チューブレス移行の準備中。ビットリアのシーラントが到着するも…
ラテックスチューブの使用感に満足したので、次はチューブレスを試すべく必要な準備をしています。
■まずは買い物
フロアポンプ
チューブレス用の周辺機器が色々必要になります。ざっくり不足しているものは、
- フロアポンプ(米式が使えるもの)
- インフレーター(エアボンベ)
- シーラント
とりあえずこんなものです。ビード上げには、ポンプ+インフレーターで対応します。現在のポンプはトピークですが、口金を交換してしまいフレンチバルブ専用になっています。
これだと家族のママチャリの空気補充の際に非常に苦労するので、英式も使えるポンプを買いました。英式はアダプターを装着する一般的なタイプですが、軽いポンプが良かったのでファブリックの『STRATOSPHERE SPORT』です。樹脂製ですが、軽量で日常使いには最適。インフレーター(エアボンベ)は米式のバルブが多いのですが、もちろん米式も使えます。
シーラント
次はシーラントです。タイヤはヴィットリアのコルサチューブレスレディを使うので、シーラントもヴィットリアです。ビットリアのシーラントは通常タイプの『PIT STOP TNT』と耐パンク性を向上させた『PIT STOP TNT EVO』の2タイプあるのですが、とりあえず通常タイプの『PIT STOP TNT』を使ってみます。なぜかネットで売っている『PIT STOP TNT』は画像がありませんね。『PIT STOP TNT EVO』は画像があるのですが。
こちらはお店に注文したので、本日受け取ってきました。250mlあるのでデカい。でもこれは小さいタイプ。お店で使う業務用として更に大きな1000mlタイプもあったりします。
まだタイヤは来ていないのですが、とりあえず開封の儀。このキャップの間に詰まっていたゴム?のカスが気になります。これは何なの…?一抹の不安がよぎる。
シールを取って中を覗くと、
ラテックスの液が…と思いきや、液体では無く固体の何か(色からしてラテックス)が入り口に詰まっています。
割りばしで突くと『ドボン』と音がして、塊は中に沈んでいきました…。これは凝固したラテックスですかね…?この塊を溶かして使用するのか?と思い、一応200回ほどしっかりシェイクしましたが、混ざり合う気配は1ミリもありません。ちなみに、割りばしで突いた感触は『ゴムの塊』。そのままの感想ですが、固さ的にそれ以外の表現が見当たりません。
ちなみに触った感触から、塊の大きさはこれ位ある感じ。
ヴィットリアのシーラントはMTBでもある程度メジャーなのでそれなりに流通していると思うのですが。単なる推測に過ぎませんが、数年間放置されてラテックスが凝固したかのような感じです。でもその割にはパッケージは綺麗なんですよね。謎です。ひとまず代理店に事実確認となりました。ヴィットリアは自転車用タイヤでは大きなシェアを持っていますので、製造不良とは思えません。残るは流通段階で環境の悪い場所に長期間置かれたとか、そういった可能性の方が大きいと思いますが。今の段階では原因が何かも分かりませんし、ヴィットリアのシーラントは昔から流通している商品ですから、かなりレアな例を引き当ててしまったのだと思っています。
なのでこの文章を書いた趣旨は、ビットリアや中間の流通の各社の批判でもなんでもなく、単にこういった事がありましたよという日常の紹介に過ぎません。普通に使える商品を代替送付してくれれば、また喜んでヴィットリアのシーラントを使います。
ということで、代わりにオーソドックスなスタンズを買ってきました。容量は60mlなのでキッチリ前後タイヤの分があります。今回は28Cなので、むしろ少々足りないかもしれません。
こちらはしっかり液状を保っています(当たり前)。
後はインフレーターを買う予定。ベストはトピークのこういうポンプと一体になった製品ですが、
2万円近くしますし、さすがにポンプは3つも要らない(笑) なのでタンクだけのタイプでOKなのですが、ブランド品だとシュワルベやシマノがあります。
でも構造はどれも同じだろう…ということで、Amazonのこの辺に手を出してみる予定です。レビューを見ると普通に使えるようです。当たり前か。
こうして準備をしていると、チューブレスって面倒ですね。ガレージとかショップの作業場みたいな汚しても良い場所があれば気にせず作業出来ると思うのですが、室内でメンテしている人にはシーラントを扱うのはハードルが高いですよね。
『慣れれば平気、大したことない』というのはその通りなのでしょうが、その慣れるまでが大変です。シーラントなんて、一度入れたら半年はいじらないですからね。でも一度乗ってみたかったことは確かなので、とにかく試してみます。MTBでは当たり前になっているシステムなわけですし。