R9150系デュラエースDi2 新登場したパーツからシマノの方向性を探る②

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さて皆様いかがお過ごしでしょうか。

次は残りのユニットです。

1、EW-RS910(内蔵ジャンクションA・2ポート)
2、EW-RS911(ジャンクションA・3ポート)※詳細不明
3、EW-WU111(新型ワイヤレスユニット・bluetooth対応)
4、EW-JC200(新型2ポートアダプター)
5、EW-JC130(Y型分岐ケーブル)
6、SW-R9150(新型サテライトスイッチ)
7、BM-DN100(新型バッテリーマウント)
8、BT-DN110(新型内蔵バッテリー)
9、EW-WU101(旧型の形状のままbluetooth対応になったワイヤレスユニット)

のうち、1・2・3・4・5を紹介しましたので、まずはサテライトスイッチからです。

■サテライトスイッチ(SW-R9150)

この新型サテライトスイッチの画像はこれ。
sw-rs9150-a
取り付けるとこのようなイメージに。

sw-rs9150
従来のこのような2ボタンあった構造から、

2つ取り付けて『シフトアップ用』と『シフトダウン用』になったみたいです。タキザワのサイトでは『REAR only』の表記があるのですが、シマノのユーザーマニュアルによりますと、設定で『シフトアップ/ダウン』『フロント/リア』の切替が可能なようです。

sw-rs9150-b

実際にはフロント変速に割り当てる人はいないと思いますけどね…。

これはやたら大きくなったし、しかも2つ取り付ける必要があるので、私は従来の方がメリットがあると思ってしまいます。しかし取付ポジションについてはハンドルから明らかにはみ出ていた旧型から、
IMG_20170115_150315
今回はハンドルの裏に隠れるように装着できるようになりましたので、サテライトスイッチにも空力への配慮が見えます。またこの製品はスイッチ部分と取付台座部分に分かれているのですが、この取付台座にも『丸パイプハンドル用』と『翼断面形状ハンドル用』の2種類が用意されているという手の込みよう。

うーん、欲しくなりますね…。

しかしハンドルの左右両方にスイッチがつくというのは、どうなんでしょうか。私は少なくとも、今の大きなサテライトスイッチでも普通に上ハンを握れているので、意外と邪魔ではないのかも。

■新型バッテリーマウント・内蔵バッテリー(BM-DN100・BT-DN110)

これはバッテリーである、という主な機能においては従来と変わりません。しかし、このバッテリーマウント(内蔵バッテリー)には重大なミッションがあります。それは『マスターユニット』と言って、基盤がこの部品の中に組み込まれているということです。単なるバッテリーマウントでは無いということですね。Di2の各パーツは、実はこのマスターユニットであるバッテリーの支配下におかれているのです。

そのため、新型のワイヤレスユニット(EW-WU111 or EW-WU101)を使用する際には、マスターユニットであるバッテリーマウントもしくは内蔵バッテリー自体も新型に交換する必要があります。旧型のバッテリーマウントでもファームを更新すれば対応しそうなものですが、それは出来ないとのこと。相変わらずのシマノ商法ですね。シマノがアップしている『E-TUBE互換表』にも明記してあります。

※ちなみにこの記事を書いた2か月後に、6870系と9070系もDi2でもシンクロシフトに対応することが発表されました。新型バッテリーを買え!というのは、このシンクロシフトに対応するには旧型ではハード的に性能不足だったからのようです。

※E-TUBE互換表(20161209)  PDFファイル

ちなみにワイヤレスユニットには、見た目が旧型のまま中身が新型になった『EW-WU101』というのもあります。ややこしい商品を出してきますね…。

 

 

 

今回、ワイヤレスユニットが新型になったことで、Bluetooth LE経由でスマホ・タブレットとも接続して、PC本体や専用の接続機器である『SM-PCE1』が無くともE-TUBEが利用出来るようになりました。恐らくこのような大型のアップデートがあったため、ファームが全く新しくなってしまい、ファームアップデートでは済まなくなりマスターユニットごと買い替えを強制される…ということではないかな?と勝手に想像しています。

しかしながら、このバージョンアップによって、あの忌まわしきSM-PCE1やSM-BCR2と決別し、専用機器が無くともE-TUBEと接続出来るというのは、かなりの進歩です。1歩間違えるとこのように泥沼にはまることになりますからね…。SM-BCR2は内蔵バッテリーの充電器も兼ねているので、内蔵バッテリーユーザーはSM-BCR2が必須ですが、逆に外装バッテリーユーザーはSM-PCE1もSM-BCR2も必要なくなります。シマノ専用機器商法から、ようやく解放されるということですね~。ほんと、こういうwebと通信が必要なデバイスは、最初からスマホ経由で通信するように設計すべきですね。windowsに対応させるのは後回しでいいですわ。

さてこれで一通り紹介が終わりましたが、今回追加で出してきた細かいデバイスによって、

・エレクトリックケーブル類は限りなく内装して空力向上
・ワイヤレスユニットの位置変更によるルーティング簡素化
・E-TUBEのモバイル化により、様々な環境でもDi2の機能調整が容易に

という施策が読み取れます。あまりPRはなされていませんが、いずれも歓迎すべきアップデートなので、これから地味に広まっていくことと思われます。いずれ、ジャンクションAをステム下にぶら下げていたらかっこ悪いと言われる時代になってしまうのか…。次回はシンクロシフトとセミシンクロシフトの話です。

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