・見た目を良くしたい人は交換してみましょう。

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  1. 匿名

    morou2さん初めまして。

    > 小さなマイナスドライバーではみ出るOリングを押し込みながら

    カーボンコラムとゴムの滑りが悪いからOリングが引っ掛かるんだと思います。
    次回は、コラム先端にレジ袋を小さく切って被せる、その上からトップカバーを押し込んでみてはどうでしょう。

    これはバイクや車整備で使うテクニックで、オイルシールやダストカバーを痛めないでスムーズに装着する方法です。

    あと、サーファーの人もウェットスーツを着る時に、レジ袋に足を突っ込んでからウェットスーツを履くと、楽にスルスル着られるテクニックだそうです。

    • morou2

      匿名さん
      私もレインシューズカバーを履く時にはやっていました…同じことですね。
      『こういうものか』と思ってしまっていたので、全く思いつきませんでした。ありがとうございます。
      次回は試してみます。

ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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