【もう迷わない】ダイソンのコードレス掃除機の選び方をまとめてみる

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非常に分かりづらいダイソン コードレス掃除機の商品ラインナップと機種の選び方をまとめました。きっかけは、家事の効率化のためダイソンのV8 Slimを買ったことです。ダイソンのコードレス掃除機の商品ラインナップは色々な機種や型番があって、初見の人にはとにかく分かりづらいですね。

ダイソン サイクロン式コードレススティッククリーナー Dyson V8 Slim Fluffy ニッケル/アイアン/レッド SV10KSLM
Dyson(ダイソン)

■ダイソン コードレス掃除機の選び方

ダイソンのコードレス掃除機を比較・検討する場合、とにかく商品ラインナップが多く、何を基準に選んでよいのか迷います。例えばオプションが沢山付いているのは良いのですが、

  • A機種ではオプション4つ付き
  • B機種ではオプション6つ付き

という場合があり、同じ条件で比較が出来ないことが多いのです。

また現行の機種を全て並べた一覧表があるのですが、アクセス方法が非常に分かりづらくきちんとスペックを比較したい人にはストレスです。

それに加えて大まかな商品ラインの説明もなく、個別機種の性能アピールのみ。ネットの記事は『新製品登場!旧製品とここが違う!』という内容が多く、全体を把握したい場合にはあまり参考になりません。

と言うことでダイソン コードレス掃除機の概要と、選び方のポイントをまとめました。ポイントは以下の3つ。

  1. 重量と大きさ
  2. 吸引力
  3. 付属ツール

 ■商品ラインナップの概要

各ポイントの説明を行う前に、まず現行(2020年8月時点)での公式ストアで販売されている機種は以下の4つです。

  • Digital Slim(SV18)
  • V11(SV15)
    (発売当初はSV14でしたが、マイナーチェンジしてSV15になりました)
  • V8 Slim(SV10)
  • V10(SV12)

色々な型番の製品が販売されていますが、整理すると4つしかありません。名称を見ると分かりますが『Slim』の付く製品と付かない製品に分かれています。基本的に、型番の数字が大きいほど新製品になります。

また『Digital Slim Fluffy』『Digital Slim Fluffy Pro』『Digital Slim Fluffy+』など色々な製品名称があるのですが、『Fluffy』だの『Fluffy+』というのは付属するツール数の違いだけです。Digital Slim と付いていたら同じ製品となりますので、惑わされない様にしましょう。

Slimシリーズ

Slimシリーズは、最近になって(V7 Slimから)追加された新しいラインです。現在は最新の『Digital Slim』と『V8 Slim』の2つがあります。Digital SlimはV8 Slimの後継機種なのですが、『V9 Slim』ではなく『Digital Slim』とネーミングしてくるあたりが混乱を招きますね(V9にしてしまうと、ノーマルシリーズの『V10』のナンバーに追いついてしまいますからね…)。

こちらは日本の住宅事情に適した『軽量・コンパクト』な製品ラインです。世の中の常ですが、軽量・コンパクトにすると製品の価格が上がります。ダイソンとしては高単価なこちらを売りたいのでしょうし、実際に需要があると思います。日本をはじめとする住宅事情の悪い国や地域では人気でしょう。

軽量・コンパクトな代わりに価格が高い、吸引力に若干劣るという面がありますが、Digital Slimの登場により、吸引力に関してはノーマルシリーズとの差が少なくなってきています。

とにかく『軽い』、『コンパクト』な方が良いという方はこちらのSlimシリーズを選んだ方が良いでしょう。

SV18 FF ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy コードレススティッククリーナー 掃除機
Dyson(ダイソン)

ノーマルシリーズ

Slimの付かないノーマルシリーズは、現在『V11』と『V10』の2機種があります。ワールドワイドではこちらが主流の機種でしょう。

いかにSlimシリーズが小型・軽量になったと言っても、広い家を掃除するにはまずバッテリーの容量が必要です。『200g軽い代わりに150ドル高いです』と言われても、多くの人はたった200gの軽量化よりは150ドルの節約を選ぶでしょう。サイズが大きいおかげで設計に余裕があり、吸引力も強いし価格も安いのがセールスポイントです。

重量もサイズも、細かいことは気にしない。コードレスで掃除が出来れば良いのだという方にはこちらが圧倒的にお勧めです。重量は200g程度しか変わらないですし(その分、バッテリーを多く積んでいる)、サイズが大きいと言えど幅が2~3cm広いとか、その程度の差です。

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それでは、ここからは選び方のポイントに入ります。

■重量、大きさ

ポイントその1、重量及び大きさです。

これはコードレス掃除機にとってかなり重要なポイントです。今までキャニスター式の掃除機を使ってきた人にとっては想像しづらいと思いますが、コードレス掃除機を使うにあたってここは最重要視するポイントの1つです。

従来のキャニスター式では本体が床の上にあり、手で動かすのはヘッドとホースだけでした。一方コードレス掃除機では『ヘッド+ホース+本体』が全て1つになっています(更にバッテリーも加わる)。そのため、利便性と引き換えに『手で動かす部分の重量』についてはキャニスター式よりも確実に重量増になります。

口コミを見ると『長時間(30分とか)掃除をすると、重さのせいで疲れる』という内容が必ずみつかります。コードレス掃除機の宿命ですね。そのためダイソンは、製品の軽量化及び小型化には非常に熱心です。新製品が出るたびに軽量化、小型化を果たしています。

