【取付編6】R9150系Di2 の新パーツを実際に取付してみた。ワイヤレスユニットEW-WU111とBM-DN100の取付
ハンドル廻りの作業が終わりましたので、次はいよいよワイヤレスユニットとバッテリーマウントです。
今回はY型ケーブルの『EW-JC130』を使用しています。BBにあるジャンクションBとの接続には、ケーブルを中継するための『継ぎ手』となるパーツを入れる必要があります。
ワイヤレスユニットの『EW-WU111』
もしくはアダプターの『EW-JC200』
を使う必要があります。これらを使用すると、エレクトリックワイヤーを中継して延長することが出来るということですね。
そしてEW-WU111はワイヤレスユニットとして従来のSM-EWW01と同様の機能をもつうえに、今回はbluetoothでスマホやタブレットと通信可能になっています。そしてbluetoothの機能を有効にするためには、マスターユニットであるバッテリーマウントもしくは内蔵バッテリーを新型にする必要があります。Di2の構成において、全てを司るのはバッテリーユニットなのです。最も確実に電源が供給される場所にチップが入っているんですね。
今回、私は新型の外装バッテリーマウント『BM-DN100-L』を使いました。
末尾がLの製品は、ボトルケージと共締めするタイプですね。
そして商品も到着しましたので、早速組み付けていきます。
まずは旧型のワイヤレスユニット『SM-EWW01』を外します。ステーが非常にスッキリしました。これでテールライトを付けやすくなりますね。
ちなみに旧型と新型のワイヤレスユニットが両方接続されていると、ファームの更新時に『競合しています』というエラー表示が出るようになっています。
新型のEW-WU111はこの部分に接続します。ハンドルから少しだけ出ているコネクタがありますが、それです。
接続後。ジャンクションAを経由していた時と比較するとルートが短くなるので、エレクトリックワイヤーが余ります(ヘッドに『C』というキャノンデールのロゴがありますが、その下側を大きく通っているという事)。レースをする訳ではないので、この状態でもそれほど問題は無いです。主に見た目。でも何かの拍子にワイヤーをひっかけてしまったり、ということもあるでしょうから長さを調整します。
ケーブルを10cmほど短いものに交換しようかとも思いましたが、ジャンクションBに巻き付けることで長さを調整。
ジャストの長さに調節することが出来ました。かなりスッキリしました。ケーブル買わずに済んだ。
次は新型バッテリーマウントのBM-DN100-Lを設置します。
設置すると言っても、旧型と交換するだけです。ボトルケージと共締めするので取付は少々面倒ですが、特に難しいことはありません。
これで全てのパーツの取付が終わりました。ただ、この状態ではbluetoothの接続機能が働くどころか、変速すらしません。案の定、ファームの更新が必要なようです。
変速くらいしてくれてもいいだろ…と思いますが、次回はファームの更新編です。
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