PBP(Paris-Brest-Paris)

【2023PBP走行記 その1】羽田からフランス到着まで

morou2

2023年に参加したPBPの走行記録を書いていきます。私は初参加でしたが、無事に86h50mで完走することが出来ました。

まとめ記事はこちらから。

ノウハウ的な部分については私の様な初参加の方を想定していますので、2回以上参加している方には冗長なくだりがあると思いますのでご容赦ください。

■いざフランスへ

エールフランスを利用します

PBPの日程は8/19の事前受付から始まります。まずはそれに間に合うように移動する必要があるのですが、時差ボケ解消の目的からか?私の周りでは8/16から早くもパリへ向けた移動が始まります。

私が予約していたエアラインは、エールフランスの深夜便。8/18の0:10に羽田を出発し、同じく8/18の7:55にフランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着するスケジュールの便です。フライト時間は約14時間ですが、日本とフランスの時差が7時間であるためこのようなフライトスケジュールになります。

日本から参加する場合、JAL/ANAを使うのが一般的ですが、そうしなかった理由は以下の通り。

  • フランス時間の朝に到着するので時差ボケ解消が期待できる
  • 日本人があまり使わないので、自転車が大量に積載されない
  • 出発時刻が遅いので、当日は準備に時間を使える

個人的な理由としては、2019年に初参加でしっかり完走したみいさんから勧められたから、というのが大きいのですが…時差ボケ解消が期待できるという点も大きかったです。

また日本人の乗客が少ないので自転車も少なく、空港に到着後もすぐに自転車が出てくるというのも地味に有難いです。JALやANAは便によっては数十台の自転車を積載しますので、早く予約しないと積み残されるとか、到着後に自転車が中々出てこないとか、PBP参加者が集中する便に乗っても良いことはあまりありません。

JAL/ANAのメリットは、帰りのCDG空港に日本人職員がいる、JAL/ANAのマイルが貯まる等でしょうか。エールフランスの場合はCDG空港の職員は当然に全員フランス人(英語は通じます)。JAL/ANAとはアライアンスが異なるのでJAL/ANAのマイルは貯まらず、『フライング・ブルー』というややマニアックなアライアンスのマイルが貯まります。

一応JALとエールフランスは個別に提携しているのでJALのマイルに転換できる制度が用意されているのですが、多くの例外が設定されておりまして、東京⇔パリ間のエコノミーの移動では基本的にマイル転換ができません。

この辺を勘案してエアラインを選択するわけですが、私の場合はとにかく完走の確率を少しでも上げることが優先順位の第一として明確になっていますので、マイルなぞどうでも良く、ストレスなく移動できそうだということでエールフランスを選択しました。実際、快適でした。

ということで、モノレールに乗って8/17の21時に羽田に到着。荷物は自転車が入ったシーコンとスーツケース、機内持ち込み用のリュックが1つ。羽田では、国際線は第3ターミナルですね。

遅い時間にも関わらず、改札で出待ちしていた前AJ会長、りゅうさん、みいさん。平日なのにお疲れ様です。

お見送りにきていただいて本当に嬉しい限りです。この前日にべいさん、この日の朝にトリさんも見送っており、(スケジュール的にも)私が最後となります。また同じ便に某ランドヌール8のTomさんも搭乗するのですが、なんと自走で空港に現れてそのままジャージ姿で乗り込んで、荷物はリュック1個。自転車の梱包もPEKOさんの輪行袋で済ますというミニマムぶり。

旅慣れているとかそのようなレベルではないのですが、本当にこのままのスタイルで機内でも過ごされていました。次回参加される人はぜひ参考にしてください。このスタイルなら70時間で完走できます。

この便には、他に日本人の方(同じく初参加だそう)が1人おりまして、その方は私と同じような荷物量でした。

チェックイン

チェックインについては、大型荷物を持っている人はチェックインカウンターの別の場所に誘導され、そこでチェックイン。日本語が堪能な(恐らく)フランス人の方に担当いただき、荷物の受付後に大型荷物の預入れカウンターに移動して自転車、その他の荷物を預入れ。

エールフランスの場合、自転車はサイズに関わらず事前予約をしたうえで、追加料金が必須となります。そのため預入れはスムーズ。重量も予約の際に伝えているのでチェックはありません。規定上は23kg以内という制限はあるのですが実務上はノーチェックなので、多少重くなっても全く問題ないでしょう。また大量に機内持ち込みするバッテリーの容量確認や、オイルのチェック(SDSも持参した)、預け入れる自転車のDi2バッテリー取り外し確認なども全てノーチェック。

身軽になった後は出発までビールを飲んで談笑。完走できなかったらどうするんだ!と散々プレッシャーをかけられます。見送りに来る前に、蒲田でウォーミングアップという名の飲み会を済ませているのでタチが悪いです(笑)