そこで今回は、参考として各機種の重量を記載します。せっかく高額なダイソン製品を買ったのに、重さのせいで使わなくなってしまった…ということの無いように、心配な方は軽量・小型なslimシリーズを選ぶのが良いでしょう。特に手元で動かすことになる『本体のみ』の重量が重要です。

機種本体のみ重量全体の重量
Digital Slim1.5kg1.9kg
V8 Slim1.58kg2.15kg
V111.7kg2.72kg
V10不明2.58kg

※全体というのは、パイプ・ヘッドを含む重量のことです

こうして見ると、本体だけで1.5kgしかないDigital Slimの軽量さが際立ちます。また全体の重量でも2kgを切っており、かなりの軽さです。これはヘッドがコンパクトになったせいで、扱いやすさはかなりのものです。逆に全体では3kgに近い重量となるV11が(相対的に)重く見えてしまいます。

ちなみにV10の本体のみの重量は不明だったのですが、パイプ、ヘッドの重さがV11と同じだとすると本体のみの重量は1.58kgと推測出来ます。V10 ⇒ V11に進化した際に逆に重くなっているのですが、機能の向上(V11から液晶ディスプレイが付いたなど)によるものです。しかしV8 Slim ⇒ Digital Slimの進化の際も液晶ディスプレイが付いたのですが、しっかり軽くなっています。Digital Slimが優れた機種ということが分かります(その分、高い)。

■吸引力

次に吸引力です。掃除する床がフローリングや畳ばかりという人はあまり気にしなくても良いのですが、カーペットに付くペットの毛を掃除したいという場合には非常に重要な項目です。

この点に関しては、Slimシリーズではなくノーマルシリーズが優れています。Slimシリーズはモーターを小型化しているために、性能が若干落ちるからです。それでもフローリングなどを掃除するだけであれば、Slimシリーズでも既に必要十分な吸引力なのですが。

ここでも参考までに各機種のモーター回転数を記載します。

機種モーター名称回転数(分)
Digital SlimHyperdymiumモーター120,000
V8 SlimデジタルモーターV8107,000
V11Hyperdymiumモーター125,000
V10デジタルモーターV10125,000

吸引力に関しては、V11などのノーマルモデルが優れているという事が分かります。V10とV11のモーター回転数が同じなのですが、本体の中を流れる気流の見直しによりV11の吸引力はV10よりも25%もアップしているそうです。25%アップというのはかなりすごい気がするのですが…。

■付属ツール

続いて付属ツールです。ダイソンの特徴の1つは、付属ツールの多様さです。付属ツールが最初から沢山付いているモデルを選ぶとかなりお得に購入することが出来ます。

付属ツールは後から好きなものを1個単位で買う事も可能ですが、単価が非常に高くなっています。安いものでも1個4~5,000円程度です。最初から付属しているモデルを選べばその半額程度で購入出来ますので、良く考えて選ぶ必要があります。

中でもお勧めなのは、Digital Slim/V11から販売が始まった自立式の専用充電ドックです。従来、本体を収納するための付属品として標準で付属していたのは壁に穴を開けてコーススレッドなどで固定する必要がある収納用ブラケットだけ。壁に穴を開けるのが嫌な人は、このような社外品のスタンドを買うしかありませんでした。

ようやくダイソンからもスタンドの販売が始まりました。壁に穴を開けるのが嫌な人は、こちらの自立式充電スタンドを選ぶのが良いです。ちなみにこの自立式専用充電ドックですが、2020/08現在では単品でのオプション販売はありません。欲しい人は本体と一緒に購入する必要があります。ちなみに自立式充電スタンドの価格ですが、他モデルとの価格差を見ると最低でも10,000円程度する計算になります。

SV18 FF ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy コードレススティッククリーナー 掃除機
Dyson(ダイソン)

■まとめ

ダイソンのコードレス掃除機の商品ラインナップの整理と、選び方のポイントでした。何を目的にコードレス掃除機を買うのか、重視する項目は何か、しっかりと整理してから検討すると迷わないはずです。

個人的なお勧めは、圧倒的な軽さのDigital Slimです。現時点(2020/08)においては新モデルのため色々なモデルが販売されており、付属品の選択肢も多いです。全体の長さも10cmほど短くなっているので、取り回しの良さも魅力。

SV18 FF ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy コードレススティッククリーナー 掃除機
Dyson(ダイソン)

メイン掃除機として使用するのでしっかりした吸引力が欲しい、という人はV11(SV15)ですね。V11から液晶ディスプレイが付いており、バッテリー残量やトラブル時のガイドなどが表示されるようになっています(Digital Slimも同様)。

【6/22新発売】ダイソン Dyson V11 Absolute Extra サイクロン式 コードレス掃除機 dyson SV15ABLEXT 2020年最新モデル

軽い方が良いが、Digital Slimは高いよ…という人はV8 Slimです。

ダイソン サイクロン式コードレススティッククリーナー Dyson V8 Slim Fluffy ニッケル/アイアン/レッド SV10KSLM
Dyson(ダイソン)

連続して長時間使わないから液晶モニターは要らない、という人はV10ですね。モニターが無いおかげでV11よりも140gも軽いです。付属ツールも4つと絞られており、入門用に最適です。

ダイソン Dyson V10 サイクロンスティッククリーナー Fluffy SV12FF SV12 FF コードレス
Dyson(ダイソン)

ちなみにDigital Slimは、モニターがついてもV8 Slimより軽くなっています。気合の入りようが違いますね。高くなるわけです。次回は私が購入したV8 Slimのレビューの予定です。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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