【レビュー】CAFE DU CYCLISTE 七分丈ビブショーツ『Adrienne(エイドリアン)』

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CAFE DU CYCLISTE(カフェドゥシクリステ、略称カフェド)の七分丈ビブショーツ『Adrienne(エイドリアン)』を買いましたのでレビューします。

■総合評価

  • 秋に涼しく冬に暖かい、最高のニッカー。
  • デザインが良い。パッドの品質も良い。
  • 価格は高い。

自らプレミアムブランドと名乗る『CAFE DU CYCLISTE』の七分丈ビブショーツです。来年に開催されるPBP用として購入しました。

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CAFE DU CYCLISTE『Adrienne』(TOKYO Life)
CAFE DU CYCLISTE『Adrienne』(TOKYO Life)

■購入動機

先ほども書きましたが、来年(2023年)のPBP用ウェアとして購入しました。ドロップバッグ用として2セットのウェアが必要なためです。私は元々ニッカー好きで、同じモデルの色違いを持っていたのですが気に入っていたため追加購入。

PBPは8月に開催されますが、フランスは北海道よりも緯度が高いため主に寒さに主眼を置いたウェアを用意する必要があります。イメージとしては悪天候の夏の北海道ですね(暑いと30度、峠で雨が降ると5度とか)。

このCAFE DU CYCLISTEのウェアは非常に高価ではありますが、パッドの品質が非常に高く、ブルべでもストレスが全くありません。一発勝負のPBPにうってつけです。

ちなみにCAFE DU CYCLISTEはフランスのブランドであるため、フランス革命記念日である7/14にセールが行われます。シーズン切り替わりの夏物処分セールなどでは在庫が無いことも多いのですが、シーズンと無関係に行われる革命記念日セールはサイズ、カラーの在庫も豊富であるため、毎年この時にだけ買っています(笑)

■製品概要

CAFE DU CYCLISTEブランドのニッカーです。

CAFE DU CYCLISTEとは

フランスのニースに本拠地を置くサイクルアパレルブランドです。価格だけではRaphaやASSOSに引けを取りませんが、扱い店舗が少ないため前述のブランドと比べると若干マイナーなブランドです。ロード用の他、グラベル用やオフバイクと呼ぶ普段着、様々な小物も販売しています。

製品スペック

価格などの製品スペックです。

  • 価格:26,715円(直販サイト価格)
  • 重量:240g
  • カラー展開:ネイビー、ブラック、ルイユ(オレンジ)
  • サイズ展開:XS~XXL
  • メイン生地:ポリアミド、ポリエステル、エラスチン

カラーは3色、サイズは6サイズ展開です。私は身長170cm、体重57kgですが、Sサイズを購入。

商品名は『Adrienne』。日本語表記では『エイドリアン』とされています。『エイドリアン』と聞くとシルベスター・スタローンしか思い浮かびません…(綴りは違いますが)。

生地について

生地はカラー別に3つのパネルから成り立っています。表地は、全体的に防水加工がなされています。

最もダークな部分は裏起毛となっています。

残りの2色の部分は裏起毛ではないのですが、脚の裏側は先ほどの裏起毛部分の生地が延長されています。起毛にしない方が伸縮性、通気性に優れるため、ひざから下のみをこのような手の込んだ構造にしているのだと思われます。

裾部分はシリコングリップです。適度なグリップで、これでかぶれたことはありません。

背面は大きめの左右一体化したストラップとなっています。中央部分はメッシュ。

パッドについて

パッドはイタリアのサイテック社が製造する『ElasticInterface』というブランドを使っています。サイテック社はASSOSなどにも供給しており、品質の高さには定評があるようです。

ボルドー色のパッド。複雑な形状をしています。

裾には小さな反射素材が縫い付けられています。

■レビュー

サイズ感について

今回はSサイズを購入。私は身長170cm、体重57kgですが、これでジャストサイズと感じています。裾やショルダーストラップなども緩い、きついという感触はありません。

保温性能について

ニッカーという商品は一般的に七分丈と呼ばれており、実際に膝下までを覆う長さであることが多いです。ところがこのエイドリアンは、商品紹介に『長めの七分丈』と記載の通り八分丈程度の長さがあります。具体的には、すねの半分程度までカバーする長さです。この『八分丈』という長さが非常に優秀なのです。

この薄手の裏起毛の生地がすねの半ばまで覆うことにより、他のニッカーよりもより低温に対応することが可能となっています。私のイメージでは、長めのソックスと合わせると気温5度くらいまではいけます。5度だと普通にタイツが登場する気温ですが、やはり動きやすさでは生地の薄いニッカーの方が上。

秋口や初春の『走りはじめだけ気温が低い』『予報では8~9度だけど、峠に行くので実際は5度前後になるだろう』という気温差の大きい場面で非常に重宝する存在です。

パッドについて

次に優秀なのがパッド。このパッドが非常に優秀です。

先ほど、イタリアのサイテック社が製造する『ElasticInterface』というパッドを使っていると書きました。正直なところ、他社から供給を受けているのであれば性能もそれなりなのでは…と思っていました。

ところが、私の手持ちのいくつかのブランドのビブショーツ/タイツ…特にカステリが多いのですが、その中で最も股が痛くならないのがCAFE DU CYCLISTEのビブショーツなのです。私は他にもう1枚のCAFE DU CYCLISTEのビブショーツを使っていますが、そちらも同様の快適さ。

正直なところ、パッドの合う、合わないは、乗り方や体重、使用するサドル、体格などで個人差が大きい部分と思います。それでもCAFE DU CYCLISTEのパッドは、私の股おいては価格相応の性能を発揮しているということは伝えておきたい部分です。

価格とデリバリーについて

最後に価格とデリバリーについて。価格は言わずもがな、高いです。基本的にはシーズンの切り替わりにセールが行われますので、そこを狙って買うのがお得です。ただしカラーやサイズが終わっていることがありますので、デザインに一目ぼれなどの場合は通常価格でも買いましょう。

配送料は日本円で23,000円以上で無料になります。送料が発生する場合は2,300円。いわゆる試着のみの状態で到着後15日以内であれば、返品も可能。返送料のみこちらが負担することになります。サイズが合わなくても大丈夫ですね。

また配送はDHLが担当しています。デリバリーは非常に早く、オーダーの翌日に出荷され通関も含めて1週間で手元に届きます。

商品が税関に到着し、通関が終わるとDHLからメールが来ます。デリバリーが1週間と驚異的な早さなのは、ここで税金をDHLが勝手に立て替えて支払ってくれているためと思われます。メールには、関税(1,400円)および輸入消費税(1,500円)、それと立替納税手数料(1,100円)をオンラインで決済せよとのの記載があります。※金額は今回の商品の場合

ここで支払いをせずに放置すると、配送時に現金での支払いになるとも記載があります。これは非常に面倒くさいので(家人にばれたりする)、私はいつも即時に支払いを行っています。立替手数料はいまいち納得がいきませんが、税金を含めてオンラインでカード決済出来ること、配送の早さを考えるとしぶしぶ受け入れています。

■まとめ

価格面では高級ブランドと言えるCAFE DU CYCLISTEの八分丈ビブショーツです。価格が価格なためか、あまりレビューを見かけないため記事を作成しました。

部妙に長い丈のおかげで、活躍する期間が長いです。1日の中や、標高差により寒暖差の大きい状況で非常に重宝します。

また価格に応じたパッドの性能を備えており、デザインだけでない製品です。気になる方は、この製品でなくともビブショーツを1枚購入してみることをお勧めします。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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