ブルべレポート2021

【ブルべ】BRM1023たまがわ 鬼怒川600完走しました 走行編その4

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今回は走行編の最終回、その4です。まとめ編、走行編その3はこちらから。

■C9まで

次はC4でも立ち寄ったファミマみどり大間々店を目指します。58km先、487km地点です。次のコントロールは久々にレシートチェックが入るので制限時間があります。クローズタイムは15:32。残距離は58kmあるのですが、あと3時間半しかありません。

実は日光のコントロールからはひたすら下りだと思っていました…。そのため『下り&平地オンリーなら58kmを3時間半なんて余裕』のはずでした。予習不足にも程がある。

しかしコントロールを出発すると、更に10kmほど登り続けることに。登りが終わらん。その上、市街地を抜けると斜度がきつくなってくるし。

『もしかしてこれはクローズ1分前とかもあり得るのでは…』と終わらない登りに焦りを感じ始めます。何かトラブルがあったら終了です。ギリギリ隊です。そんな時、トリさんが力説していた『クローズまで10分未満のレシートをゲットしてこそギリギリ隊!』という言葉が頭に浮かびます。

『とにかく登ってしまえば後は下りなのは確かだし、頑張れば残り15分くらいで到着出来る(特に根拠はない)だろうからギリギリ隊は回避出来そうだ』という理論で心を落ち着かせます。この登りがいつ終わるのかは実は最初からキューシートに記載されているのですが、ブルベ中は知能が低下しておりそんな事は思いもつきません。

とにかく残りを無心で登り、ようやく日足トンネルに到着。その名の通り日光と足尾を結ぶトンネルです。このトンネルは長さが約3kmあるうえに、トンネルの中央あたりが登りのピーク地点になっているというハードな仕様です。3kmは長大トンネルの部類に入りますが、日光、足尾とも明治時代から栄えており、往来の需要が高かったため開通は1978年と古いです。

このトンネル入り口到着が12:30。残り距離は約50kmですので、クローズの15:32には間に合いそうです。良かった良かった。

下りはわたらせ渓谷鉄道沿いに下っていきます。なだらかに数十キロに亘り下っていきますので、アベレージがどんどん回復していきます。下りがなだらかで長いのは、良いコースの要素の1つですね。四国の林道みたいに下り斜度が10%以上あってしかも枝や落ち葉だらけだったりすると、下りなのに15km/hで下らねばならずアベレージの回復が全く見込めなかったりします。

余裕が出来たので、途中の道の駅でコーラを補給…しようと思ったらコカ・コーラゼロしか無かったの図。コカ・コーラゼロは絶滅して欲しい。

この日はバイクのライダーで非常に賑わっており、ちょっと走りづらかったです。かなりの交通量でしたね。自販機で補給し損ねたので、途中の黒保根のファミマで休憩を挟みます。さっきまでの焦りはどこに行った。そして無事にコントロールのファミマみどり大間々店に帰ってきました。

487km地点、時刻は14:45。貯金は47分。私の感覚ではトラブル1回で消えるので貯金は無いも同然なのですが、リミットまで10分未満では無いのでギリギリ隊の定義には当てはまりません。ギリギリ隊には一生なれなそう。絶対無理。

■C10まで

さて次は約80km先の711青梅日立店を目指します。ほぼ平坦なうえにクローズタイムが20:52であり、80kmを6時間で走れば間に合います。さすがに余裕です。しかもコースは勝手知ったる埼玉が含まれており、コンビニの位置くらいは頭に入っています。

ここから平坦になるのは有難いですが、埼玉は中途半端な市街地がダラダラと続く土地柄。伊達に市の数が日本一ではありません。信号もそれなりに多くなりますが、小川、ときがわ、越生あたりは比較的走りやすくなります。

まずは上武大橋を通り利根川を渡ります。帰ってきたよ埼玉県(私は埼玉県民)。

深谷に入ると早速やまだうどんを発見。埼玉に帰ってきた実感が湧きますね。埼玉県民ならではの感覚。私の自宅のすぐ近くにも、ちゃんとやまだうどんがあります。

また、深谷で一人のランドヌールと信号で一緒になりました。30分ほど一緒に走ったのでてっきり同じ鬼怒川600の参加者かと思っていたのですが、小川町でコースが別れてしまいました。何度も同じことを書きますがN2開催の影響で、コースが重複するBRMがあるのか無いのか非常に把握しづらくなってしまいました。別れる時に怪訝な顔つきをしていたので、向こうも同じことを思っていたことでしょう。

こちらは小川町で迎えた日暮れ。日が暮れると一気に気温が下がりますので、小川町でPerfetto convertibleの袖を装着。ライトも点灯してナイトライドの準備です。ちょうと空が美しく染まる時間帯でした。

さて越生に入ると、また反射ベストを着たランドヌールに追いつきます。今度は確実に鬼怒川600の人です、良く見ると同じ東葛班スタッフのMさんでした。スタートから20kmほどは一緒に走りましたが、それ以来の実に36時間ぶりくらいの邂逅です。やっと知っている人に会えました。

Mさんとは比較的に脚が合うので、コントロールのコンビニまで一緒に走ることになります。コントロールまでにまた一人のランドヌールを吸収して、3人で一緒にコントロールに到着。568km地点、時刻は19:11です。貯金は1時間40分ほどあります。かなり回復しましたね。

■ゴールまで

711ではおにぎりとピザまんを買って補給します。ようやくゴールが見えてきました。ゴールは601km地点のファミマ調布染地二丁目店です。区間距離は33km。青梅から調布までは微妙に下りなので、楽に走れそうです。

ここでMさんとはお別れ。一人で進みますが、まぁ信号に引っ掛かって進みません。多摩川沿いに出るとやっと快適に走れるようになり、残り距離が順調に減っていきます。

パワーメーターを使うようになってからは最後のコントロールを出てからも脚が残っており、最後まで快適に走れるようになってきました。登りではとにかく出力を抑えてスローペースに徹しているので、平地でタレることが無くなりました。

以前は登りで脚を使いきってしまい、残り30kmの平坦ですら苦痛で仕方が無かったのです。文明の利器は素晴らしいですな。

そして無事に調布のファミマに到着。時刻は20:55、タイムは37時間55分でした。

レシートを入手して上記のツイートをすると、とりあえず3km離れたタイムズに停めてある車に戻ります。車に到着して一息ついたら、落ち着いて完走フォームから完走報告を送信。あとは翌日にブルべカードとレシートを発送すれば手続き一式は完了です。

SR申請のために不足していた400kmの代替として走った2本目の600kmですが、無事に完走することが出来ました。私はまとまった仮眠が出来ずに24時間近く走り続ける400kmが嫌いなので、ちょうど良かったです。これからも400は走らずに600を2本走る様にしようかな?

2日間を通して天候も良く、非常に楽しめました(もちろんコースの良さがあってこそ、です)。後は翌週に開催される『BRM1030 鴨川200』を完走することが出来れば、無事にSRとなります。

この記事を書いた時点では既に11月になっており、ブルベとしては新年度を迎えています。私は仕事が忙しい事もあって、200kmを走ったらしばらくブルベはお休みです。来年の3月には落ち着いているはずなので、それから次のことを考えるようにします。と言っても、既に来年の6月に開催される大洗・銚子300も私の担当なので、そこは決まっているのですが。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。

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