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【レビュー】どこまでも走れと囁いてくるビブショーツ カステリ『ENDURANCE4 BIBSHORT』

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カステリのビブショーツ『ENDURANCE4 BIBSHORT』のレビューです。

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ENDURANCE 4 BIBSHORT
ENDURANCE 4 BIBSHORT

■総合評価

  • ロングライド向けのビブショーツ
  • 高いサポート性とフィット感で快適なペダリング
  • Progetto X2 Airパッドを備えるビブショーツの中で最も安価

ENDURANCE4は『ロングライド向け』を謳うビブショーツです。中価格帯の製品ながらも高い完成度からかなりの人気モデルであり、製品名の通り4世代目の製品となります。

■入手経緯

いつもは『購入動機』となるこのパートですが、今回はカステリ社のご厚意によりこちらのビブショーツを提供いただきました。そのため『入手経緯』としています。いつもありがとうございます。

■製品概要

製品概要

まずはwebサイトに載っている情報を以下にまとめます。

  • サイズ展開:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL
  • カラー展開:1色(2026年5月現在)
  • 公称重量:181g
  • 対応温度帯:15~35度
  • パッド:Progetto X2 Air
  • フィット:テイラードフィット
  • 価格:24,200円

価格は24,200円と中価格帯に位置する製品です。価格帯が近いのは『ESPRESSO2 BIBSHORT』で、価格は27,500円。

ESPRESSO2の公称重量は176gとほぼ一緒、対応温度帯は全く同じ、パッドとフィットも同じとなっており、非常に似たスペックの製品です。

そこで今回はESPRESSO2との違いも交えてレビューすることにします。どちらも『快適性』を謳う製品ですが、果たして何が異なるのか。

細部の紹介

細部の紹介です。オーソドックスな外観ですが、大き目のパネルとしっかりとしたシリコングリップが特徴です。

きしめんタイプの着圧分散ストラップ。ストラップ根元のバックパネルはやや狭め。

一見すると通気性が悪そうに見えてしまいますが、良く見ると細かなパンチングがなされており、通気性は確保されています。

バックパネルはこのようにサイドまで繋がっており、通気性の向上と腰のサポート機能を担っています。

シリコングリップは、しっかりとした幅広タイプです。

パッドは上位モデルのProgetto X2 Airが採用されています。定価ベースでは、現時点で最も安くこのパッドが使えるモデルとなっています。

生地

生地はナイロン71%、ポリウレタン29%。

比較対象とした『ESPRESSO2 BIBSHORT』ですが、この製品は生地のしなやかさがウリ。したがって、伸縮性を出す目的で使われるポリウレタンの比率が高いかと思いきや、その混紡比率はナイロン73%、ポリウレタン27%。

こちらがESPRESSO2のタグ

2%の違いですが、ENDURANCE4の方がポリウレタンの比率が高くなっています。

しかし、着用するとしなやかで着心地が良いのは、ESPRESSO2の方なんですよね。この違いを生み出す要因は何なのか、後ほど考えてみたいと思います。

実測重量

Lサイズの公称181gに対して、Mサイズの実測重量は178gでした。ほぼ公称通りです。ちなみにESPRESSO2(Mサイズ)の実測重量は173gでほぼ変わりません。

■実走レビュー

サイズ感

今回のサイズはMサイズです。私の体格は身長170cm、体重58kg。カステリのビブショーツは、いずれもMサイズがジャストフィットしています。

左脚後方に『CASTELLI』ロゴ、右脚前方にサソリロゴが、いずれもホワイトで入っています。

後方から見るとパネリングの様子が分かります。ペダリングをサポートするように、背中からカーブを描いて膝上まで回り込む部分が1枚のパネルとなっています。

その他、↑の画像で腰部分から大腿直筋を覆うように前まで回り込むパネルと、パッド周りのパネルの計3枚から構成されています。

この独特のカッティングがペダリングのサポート感を生み出し、ESPRESSO2とほぼ同じ混紡比率でありながら『ESPRESSO2ほどのしなやかさではない』要因になっていると考えています。

こちらの画像を見ると分かりますが、ESPRESSO2は1枚のパネルが極端に大きいですからね。設計思想が全く別方向です。ESPRESSO2の『吸い付くようなフィット感』は、このパネリングにより実現されています。

こちらはESPRESSO2 BIBSHORT

実走

さて実走です。

ジャージは肌触りの良さが特徴の『CLASSIFICA2 JERSEY』を合わせて、いつもの荒川堤防上のCRへ。

5月中旬ですが気温は既に30度です。L2程度の強度で走っていますが、30度くらいなら全く問題ありません。

この日は午後に用事があったため50kmほどのライドとなってしまいましたが、CRを90分ほど黙々と走り込みました。

前述の通り、ESPRESSO2の吸い付くようなフィット感とは異なり複雑なパネリングによる適度なコンプレッションと、ペダリングのサポート感は確かにあります。明らかにESPRESSO2には無い感覚です。

他にペダリングのサポートを感じるビブショーツといえば『PREMIO EVO BIBSHORT』くらいでしょうか。他のビブショーツと比べるとペダリングのしやすさが明らかに優れており、無限のロングライドにいざなう魔性のビブショーツです。

また裾のシリコングリップは大袈裟かな、と思っていたのですが、しっかり仕事をしてくれています。

カステリ公式サイトの説明には『パッドの性能を最大限に引き出すには、フィット感が不可欠。 そのため、腰まわりの縫製位置まで緻密に設計し、サドル上で自然なフォームを実現しました。』とありますが、このシリコングリップのおかげで、ダンシングをしてもパッドの位置が全くズレないのです!

これはロングライドでは重要な要素です。ここが甘いと、信号待ちやダンシングでサドルから腰が離れるたびにパッドの位置が微妙にズレてしまい、地味なストレスなのです。ところがこの製品はそれが無い。

裾の位置がしっかり決まるので、ペダリングのサポート感も設計意図の通りに性能が発揮されているのでしょう。パッドの位置がビシッと決まることがこんなに快適だったとは…。使ってみないと分からないですねぇ。

また先ほど紹介した通り、腰部分には背中からバックパネルが回り込んでいます。前述の説明文には『腰回りの縫製位置まで緻密に設計し』とありますが、ここも絶妙なサポート感と通気性の高さを実現していると感じます。

ESPRESSO2は『着心地の良さ』という快適さでしたが、ENDURANCE4は『走りのストレスが無い』という快適さを追求している製品でした。

■まとめ

『ロングライド向け』というだけあり、安価ながらも上位パッドを採用し、『走りの快適さ』を追求した製品です。

より上位もモデルにもペダリングのサポート感を謳う製品はありますが、それらと同等の機能をこの価格で実現しているのはかなりコスパが高いと言えます。

ESPRESSO2との違いは『快適さの方向性』ですが、『着用感の良さ』と重視するか『走りの快適さ』を重視するか?は人によって優先度合いが異なると思います。

どちらを買うか悩まれている場合は、そのあたりの優先順位を明確にして判断すると良いと思います。もちろん、ベストなのは『両方買って使い分ける』ことですが…(笑)

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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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