speedplay(スピードプレイ) クリートのネジを締めすぎるとこうなる

morou2

さて皆さまいかがお過ごしでしょうか。

使用を開始してから2年が経過したspeedplay (スピードプレイ)のクリートですが、以前からクリートを固定する4本のネジが緩みがちで、緩んでは増し締めするということを繰り返してきました。同様の症状の方も多いようですが、気が付くとクリートがカタカタ動くようになっているんですよね。ちなみにスピードプレイのクリートはこのようなものです。4本のネジで固定されています。

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昨年のたまがわ足尾300では、右足のクリートのネジが全て外れる寸前だったという事態も発生。クリートカバーを付けているのでネジが落ちて紛失してしまうということは無いのですが、本当にすぐに緩んでくるので大変面倒です。ちなみにクリートカバーとはこれ。スピードプレイの利点として、クリートカバーを常時装着出来るというものがあります。カバーをしたままペダルを踏めるので、装着しっぱなし。おかげでクリートが全く減りませんが、だからと言って永久に使える訳ではないので定期的に交換する必要があるのですが。(とは言ってもクリートが6000円もするんですから、そんな簡単には交換出来ません、普通の人から見たら『これが6000円とかバカじゃないの?』と言われかねない案件w)

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ところが先日、いつも通りにネジが緩んでクリートがカタカタ動くようになっていたので、クリートカバーを外して増し締めをしたのですが。何とネジを締めつけてもクリートが固定されない…?ある程度まで締めると空回りするようになってしまっています。これは一体どういうことだ、と思いネジを外してクリートを見てみると。

↑の画像、分かりますでしょうか?ネジのあった場所がネジの皿の形に合わせて削られてしまっています。↓の画像、これは同じクリートの下側。こちらも同じです、色が変わって見える部分がクリートが削られてしまっている部分。

ちなみにクリートプレートを固定するネジは特殊な形状をしていまして、ユーザーであればネジを見ていますので当然知っていることですが、皿の部分がこのような形状をしています。凸状のノッチが周囲に追加されているというもの。

スピードプレイのマニュアルによると、このネジは締めつけの推奨トルク2.5Nm またはノッチングが感じられるまで、とあります。ノッチをつけることでトルク管理がしやすくなっている訳です。ノッチの手ごたえを感じたらそれ以上は締め付けてはいけない訳ですが、正直なところ締め付けている感触はあまりありません。何度もクリートが緩んでくることを経験しているユーザーとしては『こんなトルクで大丈夫なのか…?』と不安になってしまいます。むしろマニュアルに反して『もう少し締めれば、より固定されるだろう』と考えて、追加で2~3ノッチ位は締め付けてしまっていました(ネジの締め付け過ぎは宜しくないことは、頭では分かっているのですが…)。

このマニュアル以上に締め付けすぎることを繰り返すとどうなるか、というのが上記の画像です。ノッチが付いている分、グリグリ締め付けると周囲のプレートを削ってしまうのですね。そうなると、もはやどんなに締めても固定力は回復しません。

この場合、素直にクリートを買い替えることになる訳ですが、それでは記事になりませんので、このようなものを買ってきます。

ノッチが付いていない普通のネジです。他のブログを見てみるとM4×10がいいという記事が多いのですが、あまり短いとプレートにネジが届かず固定力が不足しそうなので、今回は12mmを調達。あまり長いとプレートを突き抜けてソールに届いてしまうのですが、12mmであれば大丈夫でした。

このネジを純正品の代替として、削れた穴に使用してみましたが、一応がっちり固定されています。あまり締め付け過ぎると、今度は間に挟まっているCリングが動かなくなってしまいますので注意です。先日80kmほど走りましたが特に走行中に緩んでくることもありません。プレートが削れてしまっているのに使い続けるのは色々悪影響がありそうですが、しばらくはこれで様子を見たいと思います。

という訳で、純正のネジは締め付け過ぎは絶対にいけません。すぐに緩んで面倒でも、マニュアル通りに固定しましょう。

【追記】どうやらこれは、ベースプレートの平面が出ていないことが原因だったようです。

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管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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