【レビュー】夜間で最強 カステリ NANO FLEX PRO2 BIBTIGHT(ナノフレックスプロ2ビブタイツ)購入

カステリのビブタイツ NANO FLEX PRO 2 BIBTIGHT(ナノフレックスプロ2ビブタイツ)を購入しましたので、レビューします。

国内だとほぼ3万円ですが、海外通販のPBKだと21,000円前後で購入可能です。今ならクーポンが出ていますので、更に値引きされて1万円台で買えます。シーズン終了間近でサイズもありませんので、お早めに。

■総合評価

4.5

ポイント

  • ふくらはぎを覆う大きな反射プリント
  • 暖かく、かつしなやかな生地
  • 前傾時に最適化された絶妙な着心地

■製品概要

カステリのビブタイツラインで2番目の製品

カステリのビブタイツは全部で5種類あるのですが、そのラインで上から2番目の価格の製品です。この上は『SORPASSO ROS WIND BIBTIGHT』というWindstopperを使ったビブタイツがあります。私はブルべがメインなので、とにかく反射素材に弱い(笑) ふくらはぎを大きく覆う反射プリントが気になって仕方が無かったのです。

パッドについて

レーパン、タイツと言えばまずはパッドが最重要。こちらのパッドは『Progetto X2Air』というカステリの上位モデルに使われるパッドです。ちなみにこのパッドは、5つあるビブタイツラインのうち上から3つ目(SORPASSO ROS BIBTIGHT)まで採用されています。

生地について

続いて生地(ファブリック)です。メインの生地は『Nano Flex Xtra Dry』という撥水性と防風性を備えた生地を採用。

カステリは撥水性の生地が好きですね。同社の高級モデルはRoS(Rain or Shine)というコンセプトの撥水性を備えた生地がもれなく使われているのですが、イタリアは冬でもそんなに雨が降るのだろうか。雨が降るのは仕方ないとして、その状況でロードバイクに乗るというのがおかしい気がする。イタリア人はそんなにストイックなのか?(笑)

特にイタリアの北部って非常に寒いイメージがある(そのためスキーも盛ん)のですが、それで雨が降ったら死んでしまうのでは…。確かにカステリの使う画像はいつも背景が曇っており、『悪天候に強い』ことをアピールしまくっています。その点がブルベと相性が良さそうではあるのですが。ヨーロッパは基本的に北海道よりも緯度が高いので、冬のウェアは総じて性能が高いですよね。

ふくらはぎの反射素材

さてこの製品の最大の特徴であるふくらはぎの反射素材です。後ろから見るとこのような位置に大きく配置されています。このジッパーはちょうどアキレス腱の位置にあります。そのためどうしてもジッパーを越えて配置できず、脚の内側のみを大きく覆うことになっています。ブルベ的には背後からの視認性も重要なので、ジッパーをサイドに配置していただき、後ろ全面を反射素材にして欲しかった。ちなみにここも撥水なので、水たまりに突っ込んでも内側が汚れない構造です。

むしろ前側の方が面積が大きいです。交差点で無理やり右折してくる車には有効か。

■サイズについて

今回購入したのはSサイズです。私の体型は身長170cm、体重58kgです。パールイズミなど国内メーカーではMサイズを買うのですが、海外モデルは手足が長めですから悩んだらワンサイズ小さめがジャストなのです。

実際の着用感としては、本当にジャストフィットです。体重が60kgになったら少しキツくなるだろうな、と感じます(着る分には問題無いと思います)。

着た後に普通に立っているとちょっとキツ目で『これは絶対に太れない…』と思ったのですが、いざロードに乗って前傾姿勢を取るとこれがジャストフィット。当然ながらどのメーカーも乗車姿勢を基準に生地をカットしていると思うのですが、パールイズミでは無かった感覚です。

■購入動機

パールイズミでの不満を解消したい

話が前後しますが、今回の購入動機です。まず今まで使っていたビブタイツはパールイズミのT6000-3DR(ウィンドブレークビブタイツ)。入手しやすいですし、防風・防寒性能も高いです。

