【2023 PBP】フロントバッグを付けたらライトが付かなくなったのでKCNCのマウントを導入する
PBPの記事です。今回はフロントバッグを付けたらライトを付ける場所が無くなったので、マウントを導入する話です。
■フロントバッグ導入
ライトが付かない
前回の記事で、コンビニの無いフランスにおいて走行中の補給を行うためフロントバッグを導入した記事を書きました。
フロントバッグ自体はPBPで使えそうなものが調達できたので満足ですが、その代わりにライトを付けるスペースがなくなりました。狭いハンドルに何を付けるのか?どうやって付けるのか?というのは永遠のテーマですね。
ランドヌールの場合、サイコンとナビ、ライト2灯およびベルは必須。それを付けるだけでハンドル周りは満員なので、プラスアルファで装着したいとなると何らかの工夫が必要になってきます。
手放せないサテライトスイッチ
特にDi2を使っている私の場合は、11速の頃からサテライトスイッチを使っているためにハンドル周りが元々窮屈でした。
12速になってからは以前のようなデカいスイッチでは無くなりコンパクトになりましたが、それでもこのスイッチがあるせいでライトを付けるスペースが明らかに奪われています。
サテライトスイッチはハンドル周りの貴重なスペースを消費することは確かなのですが、ヒルクライムの効率向上には確実に効果があるうえ、『変速のタッチポイントを増やせる』というのはDi2ならではの絶大なメリット。関東で言えば伊豆の東海岸のようなアップダウンがひたすら続くPBPには、必須の装備です。
しかし設置したり取り外したりするにはバーテープを剝がす必要があるため、おいそれと撤去出来ません。そのようなデメリットを理解した上で使っていますので、サテライトスイッチを活かしつつライトとフロントバッグを共存させる必要があります。
■KCNCのマウント導入
KCNCブルべマウント
そこで登場するのがKCNCのブルべマウントです。
この手のマウントを使えば簡単に解決するのですが、重量増になるのと、見た目がスマートでない、空気抵抗増となる等のデメリットがあるため導入を避けていました。
しかしフロントバッグを使うのはPBP限定の話なので、今回に限りスマートさは捨ててマウントを生やすことにします。
そしてこちらがマウント装着後。かろうじて2mmほど余っていたスペースにマウントを装着しました。精度も高く、固定力もばっちりです。
別角度から。ライトは中央に付けるとサイコン画面が見えなくなるため、両端に装着。
固定力には定評があるアイテムですが、6/3の鬼怒川600でテスト予定です。問題が無ければこれでPBPを走ることになります。
逆の配置もありうる
今回は『フロントバッグを付けたら、ライトを付けるスペースが無くなった』という流れでした。そのためマウントにはライトを装着しましたが、選択肢としては逆の配置も有り得ます。
逆の配置というのは、『ハンドルにはライトを装着して、フロントバッグはマウントに吊るす』というパターンです。
このパターンですと私のようにマウントを垂直に立てる必要が無く、空力的にも見た目的にもかなり改善されると思われます。
しかし以下の2点のデメリットがあり今回は見送り。
- バッグが固定されない
- バッグが遠くなる
シナプスは油圧ディスクブレーキのオイルホースが外装なのですが、そのホースにバッグが押し付けられている状態になっています。結果的にバッグが固定されていて、補給食の取り出しやファスナーの開閉がやりやすい状態が生じています。
またマウントの分だけバッグが遠くなりますので、こちらも走行中の補給食の取り出しやすさに影響します。PBPではトレインを組んで走る機会もあると思いますので、バッグを見なくても補給食を取り出せるということは重要な要素になるはずです。
ということでまずはこのレイアウトで運用してみたいと思います。