【レビュー】iGPSPORTのライト『VS1200』をゆるふわーくすさんのVS1200専用キャットアイアタッチメントに換装する
iGPSPORTのライト『V1200』について、ゆるふわーくすさんからVS1200専用の新型アタッチメントがリリースされましたのでレビューします。
VS1200はデフォルトではGarmin互換マウントを使用する仕様となっていますが、そのマウントをキャットアイのフレックスタイト対応に変換するアタッチメントです。
■総合評価
専用品だけあり収まりが良いうえに、DIYも不要で非の打ち所がありません。
- VS1200のボルト穴を利用して取付可能
- タイラップを使用せず、確実に固定可能
■購入動機
VS1200のマウントはGarmin互換タイプですが、固定力が弱く、着脱に大きなスペースも必要なためです。
ライトが固定されない
VS1200は、画像の様にサイコンマウントの裏にGoPro方式でGarmin互換マウントを吊り下げます。
ところが↑の画像の様に、画像では左側にある油圧ブレーキのオイルホースがライト本体の後部に当たっています。
この場所がライトを回転させるのに非常に都合の良い位置でして、下記画像のようにすぐにライトが30度ほど横を向いてしまうのです。
Garminマウントは正位置でないと固定されないため、上記画像の状態ではフリーになっています。何かの拍子に90度横になってしまうと脱落するわけでして、非常に危険。そこで『ゆるふわーくす』さんのアタッチメントを使用してキャットアイのフレックスタイトに固定することとしました。
着脱にスペースが必要
またGarmin互換マウントでは着脱に際してスペースが必要になります。サイコンのような全長の短いデバイスならさほど問題にはなりませんが、ライトの様な長尺デバイスでは非常に不便です。
私はシマノの12速を使っていますので変速は無線ですが、オイルホースが外装のためライトと干渉します。このマウント方式は、完全内装のバイクを前提とした方式の様に感じます。
ちなみにセカンドグレードのVS800ではキャットアイのフレックスタイト風のマウントが採用されており、着脱にスペースを必要としません。VS1200も同様の方式に変更して欲しいところです。
汎用品からの換装
これらの問題を解消するため、まずはOLIGHTのRN1500でも使った汎用品のフレックスタイト変換アタッチメントを購入して装着。アタッチメントの購入を検討した時点では、まだVS1200専用品が発売されていなかったのです。
実はゆるふわーくすの中の人である『てつやん』さんもVS1200を愛用されており、専用アタッチメントを試作されていることは知っていました。しかし発売時期がいつ頃なのかは不明のため、まずはGWにエントリーしていたブルべに間に合わせるため汎用品を買ったのでした。
装着はRN1500で経験済みのため、すんなり装着完了。
しかし装着した翌日あたりにVS1200が発売となったため、改めて購入したのでした。
■商品概要
届いた商品はこちら。
中身はアタッチメントおよびアタッチメントを本体に固定するためのネジ、説明書が入ってします。
RN1500でアタッチメントを利用した方はご存じと思いますが、良く見るとアタッチメント本体は3Dプリンターで出力した部分と、キャットアイの『ブラケットスペーサー(5445330)』から構成されています。
これまでの汎用品はブラケットスペーサーを別途用意する必要があり、組立時は瞬間接着剤を用いて接着する手間もありましたが、本製品ではそれらの手間はありません。
■ライト本体へ装着
それでは早速ライト本体へ装着してみます。既に装着していた汎用品を外してVS1200専用品を装着します。まずはアタッチメントに付属のネジをセット。これまで本体を固定していた純正ネジは使いませんので、しっかり保管しておきましょう。
下吊りしたライトは常に振動にさらされることとなり、割と過酷な環境です。反面、固定するネジは細く、固定力が不足しがちなためロックタイトを塗布することが推奨されています。
今回は低強度タイプを使用。これでもあるのと無いのとでは、全く違います。
後は本体に固定するだけで完了です。専用品だけあって非常にシンプル。
iGPSPORTのマウントに吊るしました。
汎用品と比較するとアタッチメント自体も薄くなっており、ライトに加わる振動も多少は減少するはずです。また汎用品はタイラップ3本で固定しています。そのため締め付けが甘いとライトが動く可能性がありましたが、その問題も解消されています。
画像の状態にするためにレックマウントのGoProアダプターを使用していますが、該当の製品はこちら。
装着後に200kmほど走りましたが、全く問題無く固定出来ています。オイルホースがどこに当たってもライトが動きませんし、着脱も楽。むしろこちらを純正にして欲しいですが、色々と難しいと思いますので素直にアタッチメントを買うのがよろしいかと思います。
ちなみに購入は、ゆるふわーくすさんのBOOTHにて行いました。