BRM709 北海道PBP1000 走行記録その3(2日目_2)

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さて、その2(BRM709 北海道1000(PBP))からの続きです。

ということで、後続が来ないのを不思議に感じながらも、腹ごしらえも終わったし午前中の大ボス・知床峠攻略に進みます。知床峠はここから15km・標高約740mと楽ではないスペック。コンビニを出るといきなり斜度6%くらいのループ橋が。

世界自然遺産 and 国立公園の看板。傾いているのは上り坂だから。

私たちはまだ比較的気温の低い8時台にアタックすることが出来たのですが、それでも十分過ぎるほど暑い。後から来る人達は相当キツイと思われます。ピークまで15kmの内、スタートしてから8km位までは木陰もあり少しは涼めたのですが、標高が上がってくると植生が変わり木陰が消滅。ひたすら日向が続く、熱中症と隣合わせのヒルクライムです。私はピークの手前2kmでボトルの水が枯渇してして焦りました。下を振り返るとちょうどヨシダさんが登ってくるところでした。絶景を独り占めですね。

ご覧の通り、木陰は一切ありません。標高が上がって多少涼しいとはいえ、これはキツイ。しかしながら、絵的にはポスターのようです。他に誰も映っておらず、絶景を独り占め。撮影のために貸切りしたかのようです。

そしてようやく知床峠のピークに到着!時刻は9:50。熱中症にならないように途中で休んだりもしていましたので、約80分かかっています。お約束の石碑と記念撮影です。この日は文字通りの快晴で、羅臼岳がこんなにくっきりと見えるのは珍しいのではないでしょうか。初めて来たのにこんな写真が撮れて本当にラッキーでした。また、ここはかなり観光客で賑わっていたのですがちょうど八王子から来たというご家族と一緒になり、こんな場所で自転車で何をしているんだと質問責め。結局ヨシダさんも含め、皆で記念撮影をしてしまいました。

国後島もはっきりと見えます。

一通り写真を撮りあって満足すると、ボトルの水も無いし長居は無用と反対側の羅臼の町へ向けてダウンヒル開始です。…と思いきや、先頭を行くヨシダさんの前にいきなり鹿が!

ホントに峠のピークの直後です、これは通り過ぎてから撮影したもので、鹿がまさに柵を飛び越えんとするところに出くわしてしまいかなり危なかったです。こちらに驚いて柵を飛び越えるのを断念してくれたから良かったものの、タイミングが少し違えば柵を飛び越えて路上に出たばかりの鹿に突っ込む…ということも十分あり得ました。

その後は車も少ない道を気持ち良くダウンヒル。ヨシダさんが道の駅知床・らうすでソフトクリームを食べるつもりだ、というので道の駅にピットイン。時刻はまだ10:15くらい。ヨシダさんは無事にソフトクリームをgetして、私は道の駅を物色。昼飯には少々早い時間でしたが、相変わらずこの先には何もないので、道の駅で海鮮丼を食べて早めのランチにすることに。道の駅の2階の食堂で、ヨシダさんはうにイクラ丼、私はイクラ丼をオーダー。他に客もいないのですぐに出てきますw 右上に映っている液体は、もちろんノンアルコールです。久しぶりのまともな食事、道の駅の食堂ですが美味しかった!

2人して海鮮丼を堪能した後は、次の目的地である中標津のPC4を目指します。道の駅が340km地点、PC4は407km地点。距離は67kmと大したことはありませんが、気温は明らかに30度前後なので、途中の標津の町(386km地点)でドリンク補給が必要になりそうです。

10:45位に道の駅を出発後は、左手に国後島を見ながら海岸沿いを進んでいきます。途中の薫別トンネルの手前で2人とも眠気が来て、郵便局の裏手の建物の日影にあった草むらに寝転がって昼寝。風が通り抜けて気持ち良かった~。

更に進んで標津の町から内陸の中標津にようやく到着。いい加減暑さに2人とも参ってきています。中標津の町は大きくてびっくり。すごい交通量です。国道沿いには自動車の販売店が全メーカーありました。PC4のセイコーマートは町を抜けたところにあるので、しばらく市街地走行が続き、ようやく到着。信号や大型車が多くて大変でした。407km地点、時刻は14:14。PC3から100kmに7時間弱かかってしまっていますが、自分の予定表によるとPC4には15:00に到着することになっているので、まだ貯金は30分ほどあることになります。

PC4到着でようやく約400kmを走破。400ブルベが1本終わった勘定です。さてここからは熱波の中をあと46km頑張って、予約してある弟子屈のホテル摩周に到着することがミッションです。400ブルベの後に自走して家に帰る感じですかね。

ここからは、途中で別海町を抜けて弟子屈町に至ります。しかし暑い、とにかく暑い。昨日の朝起きてから、数分の仮眠だけで既に30時間以上まともに寝ておらず、しかもこの暑い中を400km走ってきた体には、ことさら堪えます。別海町付近の道はまるでビーフラインのようなアップダウンが続き、脚が削られます。そしてついに別海町に入る寸前の、中標津町の外れの集落・計根別というところで暑さでギブアップ。異様に集中力が落ちて脚が回らず、眠気も襲ってきます。これって熱中症一歩手前やんと思い、頑張ることをやめて集落がある内に休憩。運よくAコープがありましたので、建物の日影で休憩します。ヨシダさんも巻き添えに休憩してしまい、申し訳ありません。

10分ほど休んで一息つくと、少し復活です。景色はひたすら牧草地。

別海のあたりは酪農が盛んですので、『牧草をロール状にした例のやつ』が並ぶ光景が独特です。ちなみにこのロール状にした牧草は、『ロールベールラップサイロ』と言います。刈り取った牧草をロール状に成型して(ロール状にする機能を持った専用の作業車があります)、ラッピングすることで、中で牧草を発酵させ、長期保存を可能にして更に栄養価を向上させるものです。

残り30kmを何とか突破して、ようやく着きました…ホテル摩周。452km地点、17:15着です。予定では17:00着ですので、貯金は無くなり15分ディレイ。それでもあの暑さなら、上出来です。一応予定では、22:30に出発することになっているのですが、睡眠の他に色々こなすタスクがあって、既に無理そう(笑) もうここでDNFして、ビール飲んで朝まで寝たいよー。

ヨシダさんとは『一応23時集合で…』とゆるく約束をして、チェックインとドロップバッグの受取り。そしてエネルギー補給のために、まずはコンビニへご飯を買い出しへ。その後は風呂、洗濯、自転車のチェーンを掃除して洗濯物を干し、ドロップバッグで送り返すものをパッキングして、アラームをかけて就寝。明日?はいよいよ阿寒湖への登りです。

それではおやすみなさいzzz(BRM709 北海道1000(PBP))

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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