【フルクラム】ディスク用ホイールはこれだけある!2022年度版まとめ

フルクラムのディスクロード用ホイール2022年度版のまとめです。2019年から更新しています。

■サマリー

まずラインナップ全体のまとめです。モデル数は、記事執筆時点でのカワシマサイクルサプライのwebサイトのモデル数を基準にしています。

2019:ディスク用が15、リムブレーキ用はカウントしていなかったので不明です。
2020:ディスク用が13。リムブレーキ用が12です(チューブラーのSpeed55T含む)。
2021:ディスク用が20。リムブレーキ用が9です。
2022:ディスク用が27。リムブレーキ用が9です。

2019年あたりは『ロードにディスクブレーキなど不要』という方が大勢いたのですが、もはや懐かしさすら感じるような時代の流れの速さです。不要かどうかとは関係なく、メーカーの開発とマーケティングのリソースがディスクブレーキに一本化されたため、新たに発表される商品はディスクブレーキが前提なってしまいました。

またフルクラムは早くからワイドリム化を推進しているブランドでもあります。同じく4年くらい前は15Cから17Cに移行する時期で大騒ぎをしていたのですが、もはや17Cがナローリムという扱いで、19Cがスタンダードになってしまいました。シマノですら内幅21mmとなっており、ZIPPは23mmが普通です。

2022年モデルではアルミリムのRacingシリーズ(4、5、6)がリニューアルされました。こちらもリム内幅が19mm及び20mmと拡大されています。

それでは早速見ていきましょう。

■ラインナップ

WIND/SPEED系

主にディープリムのWIND/SPEED系です。立て続けに新製品が出て、フルクラムとしても力の入れようが見て取れます。永年中堅モデルを務めていたレーシングクアトロが、ついに引退して姿を消しました。6穴など多くのラインナップがあったZondaのような立ち位置だったのですが。代わりに同じような10万円代後半で、WIND40/WIND55 DBがリリースされています。
※2019/11にSPEED55T DBが追加されました。
※2022/06にSPEED25が追加されました。
※2022/08に価格改定が行われました。

名称 リム高 内幅 外幅 重量 価格(税込)
WIND40 DB(2WAYFIT) 40 19 27 1,620 218,900
WIND55 DB(2WAYFIT) 55 19 27 1,680 222,200
WIND75 DB(2WAYFIT) 75 19 27 1,820 226,600
SPEED25(2WAYFIT) 25 21 24.6 1,285 380,600
SPEED40 DB(2WAYFIT) 40 19 26.5 1,470 371,800
SPEED55 DB(2WAYFIT) 55 19 26.5 1,580 371,800
SPEED40T DB(チューブラ) 40 26.5 1,320 473,000
SPEED55T DB(チューブラ) 55 26.5 1,3950 473,000
SPEED40 CMPTZN DB(2WAYFIT) 40 19 26.5 1,460 418,000
SPEED55 CMPTZN DB(2WAYFIT) 55 19 26.5 1,570 418,000

2022年6月にSPEED25がリリースされました。SPEEDはディープリム系モデルの商品名だったのですが、ついにローハイトのモデルが出てきました。そのせいでレーゼロカーボンの存在意義が危うくなっています。SPEED25は、重量わずか1,285gと非常に軽量です。

WIND40/55は廉価版モデルで重量はそこそこあります。メインはSPEED40ですね。1,470gとそこそこ軽いです。そしてこのSPEEDにはチューブラーがあるのが特徴。40mmで重量1,320gと非常に軽く、55mmでも1,395gです。日本にはSPEED40Tしか入ってきていませんが、フルクラムのラインナップにはSPEED55Tというのもあります。こちらは重量1,395g。レースでは、チューブラーがメインですね。

WINDもそうなのですが、ハイト40mmと55mの重量差が小さいのがポイントですね。WIND40と55は60gしか変わらないじゃないですか。価格も3,000円しか変わらないし…。でもWIND55になると1,700g近くになってしまいますので、悩ましいところではあります。相次ぐ値上がりにより他ブランドでこの価格帯の商品があまり無いのですが、シマノがアルテ~105のホイールをリニューアルしたことでWINDの強力なライバルとなっています。

