【SR600四国】帰ってきました。SR600四国山脈のまとめ
さてSR600四国山脈を走ってきました。結果はDNF。かなり準備をして臨んだのですが、自然には勝てず。自転車はそもそもお外を走る遊びなので、ある程度自然に翻弄される部分がありますよね。しかし今回の台風相手にはどうにもなりませんでした。
■アクシデントの数々
最強台風21号
出発の1週間前になって台風21号が発生。『今年最強』という、全く有り難くない称号のついた21号は当初からのルートを全く変えることなくまっすぐ四国目指して進んできます。
4日前になって、ランドヌール部門(60h)での認定は諦めて、ツーリスト部門で完走するプランに変更します。滞在を1日伸ばし、当初は『150km、245km、220km』の3日間で走破するプランを『150km、145km、100km、220km』の4日間で走行するプランにしました。
台風が四国に上陸する前に、ギリギリ朝の8時頃に宿に滑り込んで、そのまま通過するまで1泊。その後は従来の予定通りに走行するプランです。おかげで宿や帰りのJRも全て日程変更。予定通りにスタートし、1泊目の宿までは計画通りに走行していました。
家庭内アクシデント
ところが1泊目の宿でカミさんから電話があり、ちょっとしたトラブルが発生してることを告げられます。カミさんは予定を切り上げて帰宅の必要は無いと言ってくれましたが、家庭内が安泰でないのにのうのうと遊んでいて良いのか?という問いが、それ以後ずっと頭の中に。もやもやを抱えたまま、すっきりしない気分で走ることになります。
追い打ちの台風被害
ところが(ある程度は覚悟していましたが)、予報通りの強烈な台風21号が通過すると、一夜にして四国各地で通行止めが発生。9/4の夜の出来事です。見事にSR600のルート上にも多数の通行止めのマークが表示されており、とても完走出来る状況では無くなってしまいました。
倒木などであれば数時間で復旧する可能性もありますけれど、実際に行ってみて『やっぱり通れませんでした』というのは避けたいところ。特に後半は人里離れた林道を真夜中に通過するルートがメインなので、そんな場所で立ち往生することは考えたくありません。
結局この通行止めのほとんどは、一両日中には『終日全面通行止め』から変更され、日中の通行は可能になった箇所が多かったです。しかしこの時点ではその様なことは分かる筈もなく。ホテルのTVから流れ続ける大阪での甚大なあの被害を見るに『復旧までに最低でも1週間はかかるのでは無いか』と思い、その晩にDNFを決意。
もともと家庭内の件で『独りでお気楽に遊んでいないで、早く家に帰るべき』という声も自分の中に抱えており、その後押しもありました。
結局、帰宅予定が1日早まったので、再度宿とJRの日程変更を行います。当初の日程の通りになった訳ですね(笑)
3日目に宿泊予定だった宿(ラフォーレつるぎ山)はキャンセル。2日目の投宿地の早明浦湖から、大歩危を経由して伊予西条まで戻りました。
今回の私のSR600四国山脈は、このような形で幕を閉じました。埼玉からだと当日移動も可能なFujiや北関東と比べると、移動自体が1日がかりの四国。家族持ちには気軽にエントリー出来るものではありませんから、大変不本意な結果です。ですがどれも仕方ないことばかりですし、台風については予報の段階からある程度の覚悟が出来ていました。その分、走行していた時間に関しては大変に楽しむことの出来た旅となりました。
次回以降はこれから参加される方のために、私が走った部分を記録として残しますので参考にして下さい。 (ああ、台風さえ来なければ…w)
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しつこいですけれど、やはり今回一番役に立ったのはこれ。ヒルクライムが長い、登りが始まると自販機も無い。ただし湧き水は豊富なので、こういったすぐにカロリーに転換される燃料さえあれば出力を維持して登る事が出来ます。