【レビュー】アプリで自分だけの設定を作れるiGPSPORTSのテールライト『TL30』

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iGPSPORTSから発売されたテールライト『TL30』のレビューです。iGPSPORTSから発売された初のテールライト専用製品となります。iGS630Sと一緒に10/7に発表された製品です。
(テールライト機能は、リアレーダーのSR30にも付いています)

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■入手経緯

今回はiGPSPORTSさんから提供いただきました。発売当日の10/7はオダックス埼玉のスーパーアタッククリスタルを走りましたが、iGS630Sと一緒に実戦投入です(バックアップのサイコンやライトは用意しました)。

今回も日直商会さんから箱が届きます。

中にはTL30とiGS630Sが入っていました。

■製品概要

スペック一覧

まずはスペックです。

  • サイズ:42×40×19mm
  • 重量:23g
  • ランタイム:最大50h(低輝度点滅モードの場合)
  • 明るさ:最大50lm
  • 通信方式:Bluetooth
  • 防水等級:IPX7
  • 充電方式:マグネット式専用ケーブル使用
  • その他:加速度センサー、環境光センサー

本体は40mm四方のサイズでコンパクトです。このサイズで最大50時間のランタイムが特徴。もちろん『最大』ですから、点滅モードでのお話です。その他、BluetoothでiGPSPORTアプリと接続できますので、スマホで自分だけのモード作成が可能です。

パッケージ、同梱品

こちらがパッケージ。

同梱品は以下の通りです。ゴムバンド、専用充電ケーブル、本体、マウント、マニュアルとなっています。

マニュアルを見てみましたが同梱品の説明だけ何故かひらがなになっており、お子様にも配慮する仕様です。『そうち』とか、ほっこりしますね。マニュアルに記載されている名称ですから、これが正式名称のようです。

外観

本体は40×40mmの大きさでコンパクトです。画像の右側側面にボタンが1つ付いています。電源のON/OFF、モード切替はこちらのボタンで行います。分かりやすいですね。

またステータス表示用の小さなLED(黄色い円の箇所)が装備されており、電源がONの場合(スタンバイを含む)は緑に光ります。バッテリー残量が少なくなると赤点滅に切り替わります。

裏側には充電用の専用ポートが装備されています。スペースの都合上、専用形状とせざるを得なかったものと思われます。クリップも装備されており、これを使ってマウントやその他の場所に装着します。

こちらが充電用ケーブルです。充電用ですから接続の際の向きは決まっていますが、マグネット式なので向きを間違えることはありません。

こちらはマウントです。シンプル。

実測重量

実測重量です。公称23gに対してジャスト23gでした。

ちなみに私が愛用しているキャットアイのラピッドX2キネティックは32gです。TL30はもっと軽くても良いと思うのですが、ランタイムを重視した電池のせいで重いのでしょうか。

■レビュー

取付

まずは取付です。付属のゴムバンドでシートポストに固定するだけ。特に変わった点はありません。しっかり固定されます。

ゴムバンドは大小2つ付属していますので、シートステーにも取付可能。

クリップ式なのでサドルバッグの取付用スリットや、ジャージのバッグポケットの縁などにも取付可能です。ただし生地が薄いと脱落する可能性があるので注意しましょう。

スーパーアタッククリスタルでは、当初はアピデュラのサドルバッグのスリットに取付けていたのですが生地が薄かったため固定が若干甘い感じでした。舗装の悪い林道区間で落としそうでしたので、ジャージのバックポケットに入れて光らせていました(この使い方は中々良かった)。

アプリ

最大の特徴であるアプリです。アプリの『デバイス』から他のiGPSPORT製品と同様に接続が可能です。主なメニューは、バッテリー残量表示、モードの表示、カスタムモードの編集、スマート機能の設定です。

カスタムモードの編集では、以下の項目を設定可能です。これがこの製品のキモです。明るさについては、中央のLEDと外側の環状に配置されたLEDを別々に設定できます。外側だけ点灯させて中央は消すという設定も可能。

各スマート機能の設定です。ブレーキセンサー、チーム同期モード、オートスリープ、インテリジェント感光(自動点灯/自動輝度調整)が設定可能。

充電

充電は専用ケーブルを使用します。専用だけあって0%の状態から1時間程度で100%まで回復します。汎用性は無いので、充電の都度準備をするのが少々面倒です。

しかし通勤で1日に30分使うような頻度だと月に1度程度の充電で済むので、今のところは不便を感じていません。

ちなみにバッテリー残量が一定以下に低下するとバッテリーセーブモードになります。どのモードにセットしても、30秒後に低輝度点滅モードに変わります。

使用感

まず最初に感じたのはコンパクトで軽量なこと。ポケットやカバンにもスペースを気にせず収納出来ます。シートポストに取り付ける際も場所を取りません。薄いのが特に有難いですね。

次に目的に応じてカスタマイズしてランタイムと明るさを調節可能な点が非常に優秀です。アプリも使いやすいので、信号待ちなどでサクッと設定を変更することが出来ます。

実際に明るさを調節してみます。まずは外側のみの点灯で、輝度は5%に設定。最大輝度は50lmのため理論的には2.5lmということになりますが、目安と思っておいた方が良いでしょう。ブルべではリアライトの点滅がNGとなっていますので、この設定が最もランタイムを伸ばせる設定となります。

明るい街中ではさすがに暗く、数メートル離れると全く目立ちません。

近寄るとそれなりの明るさはありますので、街灯皆無の農道などではそれなりの視認性を確保できるでしょう。

続いて最大輝度(100%)に設定した場合。先ほどと同じ距離からでもライトをはっきりと確認出来ます。

間近で見るとかなりの明るさです。

このように明るさを自由かつ簡単に調整可能な点がポイントです。街中では輝度を上げて、郊外に出たら輝度を下げてランタイムを延ばすという運用がスマホで簡単に出来てしまいます。

環境光センサーを搭載していますのでトンネルなどに入った時に自動点灯することも可能です。クリップを装備していますので、色々な場所に取り付けが可能なことも特徴です。

ランタイムについては、これから使い込んで確認する予定です。

■まとめ

コンパクトな本体とアプリによる設定自由度の高さを備えたテールライトです。点滅モードであれば最大50時間持続するバッテリー容量も備えています。

そのコンパクトさにも関わらず点灯モードを自分で作れることが最大の特徴で、スマホとの接続性が良いため走行中でもスマホから簡単に設定を変更できます。ランタイム重視や視認性重視など、その時の状況により柔軟に変更可能。

既にiGPSPORT製品を使っている人は、新たにアプリをインストールする必要も無くすぐに使えるので非常に便利です。私などはサイコン3つ、レーダー1つに加えてTL30が追加されたため合計で5つもデバイスを登録しています。もはや囲い込まれています。

この機能性で価格が4,730円というのは中々魅力的なのではないかと思います。iGPSPORTに手が伸びなかった人も使ってみて欲しいデバイスです。さすが日直商会です。

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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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