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荒川堤防の保護工事の進捗と20年ぶりにサイクリングロードが復活しそうな件

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■埼玉県内の荒川堤防工事が進んでいる

非常にローカルな話題です。2019年の台風以来、埼玉県内では荒川の堤防を補強する工事が着々と進んでいます。まずはこの大久保浄水場のそば、荒川総合運動公園管理事務所から堤防の上に登った地点。

堤防の上(天端)が立派に舗装されています。これらの工事の名称は『R1荒川左岸昭和外天端保護工事』。工事の発注者は国土交通省 関東地方整備局です。工事は2021/02/26までとなっており、間もなく終わる予定のようです。終わったら柵が撤去されて開通するのでしょうかね?

これがサイクリングロード扱いになる…とは思ってはいませんが、解放されれば自転車も相当走りやすいはず。一定数の自転車はこちらに流れてくるでしょう。

しかし、この堤防の上は20年前はちゃんとサイクリングロードだったのです。もはや覚えているのは一部の人だけになってしまいましたが、このことは以前に記事にしています。皆さんがサイクリングロードだと思っているのは実は迂回路なのです。迂回路になって20年も経過しているということですね。

上の写真の地点から少し南下すると、リンクしてある記事のサムネイル画像に表示されている羽根倉橋の交差点に出てきます。ここは先ほどの記事のサムネイル画像の通り朽ち果てた看板が立っていたのですが、ついに最近撤去されました。20年も同じ場所にあって、もはや景色の一部だったのに…。下の画像は、2021/01/30に撮影したもの。明らかに整地されていますね。

そしてこちらが同じ地点を2021/02/21に撮影したもの。なんと3週間で、先ほどの管理事務所の地点と同様に舗装がなされています(手前には柵が設置されており、立ち入りは出来ません)。

昔から荒川サイクリングロードを走っている者としては、感慨深いものがあります。しつこいですが、昔はこの場所から荒川総合運動公園管理事務所の脇を通り、アンモータースクールや埼玉県警察機動センター(パトカーが50台位格納されているところ)に出て、西遊馬のグラウンドまで『荒川サイクリングロード』が通っていたのです。

ちなみにアンモータースクールの交差点~西遊馬のグラウンド間は以前から通れます。また交差点から南側、出版健保クラブハウスまでは舗装がなされていることは上記の記事に書きました。着々と昔のルートが再整備されています。

気になるのは、これはあくまでも堤防の補修工事なので『長年迂回路を通していたサイクリングロードの正規ルートを整備しましたよ』となるのかどうか?ということです。

■他の地点も整備が進む

入間TT区間の迂回路

その他にも、入間TT区間の迂回路についても整備が進みました。

ここは上江橋を渡り左岸に出た後、すさまじく舗装が荒れた下道をしばらく走り、途中で堤防に上がり入間大橋まで走っていた区間です。ところが堤防の上(天端)が舗装され、下道に降りることなく堤防の上だけを走って入間大橋まで行けるようになりました。

上江橋の歩道

上江橋については、他にも上江橋の歩道の西端部分にかなり大きな段差があり、侵入する際は非常に気を遣っていました。それがアスファルトで埋められていたり、少なくとも10年以上放置されていた箇所が最近になって突然補修工事が進んでいます。

■出版健保クラブハウスから南の区間は?

さてここまで整備が進んでいるとなると、気になることがあります。『迂回路扱いって知ってました?』の記事で紹介した出版健保クラブハウスから南の区間です。間違いなく、ダートになっていたこの区間も舗装されているはず。何故かと言うと、先ほど紹介したこの写真の地点から出版健保クラブハウスまでは約1kmしかないからです。

早速確認して来ました。以前はダートだったこの地点(出版健保クラブハウスのすぐ脇)。

今では(2021/02/21現在)、この通りすっかり舗装されていました。この道が、荒川総合運動公園管理事務所まで続いています。まずアンモータースクールの交差点から荒川総合運動公園管理事務所までは舗装が続いていることが確認出来ました。

■実は全部続いているのでは?

そうなると次に気になるのが、実は全部続いているのでは?ということ。基本的に柵があって通れないため、確認も難しくあまり気にしたことは無かったのですが、舗装は荒川総合運動公園管理事務所から羽根倉橋までも続いている可能性が高いです。

ということで、徒歩及び500mおき位にある堤防を横断する道路を駆使して確認して来ました。再び荒川総合運動公園管理事務所から堤防を登った地点。何度も登場しますが、この画像の場所です。この画像は北側を向いて撮影したものですが、南側も新しく舗装がなされています。

一応、柵があり『入るな』という掲示もあるのですが、立派に舗装されている為に歩行者やママチャリのおじさんが普通に往来しています。柵はありますが、思わせぶりに柵の脇にはスペースがありますから、まぁ、近所の人は入りますよね。堤防の下からでも、人通りが多いことは容易に確認できます。

ここから少し南に行くと、google mapで『さいたま武蔵丘陵森林公園自転車線』と表示されている区間に到着します。ここまで舗装は続いていることが確認出来ました。この自転車線の南端は千貫樋水郷公園の西側あたりです。実はこの1km弱の自転車線区間は、数年前から舗装が完了しているのです。なぜここだけ先行して整備されているのかは、謎…。特に通行止めの柵なども無いため、脇道から登れば普通に堤防の上を走れます。1kmも無い区間なので散歩程度にしか使えないですが。

そして上の画像でGPSが現在地を示しているのが、この地点。ほんの数百メートルで羽根倉橋です。

画像の通り、堤防を横断する道路が通っている為にこの地点には普通に来ることが可能です。工事期間も2/26までとなっています。でも何もない場所なので(テニスコートなどはある)、わざわざ来たことは無かった…。この舗装が下の画像の様に羽根倉橋まで続いているんですね。

これで、アンモータースクールの交差点から羽根倉橋まで舗装が続いていることが確認出来ました。開通が楽しみです。

■サイクリングロードはどうなるのか?

ただ、唯一気になる点はこれが昔の様に『サイクリングロード』として復活するのかどうか。私の予想では、恐らくならないと思います。サイクリングロードとしては、パンフレットにも載っている通り今の道がそのまま残ると予想します。

理由は『歩行者などその他の利用者との共存』です。サイクリングロードは自転車専用道では無いことはご存じの通りですが、サイクリングロードとして扱ってしまうとどうしても勘違いするサイクリストが出てきます。あれだけ広くて立派な道ですから、トレインを組んで走る人たちも出てくるでしょう(トレイン自体は悪いとは言わないですが)。現に彩湖の堤防上はそうなっていますしね。行政側としては、そのリスクがあるのにわざわざサイクリングロードとして指定しないのでは?と思っています。

今のサイクリングロードが迂回路であることを示していた、20年物の古びた看板は既に無くなってしまいました。これで証拠は私のブログくらいしか無いわけですから、迂回路を既成事実として正規のサイクリングロード扱いすれば良い話ですし。

ただ自転車の通行が規制されるわけではないでしょうから、開通後は静かに楽しめば良い話です。昔のルートが復活すると、羽根倉橋から川越線の踏切まで1km程度は短くなると思います。自転車乗りとしては、走りやすくなることは大歓迎です。このまま整備が進み、走りやすくなると良いですね。