【ROVAL】ディスクブレーキ用ホイールのまとめ。2024年版

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各ブランドのディスクブレーキ用ロードホイールのラインナップをまとめています。『ロードバイクにディスクブレーキなど不要。数年の流行りですぐに消える。』と言われていた2018年頃から続けています。今回はROVALです。 

■ROVALを簡単に紹介

ROVALはスペシャライズド傘下のホイールブランドです。古くは1970年代から存在する老舗のホイールメーカーでした。ホイールというものは、元々はリム、ハブ、スポークがそれぞれ別メーカーが製造するものでした。ROVALはMAVICと同様にリムをメインに製造しており、時間をかけてホイールメーカーになりました。

2005年にスペシャライズドに買収されて以降、今では完全にスペシャライズドの一部門となっています。

買収からしばらくは影が薄かった印象がありますが、時代が経過して空力が重視されるようになった結果、ハンドルからフレーム、ホイールまで含めて統合した開発が行われるようになり、ホイールブランドであるROVALの存在感も増しています。

現在のロード向けラインナップは、山岳向けの軽量な『ALPINIST』、オールラウンドに使えるリムハイトの高い『RAPIDE』、クロスカントリー向けの『TERRA』の主に3つとなります。記載している製品は、記事執筆時点でスペシャライズドのオンラインストアに掲載されている製品となります。

■ALPINIST

まずはALPINISTから紹介します。

リム高内幅外幅重量価格(税込)
Alpinist SLX Disc242023.51,48599,000
Alpinist CLX33211,248341,000
Alpinist CLⅡ3321271,375214,500
Alpinist CLXⅡ3321271,265341,000

山岳向けのローハイトホイールがALPINISTです。SLXはアルミリム。CLはカーボンリムとなります。

CLXは旧モデルで、チューブレス非対応です。オンラインストアに掲載がありますが完売となっており、このまま消えてしまうと思われます。

2020年にCLXが『チューブレス非対応』としてリリースされた時には『今時、クリンチャー専用なのか…』と衝撃を受けました。チューブレスの良し悪しは別として、マーケティング上はチューブレス対応が必須だったからです(サガンがテストした際にホイールが破損したことが大きいと言われています)。

そして2022年に、ようやくCLXⅡ&CLⅡがチューブレス対応として登場。重量は増えてしまいましたが、耐衝撃性能を向上させつつも17gの増加に抑えられています。それでも1,265gは非常に軽量です。

更にこの重量はチューブレステープとバルブ(15g)込みの重量とのこと。実際はCLXよりも軽くなっているのではないでしょうか。

またCLXⅡとCLⅡの違いですが、リムは同一でハブとスポークが異なります。CLXⅡはLightAFハブ&DTswissのエアロライト。CLⅡはDTswiss 350ハブ&DTswissのコンペティションレースとなっています。

■RAPIDE

ディープリムのシリーズがRAPIDEです。

リム高内幅外幅重量価格(税込)
RAPIDE C3838211,600135,300
RAPIDE CLX51/602135/30.71,400341,000
RAPIDE CL Ⅱ51/602135/30.71,590231,000
RAPIDE CLX Ⅱ51/602135/30.71,520352,000

Rapide CLXは、ALPINIST CLXと同様にチューブレスに非対応のモデルです。オンラインストアではまだ掲載されているものの、完売となっています。

RAPIDEのCLシリーズは前後でリムのプロファイルが異なることが特徴です。ENVEのようですね。特にフロントリムの外幅は35mmと非常に太くなっています。最近のフレームでは問題ありませんが、少し前のフレームだと対応していない可能性があります。

RAPIDEもAPLINISTと同様にCLXⅡとCLⅡはリムが同じで、ハブとスポークが異なっています。CLXⅡはAeroFlangeハブ&DTswissのエアロライト。CLⅡはDTswiss 350ハブ&DTswissのコンペティションレースとなっています。

■TERRA

クロスカントリー向けのシリーズがTERRAです。

リム高内幅外幅重量価格(税込)
FUSEE SLX24242023.51,51596,800
TERRA C3225301,610143,000
TERRA CLX32251,296308,000
TERRA CLX EVO25.3301,357308,000
TERRA CL3225301,408184,800
TERRA CLXⅡ3225301,250330,000

このシリーズは全てチューブレスに対応しています。またTERRA CとTERRA CLXは旧モデルで、オンラインストア上では既に完売となっています。FUSEEのみリムハイトとリム幅が控えめですが、アルミリムであるためです。

ここでもCLXⅡがかなりの存在感を放っています。クロスカントリーのことは良く分からないのですが、CLX EVOは内幅が30mmという幅広リムの割にはリムハイトが控えめなこともあり、非常に軽量だと思います。ちなみに記載しているのは700Cですが、650Bもあります。

以上、スペシャライズドのロード用にカテゴライズされているホイールの一覧でした。非常に軽量なうえに空力的にも優れていそうで、売れているのも良く分かるラインナップとなっています。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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