雑記

嫌いだけど気になる…愛すべき霞ヶ浦 

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さて先週は久々のアタック霞ヶ浦でした。

霞ヶ浦は相変わらずの暴風が吹き荒れており、帰路は皆さん苦労していた様子(往路は追い風だった)。

霞ヶ浦に行くと毎回のように(5回位しか行ってないですが)風に苦しめられるので、私は霞ヶ浦に対してあまり良い印象を抱いていません。景色が良いと言いますが、片側はずーーーっとレンコン畑ですし。しかし土浦駅には立派なサイクリスト向けの施設が続々オープンしているし、首都圏から距離的に色々ちょうど良いし、りんりんロードも行くたびに整備が進んでいたりします。そんなもんで嫌いと言いつつ、ついつい気になってしまう霞ヶ浦について。

■先日のアタック霞ヶ浦にて

茨城県では、霞ヶ浦周辺や筑波山を中心にサイクリングを中心とした観光を訴求しているのはご存じの通りです。ブルべ当日も、レンタルしたであろうクロスバイクにヘルメットを装着して、楽しそうにサイクリングしているグループや家族を何組か見かけました。

しかしその日の天候は、前日に春一番が吹いたということもあり非常に強い北風でした。天気予報での風速が8m。障害物が何もない吹きっさらしの霞ヶ浦湖畔では、10m近く出ていたのではないでしょうか?

その向かい風の酷さたるや、体を傾けながら走らないといけないほど。ランドヌール(ズ)はそんな天候の中でもしぶとく走り続けるための経験値を持っている人も多いですし、最近はパワーメーターを見ながらパワー管理することも出来ます。

レンタサイクルの人は?

しかしレンタサイクルに乗っている家族連れに、時間配分とかパワー管理の発想があるとは思えません。むしろパワー管理しながらのサイクリングなんて、普通の人には楽しくないですよね。

一般的には車でやってきて、どこかに車を置くなり、電車でやってきて駅からスタートするなりするでしょう。レンタサイクルは返却する必要がありますから、往復コースになる可能性が高いわけです。追い風の時はともかくあれだけの向かい風だと、果たして無事に(予定を大幅に変更することなく)帰れたのだろうかと心配になります。

特に追い風は体感しづらいことが多いですから『今日はスピードが出るな??』と思っていたら追い風で、調子に乗って進みすぎると復路の追い風で痛い目に遭う、というのがサイクリストの定番なわけです。

それをレンタサイクルの家族連れに経験させるのは、あまりにも酷だと思うのです。『そこまで含めてサイクリングのだいご味』『自然の中で行うアクティビティなのだから仕方ない』という考えもあると思います。でも小学生の子供に、あの向かい風の中を10km走れ(途中に休憩を挟むとしても)というのは難しいと思うのです。はっきり言って楽しくないでしょう。『向かい風もサイクリングのだいご味』なんて思う訳がありません。

霞ヶ浦は頑張っている

しかし、霞ヶ浦のサイクリング環境が非常に整っているのは事実。標識も完備されていて、地面には矢印がペイントされており、迷うことはまずありません。ここまで整備されている地域はなかなかありません。

更に霞ヶ浦に限って言えば、サイクリングロードを走る限り信号が全く無く、ノンストップで走る事が可能です。景色は全く変わらないですけれど、これは本当にすごい。先日のアタック霞ヶ浦で爆風向かい風の中を30kmも走ったのに時間があまりかからなかったのは、信号が1つも無かったからです。

加えてこれでもか!と霞ヶ浦周辺の観光スポット、グルメスポットがPRされており、知りたくなくても知識がついてしまうほど。他の地域でもパンフレットやwebサイトなどは当然のように作成されていますが、こちらから情報を取りに行かないとアクセス出来ないことがほとんどです。情報をどこまでプッシュ型で届けることが出来るか?というのは広告予算にもよるのですけれども、逆に言うと霞ヶ浦に関してはそれ程に広告予算も投入されていると言えると思います。

■トラウマばかりだけど、何故か気になる霞ヶ浦

この通り、霞ヶ浦を実際に走ると風に対する文句しか出てきません。一方で非常に整ったサイクリング環境、潤沢に投入されている観光予算、情報へのアクセスのしやすさ、などを知ると『自分が体験した霞ヶ浦は、本当の霞ヶ浦のほんの一部なのでは…』と思ってしまい、何だか損した気分になります。

しかしそれに釣られて実際に走ってみると、凶悪な向かい風、どこまでも続くレンコン畑にうんざりしてしまうのです。

でも、信号や交差する道路がほとんど無いって凄いですよね。風が強いのは遮るものが無いからですが、遮るものが無いということは景色が抜群に良いということでもあります。サイクルラック付きのタリーズがある土浦アトレにも行ってみたい。

こういう風が強い土地こそ、積極的にe-bikeのレンタルを行って欲しいですね。e-bikeさえ導入すれば、どんなに風が凶悪でも(さほど)苦労せずに戻ってこられるはず?少なくともノーマルのクロスバイクより、はるかにマシなのは間違いありませんよね。

ということで、霞ヶ浦について思うところを書いてみました。書いていたら土浦に行きたくなってしまいましたね。上野からでも、土浦まで常磐線で1,200円。約60分で到着です。意外と近いし、今度行ってみたいと思います。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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