りゅうさんから貴重な梅干しももらいました。みいさんからも補給食詰め合わせをいただきました。

出発

ひとしきり談笑して、時間が来たので保安検査場へ。ドイターのリュックに詰めた大量のバッテリーは特に何もなく通過。

今回搭乗する機材。

定刻通りに登場開始。搭乗券に記載されたゾーンの順に搭乗します。通路側の席を予約した私は、最後の搭乗となります。

0:13、ほぼ定刻通りに離陸して14時間のフライト開始。スマホの時刻をフランスに合わせて7時間戻します。3時間後に機内食が配給されるというアナウンスがあり、時刻通りに運ばれてきました。ミールはチキンを選択。ワインの他にシャンパンも供されます。

みいさんが発注したパリブレスト。

追加のハイネケン。

ロシアの上空を飛行できないため、航路はカムチャッカ半島を回りベーリング海峡を通り北極経由で。カナダからグリーンランドを回り、北からパリへアプローチします。wifiに課金したのですが、北極海は通信区域外で辛かった。

夕食から9時間が経過して2度目の配給。間隔が9時間空くのは中々辛かった。

何か食べるものを持ち込んだ方が良かったですね。水は500mlのペットボトルを持ち込んだのですが、乾燥する機内では早々に飲んでしまい、後1本必要でした(CAさんに言えば少しは貰えるのですが)。

雲海から朝日が覗く。機内がようやく明るくなってきました。

到着間近にスマホ用のSIMカードを入れ替え。現地用のSIMカードは大手キャリアのorangeのSIMを買いました。私は国内ではIIJを使っているのですが、インストールしたIIJ用の構成プロファイルは削除が必要でした。削除しさえすれば、後は単にSIMカードを挿し換えればOKでした。

CDG空港に到着

やっと到着。予定通りフランス時間の朝8時着。スマホもorangeの回線をちゃんと掴んでいます。

この日の残りミッションは空港から宿まで移動するだけなので、気分が楽。時間はたっぷりあるので鉄道移動も考えましたが、体力を温存するため空港からの移動はタクシーを手配しました。

入国審査もスムーズに終了。審査窓口は『EUのパスポートを持った人』『それ以外』に分かれていました。AFに搭乗しているのは大半が『EUのパスポートを持った人』なので、我々少数派は行列が発生することもなく手続き完了。

荷物受け取り

AF到着便の荷物受け取りは、No.41のターンテーブルにまとめられていました。

私の利用したAF0293便は『Delivery in progress』の表示。その隙にトイレに行こうとしたその瞬間、唐突に私のスーツケースが流れてきました。なんでやねん。しかもこういう時だけ一番最初に流れてくるのね、危ない…。

続いて大型荷物(自転車)の受け取り。出口付近にあるNo.34だったかのゲートから出てきます。先に出てきたのはわんちゃん。自転車の台数が少ない事も有り、こちらも5分もかからず出てきました。

ベイさんと合流

すぐ脇が出口なので、荷物を持って移動。待っていてくれたベイさんと合流します。今回、ベイさんとは同じホテルに泊まることになっており、そのベイさんは1日早く到着していたのでお迎えに来てくれていたのでした。

タクシーで移動

さて待機しているはずのタクシーを探します。タクシー側とは事前に搭乗便の情報を共有しているので、到着に合わせて待機してくれているはずです。事前の情報では名前を書いたカードを持って待機している…ということでしたが、それらしき人が見当たりません。名前入りカードを持った人はたくさんいるのですが(成田でも見慣れた光景ですよね)。

到着時に利用したターミナルは『Terminal 2E』という場所。これも事前に共有しているため、付近の送迎用の駐車ポートを確認したのですが該当する車(ナンバーも事前に連絡が来ている)は発見できず。

仕方なく、待機しているはずのドライバーに直接電話をして位置を確認。お互いに適当な英語で会話するので全然わからん(笑) 

どうやら少し離れたNo.6という駐車ポートにいるとのこと。事前の情報と全然違うのですが…。とにかくNo.6へ行くとドライバーが待機していました。車から離れられないから、名前のカードを持って到着ゲートで待機するなどそもそも無理な様子。とにかく無事に乗車したのでベイさんと一緒に直接ホテルへGO。

タクシーは大型のバンを予約したこともあり160ユーロほどの費用でしたが、自転車を持って移動することを考えると安いものでした。体力はかなり温存されたと思います。PBPの参加は最初で最後と決めているので、多少の費用増と引き換えに体力を温存して完走確率の向上を図ります。

ホテルにチェックイン

ホテルには11時前に到着して、チェックイン。既にベイさんが先遣隊としてチェックインしているので楽です。

今回の宿はTrappesにあるホテル。駅から少し距離があり、あまり便利ではないのですが、買い出しなどの移動は自転車があれば何とかなります。まずは自転車の組み立て。同じ宿にはインドからの参加者が大勢宿泊していました。既に廊下が自転車置き場と化していますが、私のSCICONが一番邪魔だった…。

自転車を組み立てると、近隣の散策と試走を兼ねてコインランドリーへ。マメに洗濯大事。

晩御飯はせっかくなのでレストランで。

帰りに地元のスーパーで買い物をして就寝。明日はランブイエへ移動して事前受付です。

その2へ続きます。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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