【ブルベ】BRM924 たまがわ300夢の国 完走しました その1
さて先日は9月の2回目となるブルベ『たまがわ300夢の国』に出走、無事に完走することが出来ました。主催の隊長さん、Triさんありがとうございました。
今回は某TDRの目の前、舞浜駅スタートということで、エントリーの数もそれなりに盛況だったのですが、2016年の9月は台風連発、秋雨前線も微動だにせずひたすら雨が降り続くという自転車には不遇な状況。当然本ブルベの前日もがっつり雨が降っており、当日もあまり予報が芳しくないということでDNSが連発。結果的にはエントリー約30名に対して出走15名、認定11名という久々のサバイバルなブルベとなりました。
今回のサマリーはこちら。
距離は約300kmちょっと、獲得標高は3,000mということだったのですが2,500mでしたね。雨だと高度が怪しくなる?
今回のコースのキモは、
・夜中の0時スタート
・房総半島中央部のエグい林道を3回通過
・その後もひたすら続く細かいアップダウン
・前日まで雨、当日も午後は雨予報
の4つ。これぞ房総半島という内容ですね。
それでは早速いってみます。
今回のブルベは土曜日の0時スタートということで、スタート地点こそ舞浜駅前と行きやすいものの、1週間仕事して(月曜と木曜が祝日でしたけど)そのままブルベに行くというなかなかハードな設定。帰宅後に自宅で20分ほど仮眠はしましたが、果たして日中にどれだけ眠気が来るか。
深夜になると電車の本数も少なくなるので、到着時間の都合で乗り換えなしの武蔵野線で行く予定が結局東京駅まわりに。今回は浦安市(の対応)が色々厳しかったということで、駅前の広場がスタート地点。日本橋の様にサインをして受付です。舞浜駅の北口なんて、初めて降りました(^_^;)
今回は前日まで雨が続き、林道の様子も落葉や枝だらけで(雨で無くてもそんな感じかも知れませんが)、夢の国という名称とは真逆のコース内容となっています。おかげで当日に出走するのは『DNSってなんですか?』という猛者ばかり。出走15名の内の半分が知り合いという、かつてない変態度が濃縮された状況(笑)
とは言え、少なくとも15時位までは久々に雨が降らなそうな予報なので、快適なサイクリングが出来たらいいなー、と淡い期待を持ちつつ主催の隊長さんのブリーフィングを受けてスタート。TDRの前を一瞬だけ通過…。
まずはいつものコースで海浜幕張や蘇我を通過して、市原まで。実は夜スタートは初めてなのですが、最初からナイトライドというのはドキドキしますね…。
ちなみに路面はずっとウェット、そのうえライトで照らすと判るレベルの霧雨がずっと舞っており、夜中なのにかなりの蒸し暑さ。
市原まで来るとようやく走りやすくなってきます。 そしてほぼ2時頃に51km地点のPC1、ローソン市原海土有木店に到着。
ちなみに海土有木は割と有名な方の難読地名ですが、あまありきと読みます。ここはサクッとおにぎりを1個買って、最初のヤマ場:大福山へ向かいます。ここはピークの看板の前で写真撮影をせよ、というフォトコントロールになっており、下りにダート区間があるという楽しませてくれそうなところ。果たしてどんな道なのか…とワクワクしながら登っていきます。
というか15名しかいない上に、スタートのウェーブが3つあるので参加者が分散していて、誰にも会いません…。GPSが無かったら確実に遭難してそうな道を、1人でひたすら登っていく…。
そして完全にGPSに頼って何とか大福山のピークに到達。登りの途中でかなりの葉っぱが散乱しており閉口したのですが、こんなのは序の口であったことを後に思い知るw この看板と自転車を一緒に写真に収める必要があるので、ヘッデンの灯りを頼りに何とか撮影。
そしてお待ちかねの下り。この下りもGPSがあるにも関わらず2度ほどミスコース。まぁ50mも進むとルートを外れていることが判るので実害は無いのですが、GPSが無かったらどうなっていたか。途中のダート区間はこんな感じで穴ぼこが開きまくり、なかなかエキサイティング。穴はもれなく水たまりになっているので、無数の穴を全て避けながら下っていきます。でもガレている訳では無いので、ライトさえちゃんとしていれば大丈夫。しかし、何でここだけダートなの?
ようやく大福山から降りてきて、センターラインのある道に復帰すると一安心。しかしその後も『単なる生活道路にしか見えない国道410号』とかを通り、空が明るみ始めた頃にようやく111km地点のPC2:セブンイレブン鴨川長狭中学校前店に到着。時刻はちょうど5時。ここでついに20分後にスタートしていたクロサワさんとN木さんに追いつかれる。他のライダーに会ったのは、今回のブルベでこれが最初で最後なのであった…(笑
) じんじんさんは私と同じウェーブだったので、とっくに先に行っているし。クロサワさんも『誰にも会わないけど、どうなってるんだ』と散々言ってましたね。何故なら全部で15人しかいないからです(笑)
後から来たお二人はちょうど私が補給をし終えたところだったので、お先に失礼して次の難所・航空自衛隊のレーダー基地のある千葉県最高峰の愛宕山を目指す。ここもかなりエグいことになっていそうで楽しみですね。千葉の場合はこの最高峰の愛宕山でも標高370mくらいしかないので、ヒルクライムでもせいぜい30分も頑張れば良いので気分が楽です。
愛宕山に登るころにはすっかり空も明るんできます。
実は愛宕山のピークは自衛隊の基地の中にあります。そのため『ここがピークですよ』というものは無く、基地の前を過ぎると何となく下りが開始。この次のチェックは『大山千枚田』という棚田で写真を撮るというものなのですが、ここまでの下りがまたエグい。何やら針葉樹系のオイリーな葉っぱが一面に散乱しており、結構な急勾配で下ることもあって何度かスリップ。落車こそしなかったものの、下りなのに20km/hくらいしか出せません。写真を撮る余裕なぞ一切なし。そしてようやく棚田に到着。122km地点、時刻は5:57。
初めてきましたが、こんな辺鄙な山中に見事な棚田です。
ダジャレと共に並ぶかかし達。
次はいよいよ嶺岡中央林道にアタックのその2につづく。
あのヒドイ条件下での完走おめでとうございます、お疲れさまでした。
それでも今回ひどかったのはたまがわじゃなくてお天道様ですからねw
コースの獲得標高ですけれど、わたしが試走した際も3000なかったですね。
520の補正なしで2,900、補正ありだと3,900なんていうとんでもない数値になりましたが(;´・ω・)
同じデータでSTRAVAやRWGで読み込んでみても2,900前後になるのでその辺が実勢のような気がします。
こちらこそ、試走から主催までお疲れ様でした。
飲み会参加出来ずに失礼しました。
いやー、やっと山岳地帯が終わったと思ったら今度は雨が降ってきたりして、
天気のおかげで色々楽しめるコースになりましたね。
獲得標高は当初5,000mという触れ込み(これは間違いということでしたが)だったので楽しみにしていましたが、実際に走ってみて、やはり5,000m分を登となると浦安スタートではコースを工夫しても難しそうですね~。
いずれにしても、楽しかったです。また飲みましょう!