エアロヘルメット OGK AERO-R1 使ってみました(インプレ編)
流行りに乗って先日購入したOGKの新しいエアロヘルメット AERO-R1 ですが、早速使ってきました。
■被り心地
当然ながら普通のヘルメットと変わりありません(試着の段階で分かりますけど)。OGKのラインナップの中で言うと、価格は上級モデルよりも安いにも関わらず、重量はエントリーモデルのヘルメットよりも軽いので、被ってしまえば特に普通のヘルメットと同じです。
■エアロ性能
気になるエアロですが、さすがに明らかな体感はありません。ダウンヒルすれば別なのかもしれませんが、自宅の近所を40km程度走っただけなので、残念ながら今回は平地のみ。ただ、腕や肩の周辺には速度を上げると『空気がうずまく感じ』があるのですが、頭部周辺にはそういった感触がありません。多少は空気の乱れを抑制する効果があるのでしょうか?
まぁエアロヘルメットは総じてあの形状なのですから、効果があることは今さら疑う余地もないのだと思います。ただ我々一般人は40km/hで速度を継続出来ればよい方ですし、その上に信号ストップもたくさんあります。そのためエアロ効果を発揮しきれない状況の方が多い、ということは念頭に置くべきでしょう。
■通気性能
エアロヘルメットで気になるのが通気性能です。このヘルメットは、『空力と通気性を両立』と謳われており、通気性能も犠牲になっていないそうです。
ヘルメットの裏側を見ると、このようにしっかりと空気の通路が確保されています。
前面のエアホールもかなり大きいです。
当然ながら、これらの穴は全て塞いだ方が空力的には良くなります。しかし一方で、穴を全て塞いでしまうと時期によっては汗を大量にかいてしまい、却ってパフォーマンスが低下してしまうことも十分にありえます。
これを被って走った時の気温は30度を超えていたのですが、特にヘルメットのせいで暑いということはなく、従来のヘルメットと特に変わりはありませんでした。しかしながら、穴の数は明らかに少ないですから、真夏の信号停車時なんかは多少つらい時もあるかと思われます。
■シールド
これは使う人と使わなくなる人に分かれると思います。まずこれを使えばサングラスは不要です。シールドがかなり大きく、風の巻き込みは感じますが目までは届きません。そのためコンタクトを使う人でも大丈夫と思います。シールドと普通の眼鏡(もちろんサングラスも)を併用することも可能です。
ただ私の場合は、実は無意識に顔をいじる癖があったらしく、知らぬうちに鼻や頬をちょっとかいたり目を触ってみたりしているようで、シールドを装着するとそれらのことが一切出来なくなります。鼻から上のラインは全てシールドで覆われ、指を入れるのも難儀します。
そのため額や鼻がかゆいから掻きたい、額や目の汗を拭きたい、という様な行為はかなり我慢を強いられることになります。それらを我慢してでも使いたいかどうか、ということになりそうです。サングラスでも十分代用可能ですからね。ただ、コンタクトや眼鏡を併用したい人、また雨の日などにはかなり有効そうです。
■ヘルメットライト
ブルベの時は前後のライトが必須です。いかにもライトは付かなそうな形状ですが、手持ちのライトで試してみました。
まずは後ろから。問題無く装着出来ました。
私の使っているリアライトはこれ。定番のBikeguy トライスターです。
デフォルトのベルクロだと太いので、家にあった細いベルクロと交換。
これで問題なく使えそうです。続いてヘッデンです。
こちらも従来のヘルメットと同様に装着することが出来ました。ライトについてはあまり心配する必要は無さそうです。
ということで、一通り試してみました。使用感はいたって普通で、その上でエアロ効果も期待出来そうです。シールドだけ慣れが必要ですが、雨の日には役に立ちそう。気になっている方は、とりあえず買ってしまっても後悔することは無さそうです。
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