チューブレス

ヴィットリアコルサのチューブレス導入 約1か月経過後の状況

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さてヴィットリアコルサのチューブレスレディを導入し、約1か月が経過しました。

その後も細かいトラブルがあるのですが、救世主impactdiscさんからアドバイスをいただきながら何とかやっています。前回までのお話はこちらから。

https://morou2.com/2019/12/18/tubelessready/

https://morou2.com/2019/12/27/tubelessready2/

■導入後に起きたことと、その対処

タイヤを装着してから、1か月間に起きたこと、対処したことをまとめてみます。対処方法が適切なのか?はともかくとして、原因に対して何らかの仮説を立てて、対処を実行してみないことには経験値がたまりません。トライ&エラーあるのみです。

1、タイヤを回転させる

12月のあたまにタイヤを装着し、その1週間後にたまがわ忘年会でチューブレス装着後の初走行でした。この時は『1bar/1日』程度の空気圧低下が発生していました。

この時に立てた仮説は、タイヤ全体のシールが甘いからか?というもの。対処方法として、2日に1度程度地道にタイヤを回転させてシーラントが行きわたるようにしていました。この作業の後、ポンプで空気を入れて5.0barまで上げます。そして翌日に空気圧の低下度合いをチェックするということを2週間ほど続けました。地味すぎますね…。

これによって、『1bar/1日』程度の空気圧低下が『0.8bar/1日』程度に抑えられるようになりました。しかしながら1日で0.8barも低下していることには変わりありませんので、もっと別な対策が必要です。

2、シーラント追加

状況が改善しないため、私が次に行ったのはシーラントの追加。理由は、28Cタイヤ+19Cワイドリムという組み合わせなので、シーラントが不足しているのは?と考えたからです。

STANSのシーラントのボトルに少しだけ(恐らく15ml程度)シーラントが残っていたので『使ってしまえ』と思ったから、というのもあります(笑)

まず一般的なシーラントの使用量ですが、ロードバイクのタイヤだと30ml程度という場合が多いです。その場合の基準となるタイヤ幅は、恐らくですが25Cではないでしょうか。そのため28Cだと40ml程度に増量してあげる必要があります。ちなみにSTANSのボトルの内容量は60mlです。25Cタイヤだと、ちょうど前後の2本が作業できる量ですね。

実はタイヤを再装着する時に、タイヤの中に入っていたシーラントを少しこぼしたのです(汗)。10mlくらいです。そしてボトルに残っているシーラントの量が15ml程度だとすると、タイヤに入っているのは35ml。足りないじゃないですか…。

ということで、ボトルに少し残っていた分を全部投入することにします。タイヤの空気をいったん抜いて、バルブコアを外します。その後シーラントを投入。投入出来ているシーラントの量は、全部で50mlほどと思われます。

この作業を行ったのは12/28です。たまがわ忘年会が12/8、9でした。3週間経ってもエア漏れに改善は無かったということです。なぜ12/28になってこの作業を実施したのかと言えば、翌12/29に走りに行く約束があったからです。

3、バルブの増し締め

次にやったのはバルブの増し締めです。2で終わりじゃないの?まだ解決していなかったの?

そうです。次なるトラブル発生です。バルブコアを外すと、タイヤは完全に空気が抜けた状態になります。そのため再びバルブコアを付けて、フロアポンプで空気を入れますよね。

ところが全く空気が入りません…。ポンピングするそばから抜けていきます。今まで4bar程度ではあったけど、気密は保てていたじゃないか。一体どうしたんだ。明日は走りに行く約束があるんですけど。

気を取り直してインフレーターで一気にエアを投入してみます。

さすがにインフレーターを使うといったんはタイヤが膨らむのですが、その後すぐにしぼんでいきます。これはまずい。

良く見ると、バルブ付近からシーラントが噴き出ています。なるほど、ここから漏れているのか。フロアポンプを使ったときは入れたそばから出ていくので、分かりませんでした。インフレーターで一気にエアを入れたおかげですな。

