25Cタイヤの感想 23Cに戻れなくなった件

morou2

1ヶ月ぶりのブログ更新です。来月にちょいと試験がありまして、その勉強のために、ブログを書いていた朝の時間が全て勉強に費やされております。

さて自転車の方ですが、前回のブルベで 25Cのタイヤを使ってから、気に入ってしばらく使っています。タイヤは定番品コンチネンタルのGP4000SⅡです。

ちなみにコンチネンタルのGP4000SⅡは、公称?よりもタイヤ幅が広いことで有名です。ノギスで計ると23Cは25mm程度、25Cは27mm程度のタイヤ幅があります(どこまで空気を入れるかにもよる)。コンチネンタルの他の銘柄では23Cが23mmのものもちゃんとあります。果たしてわざとやっているのか?謎すぎますね(笑)

ということで私が実測した限りでは、GP4000SⅡの25Cは6barで26.5mmくらいある訳ですが、実際に乗ってみてとても走りやすいです。乗ってみて感じた事を列挙します。

■走りの滑らかさ

25Cは23Cと比較して、25Cの方が転がり抵抗が小さいと言われています。それは同じライダーの体重であれば、より多くの空気(エアボリューム)で支える為に、タイヤの変形が少なくなるからです(空気圧が同じなら、です)。私も試してみる前までは『そんなの体感出来るとは思えない』と思っていましたが、実際に使ってみると明らかに滑らかに走ります。正に『タイヤの変形が少ない』というのが、とてもぴったりくる感触です。

仮に23Cでも、空気圧を10barくらいにカンカンに入れれば変形を抑えることは可能だと思います。ですがそれだとタイヤが跳ねてしまって、後に書くようにむしろ遅くなる場面があったり、乗り心地は非常に悪化しますよね。

自分の体重は57kgなので、80kgとかの方と比較するとタイヤの変形量が少ないはずですが、それでも信号スタート時にダンシングするとタイヤがよれる感覚がありません。23Cの時には無かった、スーッと走る感覚です。

■乗り心地のよさ

クッション性能と言ってもいいでしょう。当然ですが空気がより多く入っていますので、路面の段差やひび割れに突っ込んでも衝撃が少ないです。これはアルミフレーム⇒カーボンフレーム、アルミハンドル⇒カーボンハンドルに替えた時と同じ感覚です。ロングライドで体のどこかが痛くなるとか、乗り心地を重視する人は、ぜひ交換した方が良いと思います。

■常にトラクションがかかる

これは上記の乗り心地とも共通しますが、段差やひび割れだらけの路面に突っ込んでも、タイヤが跳ねてしまうことがありません。体重が軽いと特にそうですが、ひび割れだらけの路面に突っ込むとタイヤが跳ねてしまって全く駆動力がかからないのです…。

こういった路面ではペダルを踏んでも全然進まなくて非常に効率が悪いので、今まではペダルを回すのをやめていました。フレームやホイールにも良くないですしね。ところが25Cに替えてからは明らかに跳ねる感覚が無くなって接地する時間が増えて、悪路でも踏んだ分だけ進むようになりました。これは非常に嬉しかったですね。分かりやすく速くなりましたから!(今までは足を止めていたのだから、当たり前ですが)。

ちなみに私は、空気圧に関して23Cの時は6barでしたが、25Cでも同じ6barで走りました。23Cでも、もっと9Barとかカンカンに空気を入れている方も多いと思います。サーキットや新しい路面ならいざ知らず、ブルベで走る農道や大型車の多い国道などは↑の画像のようなバキバキに割れた舗装も珍しくありません。そういった場所を通ると、どうしてもタイヤが跳ねる状況があると思うのですが、それらをかなり軽減してくれます。

トレックが振動吸収機構のISOスピードを最上級モデルのマドンにも装着しているのと同じですね。サーキットばかりを走る訳ではありませんから、ある程度の振動吸収性があった方が路面にしっかりとトラクションがかかって、トータルでは速くなるという事なのでしょう。

■安心感

23Cではタイヤがハマっていたような、路面の(縦の)継ぎ目・(縦の)段差・(縦の)ひび割れや溝、グレーチングなどが余裕をもってクリア出来るようになります。

例えば縦に走っている溝に今までと同じように浅い確度で突っ込んでしまったとして、『あっ、これはタイヤが取られる、やばいかも』と思った時の自転車の挙動が今までとは違い、サクッとクリア出来てしまったりします。安全性がかなり向上しますね。

ということで、良いこと尽くしの25C。特に常時トラクションをかけられるようになって、自転車が進むようになったのが気持ち良い。どうしてもライダーの体重が軽い場合のメリットになってしまいますが、変形が少ないというのは体重が重い人にも、よりメリットがあるはずです。チューブレスなんかも、より低圧で同じように使える事にメリットがある訳ですからね。

逆にデメリットとしては重くなることが挙げられますが、重くなった感じは特にありません。重量を計測すると、23Cは215g、25Cは230gでした。15gの差ですね。ミズタニ自転車のサイトでは、それぞれ205g、225gとなっているのですが、少し異なりました…。23Cに戻した時には、『あっ、軽いな』と感じるかも知れないですが。25Cは重く感じるので23Cに戻した、という人も多いですが、私は特に感じませんでした。

ということで、気になっている人は25Cお勧めです。気持ちよく走れるようになります。
タイヤについては、ミシュランならこのあたりも25Cがあります。PRO4のエンデュランス 25Cですね。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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