【レビュー】シンプルイズベスト。シュワルベ エアマックスプロ(デジタル空気圧計)

morou2

シュワルベブランドで販売されている空気圧計『シュワルベ エアマックスプロ』を買いました。かなり昔からある商品なのですが、ちょっとマイナーだと思うので紹介を兼ねてレビューします。商品名が完全に某スニーカーだと思うのですが…大丈夫なのでしょうか(笑)

■総合評価

  • ジャストなサイズで持ちやすい
  • 斜めの口金が使い易い
  • 比較的安価

■購入動機

パナのエアゲージが調子悪い

去年の12月まで、パナレーサーのこのデジタルエアゲージを使っていました。どこのショップにもある定番商品ですね。

ところがホイールをENVEのENVE45にしたところ、どうもENVEのチューブレスバルブと相性が悪いようです。エアゲージをセットしても空気が漏れるだけでまともに計測が出来ません。DTswissの時は問題無く使えていたのですが…。

それで店長さんに『パナのアナログゲージが欲しい』と相談すると『それならシュワルベも良いですよ』とお勧めされたので購入した次第。そもそもシュワルベから空気圧計が出ていること自体を知らなかったので、どんなものか興味が湧きました。Amazonでレビューを見ると、ひたすら海外のレビューが2,000件以上あるし。

このENVEのチューブレスバルブなんですけど、このair boneのポンプヘッドとも相性が悪くてですね、パナレーサーのフロアポンプを追加購入することになった犯人でもあります。

ただ、ひょっとするとENVEのチューブレスバルブとの相性ではなくて、口金部分のゴムパッキンの劣化の可能性もあります。良く見てみるとこれだけ劣化しているんですよね。

バルブと接する内側が、摩耗して毛羽立っているような感じです。

この点については、このパッキンを交換してから改めて確認をしてみたいと思います。ゴムパッキンだけでも補修部品として型番が付与されていますので、単品で購入することが可能なのです。

■製品概要

外観

パッケージは以下の通り。

コンパクトなタマゴ型で握りやすいです。

重量

重量は35gと軽量です。パナのアナログだと86g、デジタルでも72gありました。デジタルの何と半分以下。後ほど紹介しますが、余計な機能が付いていないためだと思われます。これ位に軽いと、新しいホイールやタイヤを買った時に行う『最適な空気圧を探るライド』にも携行しやすいですね(笑)

電池

動力はCR2032が1枚です。普通です。

機能


機能は以下の通り。

  • 仏、米、英の3タイプに対応 ※英はシュワルベ製のみ
  • 表示単位はBar、PSI、KPA、kg/㎠の4つ
  • 測定が完了するとビープ音で知らせてくれ、表示が固定される
  • 約40秒放置すると自動電源OFF

英式を含む3方式に対応していることがまず珍しいですね。ただし、英式はシュワルベ製のバルブのみ。英式だとそもそも測定が不可能なので、シュワルベ製だけでも対応しているだけマシですね。ちなみに米、英で測定する場合は、先端に付いている真鍮製のアダプターを外して使用します。

また地味な機能ですが、測定が完了すると(3~4秒ほどで完了します)数値が自動で固定されるのもありがたいです。

■レビュー

握りやすい

コンパクトなので握りやすいです。バルブに挿す時って、一気にやらないと空気が漏れますよね。手が小さい人もいますから、コンパクトなのは重要です。パナのアナログもコンパクトですが、デジタル(旧型)は大きいんですよね。バルブに挿しづらかったですから。新型になって少しだけ小さくなりましたけど。

斜めの口金がバルブに挿しやすい

この商品を見た時の第一印象は『タマゴから変な角度で口金が生えてるな…』でした。ところが実際に使ってみるとこの角度が良い。スポークの間からバルブに挿すのに都合が良いです。

バルブに固定可能

一旦バルブに挿すと、その後は自ら外す動作をしないと外れません。外す時は、ちょっと引き抜けば簡単に外れます。パナのデジタルゲージの時は割と必死にバルブに押し付けていました。その状態で数値を読み取るのは、面倒なんですよね。こちらは手を離せるので、数値の読み取りが非常にやり易いです。

■まとめ

勧められるがままに買った本商品ですが、意外にも使い易かったです。何より軽量、コンパクト。そしてパナよりも安い価格の割に、機能は必要十分なものが備わっています。他の空気圧計に備わっている空気圧調整のための『エア抜き機能』は無いのですが、非常に扱いやすいので特に不満はありません。一旦外してから空気を抜き、再度測定することで対応しています。その動作がストレスにならないんですよね。

他社との差別化を全く考えていないかのような、本当に空気圧の測定機能しか付いていない製品です。そこが逆に差別化になっています。ワールドワイドではシュワルベ製品は非常に普及しているでしょうから、後発の他社は余計な機能を付けて差別化する(価格も高くなる)しかなくなるんでしょうね。

日本では、空気圧計というとパナレーサーのアナログかデジタルのどちらかが標準と言えるほどに普及している気がしますが、マイナーなシュワルベももう少し普及しても良いと思います。使わない機能(ライトとか)の付いた製品をその分高い値段で買っているだけかもしれません。シュワルベは値段も安いですし、余計な機能は要らん。空気圧だけ測れれば良いのです。Simple is best.

実はこの製品、カラーバリエーションが存在します。黒もあるのです。といっても、BBBにOEM供給している製品の模様。ブラックが良い方はこちらを買いましょう(楽天とYahooで売っている製品はシュワルベの色違いなのですが、液晶部分のびみょ~な違いで2種類ある模様。そしてAmazonはフォルムが進化した感じになっていますが、品切れです)。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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