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しかしオーバーオールの様に胸の部分にまで防風パネルがあるのは非常に暖かいのですが、強度を上げると暑いことが多くなります。真冬のオールナイトブルベでは必要なのですが、ブルベが無いと不要だと分かりました(笑) 

次に生地が少し硬めでしなやかではありません。恐らく防風性を高めるためと思いますが、あの表面のゴワゴワした感じが肌との間に若干の隙間を生じて、特に重要な股の周りのフィット感が低いです。私がGORE-TEXとWINDSTOPPERが大好きというのはこれが理由です。今回購入したナノフレックスもWINDSTOPPERではないのですが、各メーカー独自の防風透湿素材は当たりはずれが大きいのです。

最後にパッドの問題。パールイズミのT6000-3DRのパッドは『3D-Rパッド』。これはセカンドグレードのパッドで、最上位モデルのVFT15-3DNP(ビジョン ウィンター ビブ タイツ)は『3D-ネオプラスパッド』。パッドが不満ならこちらも選択肢なのですが、これも高級モデルなので価格が29,700円(税込)もします。カステリとあまり変わりません。

特にパッドで不満だったのが、この『パッドを固定するための縫い目』。必要な縫い目なのだと思いますが、ペダリングで最も摩擦の発生する部分に縫い目があると股が炎症を起こしてしまうのです…。

私は元々この縫い目があるのが嫌いだったのですが、店頭で現物を確認しないと分からない部分なのでたまに妥協してしまうことがあります。やはり妥協してはダメだと感じた次第。Progetto X2Airパッドはカステリのサイトに画像や動画があったので、事前に確認することが出来ました。

■使用感

最後に実際の使用感です。まず反射素材は、実際に着るとこのような感じの配置になります。アキレス腱の位置から内側にしか無いとはいえ、かなり大きな面積です。しっかりデザイン上のアクセントになっているのもさすがイタリアブランド。

この脚に反射素材が付いているというのが良いのですよね。冬の薄暗い時間帯に車からヘッドライトで照らすと分かりますが、光る部分が上下運動をするため自転車がいると一目瞭然です。

着用感については、自宅で着た時は『Mサイズにしておくべきだったか…』と思いましたが、走り出すとジャストフィット。完全に前傾姿勢に合わせてカッティングされています。その分、休憩中などはタイト目になるのですが。

防寒性能については、現物使っているパールイズミ(T6000-3DR)よりも少しだけ劣る印象。T6000が防寒性能9点だとするとナノフレックスは8点。各メーカーの自己評価によると、パールのT6000は5度対応。ナノフレックスは-2~10度対応となっており、ナノフレックスの方がマイナス気温に対応する位置づけです。実際は生地に厚みがあるのとオーバーオールタイプであることにより、パールの方がより低温に対応していると思います。

しかしナノフレックスは非常にしなやかでありながら暖かいのが特徴です。強度を上げるなら確実にこちら。より確実に防風性能が欲しいなら、最上位の『SORPASSO ROS WIND BIBTIGHT』を買った方が良さそうです。ナノフレックスの上からニーウォーマーを付けるだけでもかなり暖かくなりそうですが(カッコ悪いけど、、、)。

■まとめ

カステリの冬用ビブタイツラインで上から2番目の製品です。WINDSTOPPERのような防風透湿フィルムは使われていないものの、その分だけしなやかです。

パッドは上位モデルが使われていますので、ロングライドでもメリットはあります。この製品の特長はふくらはぎの反射素材なので、冬期の暗い時間帯に走る人は多少高くてもこちらを選ぶメリットは十分にあるのではないでしょうか。

『基本の性能の高さ』だけでも十分コスパが良いのですが、反射素材も付いてメリットが多いナノフレックス プロ2 ビブ。冬物処分セールのこの時期であれば安く入手可能なので、気になっていた人は検討してみてはどうでしょうか。

海外通販のPBKで購入される場合はこちらから。私が先週買った時はEMSで届いたので、なんと納品まで1週間かかりませんでした。