ここは最初にタイヤを装着した時にも盛大にエア漏れしていたので、エア漏れしないようにしっかりバルブを装着し直したはずです。

しかし時刻は既に18時くらい。翌日はライド。タイヤを装着しなおすのが一番確実だけど、シーラント追加したばかりなんですが。外は真っ暗で寒いし、家の中でシーラント入りのタイヤを外すのはちょっとやりたくありません。impactdiscさんは新聞紙やらを敷いて作業することもあるそうですが、時間的に制約のある状況でタイヤを外してしまうのはリスクが高い気がする。

どうしようかな、と思っていると…ちゃりもさんから『バルブナットを増し締めしてみては?』とのアドバイスが。当然ながらバルブナットは既に限界まで締めているつもりなのですが、念のため思い切りナットを締めてみる。するとほんのわずかにナットが締まりました。そして気づくとエア漏れが止まっています。

こんなに限界まで締めないといけないものなのか…?チューブレスバルブの固定は、工具を使わず手で締めるのが通常です。そんなに高いトルクは不要なはずなのですが。

これでエア漏れが止まったのは応急処置的なもので、実際にはバルブの取り付けに不備があるのでしょう。impactdicsさんのブログによると、バルブを取り付ける際の作業手順としてバルブをリムに押さえつけて密着させた状態でナットを締めるとあります(言われてみりればその通り)。私はここまでしっかりと手順を踏んでいませんので、密着が甘いのだと思います。

ともかくエア漏れは止まったし、噴き出たシーラントがナットとOリングの隙間を埋めてくれそうなので、空気圧低めのまま一晩放置して様子を見てみることにします。

翌朝。昨日はエアが全く入りませんでしたが、今回はどうでしょう?

フロアポンプでチャレンジしたところ、無事にエアが入ります!

その後30分ほど放置して空気圧を測定すると、若干(0.05bar程度)の低下がありますがその程度なら半日のライドには耐えられそうです。抜けることを見越して、5.0barに設定して出発することにします。

■結果

そのまま15時くらいまでのライドに出かけ、解散直前の14時半くらいにエアゲージ(ちゃんと持参した)でフロントタイヤの空気圧を測定すると。

何とほぼ5.0barあるではありませんか。これは驚いた。てっきり4.0barくらいになっていると思っていたのですが。

ということで、今回はフロントタイヤのバルブからのエア漏れに有効だったのは

『バルブナットの(更なる)増し締め』

でした。

しかし、これも応急処置的な対処に過ぎません。このエントリを書いている今は、ライド当日の朝に空気を入れてから約36時間経過しています。改めて空気圧を測定したところ約4.6bar。以前よりは改善されていますが、それでも低下度合いは大きいと思います。

正月休みの暖かい日を狙って(明日か?)、リアも追加で作業してみたいと思います。フロントはこのまま放置…。リアでゼロから作業してみるつもりです。

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  1. impactdisc

    こんにちは、救世主です(笑)。うまくいっていそうで安心しました。

    バルブナットの締め具合は重要で、緩んでいると確かにエア漏れします。
    が、締めすぎると今度はゴムパッキンが切れてシール効果が薄れます。
    Amazonなどで予備を買っておくと安心です。内径4.8mm 幅1.9mmが正解だと思われます。

    ふと思ったのですが、ビードを上げて、シーラントを入れた後のホイール放置はどのようにされていますか?
    私は隅々までシーラントが行き渡るようにホイールを持ち上げたり回したりした後に、水平に置いて、ある程度置いたらひっくり返しておくようにしています。
    主にはサイドウォールの穴をふさぐためにそうしているのですが、ビード外周とシーラント(ラテックス液というよりはそれを含めた粒成分)が全体に行き渡るように…という願掛けです。

    ちなみに、ブログでは「万が一するならば…」と新聞紙を敷くように書きましたが、私もシーラントを使う作業は室内ではやっていません。ベランダ作業です。

    • morou2

      こんなブログを見つけてもらい、的確なアドバイスまでいただけているのですから救世主です(笑)
      ご縁が無かったらどれだけ遠回りしていたことか。

      ナットはかなり限界まで(手で)締めて大丈夫ということですね。こちらも予備を買っておきます。
      ホイールですが、スペースの関係もあってフレームに装着したままでした。それなりに気密が保てているので不要かな…と判断していました。

      しかしやれることは全部やった方が良いですね。全部一度にやるとそれぞれの効果が測りづらいですが、ひとまず落ち着いているので次はホイール横保管を試してみます。

ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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