円安、送料の高騰が反映され、日本での販売価格がどんどん高くなっています。一方海外では価格据え置き。例えばPBKではSPEED40 DBが20万円以下で販売されています。

レーゼロ系

次にレーゼロ系です。記載はありませんが、全て2WAY-FIT(チューブレス対応)です。

名称 リム高 内幅 外幅 重量 価格(税込)
Racing Zero DB 30 19 23.8 1,590 176,000
Racing Zero CMPTZN DB 30 19 23.8 1,570 221,100
Racing Zero Carbone DB 30 19 26.5 1,450 370,700
Racing Zero Carbone CMPTZN DB 30 19 26.5 1,440 407,000

レーゼロのディスク版は2019/11にデザインが変更され、それに伴い大幅に値下げされました(旧価格:177,000円)。併売されていた6穴は廃止。また2019/12にベアリングにCULTセラミックを採用した待望の『コンペッティツィオーネ』が追加されています。

レーゼロは今や貴重となったアルミリムの高スペックモデルです。価格も抑えられており、2本目にちょうど良いと思います。ただしSPEED25の登場により、レーゼロカーボンの立ち位置が危うくなってしまったのが少々残念なところです。いずれ消えてしまうのでしょうか。

レーシング3以降

お手頃価格の金属系リムのファミリーです。この辺は数字が小さいほうが値段も高く高性能というヒエラルキーがはっきりしていて、分かりやすくて良いですよね。その頂点がレーゼロなのですが。価格については、2021年のリニューアル時に5%ほど値下げされたのですが、2022年の価格改定で値上がりしました。
※2021/11/13追記:2022モデルとしてリニューアルされたRacing4、5、6が発表されました。

名称 リム高 内幅 外幅 重量 価格(税込)
Racing3 DB 2WAY-FIT 28 19 23.8 1,660 116,600
Racing4 DB 2WAY-FIT 34 19 24 1,710 80,300
Racing5 DB 2WAY-FIT 24 20 25 1,660 70,400
Racing6 DB 2WAY-FIT 24 20 25 1,780 59,400

2019年3月にレーシング3が追加されました。リリースを見るとオールラウンド性が高まっていると訴求されています。リニューアル後のレーシング5と似たようなスペックですが、レーシング3はスポークがダブルバテッドだったり細かい点で性能が高いです。リムハイトが増えて幅がほぼ同じでも、重量も同じというのも頑張っています。レーシング3~5の中で、どれを選択するか非常に悩ましいですね。

また2021年11月にレーシング4~6がリニューアルされました。基本的にはリムのワイド化で、内幅が19~20mmとなりました。そのせいで旧モデルより若干の重量増となっており、その影響を小さくするためにリムハイトも1mm程度低くなっています。6は5の廉価版で、ロゴやニップルの仕様が異なるなど、コストダウンが図られています。

同じくPBKなら、レーシング5も4万円以下で販売されています。

グラベル系

ここ数年でモデル数が増えているグラベル系です。4モデルですが2モデルがカーボンリムで、価格帯も幅広く、力の入れようが伺えます。

名称 リム高 内幅 外幅 重量 価格(税込)
RAPID RED CARBONE DB 30 25 30.6 1,490 277,200
AIRBEAT 400DB 2WAY-R 40 21 28 1,640 154,700
RAPID RED 3 DB 24 24 29 1,710 113,300
RAPID RED 5 DB 2WAY-R 24 23 28 1,700 70,400

上の2つがカーボンリムです。RAPID REDの3と5はアルミリムですが、こちらは650Bもラインナップされています。載せている重量などは700Cのものです。

ということで、ディスクロードで安価にホイールを交換する際にはとりあえずレーシング3以降から選んでおけば良いと思います。私も旧モデルのレーシング5を使っていましたが、非常に扱いやすいホイールでした。一度は高級ホイールを使いたいと思い、奮発して今はDTswissやENVE45、SLR32を使っていますが、価格差が6倍あるのでレーシング5の6倍も速くなるのかと言われるとそうでは無いですからね(どのハイエンドホイールもそうですけど)。

フルクラムの中だけでも十分に上から下まで揃っています。デザインも良いですし、私は非常に好みです。レーシング3なら割とお手頃価格です。

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