【レビュー】iGPSPORTSのスマートウォッチ『LW10』

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iGPSPORTから発売されたスマートウォッチ『LW10』のレビューです。iGPSPORTは色々なサイコンを販売しているだけあって、同社アプリとの連携やアクティビティログの取得に関する機能が充実していることが特徴です。

■総合評価

主な特徴は以下の通りです。iGPSPORTのサイコンと同様に、価格の割に機能が充実しています。実売価格15,000円前後のスマートウォッチとしては競争力のある製品で、ライトユーザーであれば十分な機能を備えています。また既にiGPSPORT製品を使っている人であれば、同じアプリを使えるため管理が楽になります。

  • 各種センサーによるライフログ(心拍数など)が取れる
  • 正確なアクティビティログが簡単に取れる
  • サイクリングの際に心拍計として使える
  • GPSを搭載しておりトラッカーとして使える
  • それなりの機能は欲しいがGarminほど高価でなくて良いという人向け

■入手経緯

今回はiGPSPORTさんよりLW10を提供いただきました。代理店の日直商会さんからいつもの箱が届きます。K課長様、いつもありがとうございます。

■製品概要

スペック

スマートウォッチとして必要十分なスペックでありながら、15,000円台という価格が魅力です。garminでのエントリーモデルとされるForeAthlete55は32,000円しますので、かなり買いやすい価格と言えます。センサーも5つ備えておりサイコン代わりに使えます。

  • 価格:15,840円(税込)
  • 本体カラー:ブラック、ベージュ
  • 重量:31.7g
  • 直径:46.8mm
  • 厚さ:10.8mm
  • ディスプレイサイズ:1.43インチ
  • 液晶:AMOLED
  • 解像度:466×466px
  • センサー:GPS、心拍数、加速度、気圧、地磁気
  • 気圧防水:3ATM
  • 防塵等級:IP6X

防塵等級はIP6Xであり『完全な防塵構造』を意味します。気圧防水は3ATMであり、洗顔時の水滴やにわか雨に対応するレべルです。この点は価格相応に割り切っていると言えますが、時計を付けたままシャワーを浴びたい…レベルで防水機能を求める人は素直にGarminなどを買いましょう。

パッケージと同梱品

これまでのiGPSPORTS製品は白を基調としたパッケージでしたが、今回のLW10は黒を基調としたパッケージとなっています。

箱の裏にはLW10の訴求ポイントが記載されています。『1.43インチAMOLED』『心拍数放送(転送)』『高度気圧計』『Bluetooth通話』『マルチスポーツモード』『独立したGPSトラック』の6つ。

箱を開けるとLW10本体が鎮座しています。

同梱品は以下の通り。各国語のマニュアルおよび専用の充電ケーブルです。

外観

外観です。大きさは標準的ですが、ベゼルが狭いので画面は大きいです。

側面にはリューズとアクティビティボタンの2つがあります。リューズは回転とクリックおよび長押しに対応しています。ボタンのクリック感も良好です。

ベルトはシンプルなシリコン製です。

ベルトは簡単に脱着できますが、現時点では交換用ベルトの販売はありません。

■レビュー

基本操作およびアプリ

本体を操作する際、まずは液晶画面を点灯させることがスタートとなります。方法は3つあり、『リューズのクリック』『アクティビティボタンのクリック』『リストジェスチャー』です。

液晶点灯後はメニューの呼び出しです。方法は『スワイプ』と『リューズの回転』、『リューズのクリック』の3つがあります。『スワイプ』と『リューズの回転』で出来ることは共通なので、まずはこちらから紹介します。

メニューは4つに分かれており、上下左右のスワイプに対応しています。リューズの回転では左右のメニューしか呼び出せないため、スワイプを使った方が便利です。

呼び出せるメニューは以下の通り。

  • 上:スマホなどからの通知確認
  • 下:主要設定のショートカットと便利機能
  • 左:アドバイス
  • 右:各ライフログの概況

動画にしましたので、実際の動作はこちらから確認できます。

ウォッチ単体でもこれらの情報を確認可能ですが、スマホアプリにデータを送ってスマホで確認することの方が多くなりますね。

次に『リューズのクリック』です。液晶の表示後に更にクリックすると、22あるアプリを呼び出すことができます。アプリの表示のさせ方にも3通りあるのですが、画像はリスト表示です。

アプリの内容は以下の通り。特徴のあるアプリについては後ほど便利機能の項目で紹介します。

アクティビティ、ワークアウト、トレーニング記録、歩数、心拍数、心拍数放送、睡眠、ストレス、呼吸する、アラーム、電話、タイマー、ストップウォッチ、血中酸素、コンパス、天気、月経周期、カメラリモート、音楽、ワールドクロック、低電力モード、設定

各種ライフログの取得

スマートウォッチのメインであるライフログの取得について。LW10で取得可能なデータは6項目です(カロリーの下に『ストレス』と『血中酸素濃度』が表示されています)。私は過去に2回ほどスマートウォッチと共に生活を送っていた時期がありましたが、ライフログの基本となる心拍数については特に違和感のある数値ではありませんでした。

Garminではボディバッテリーなる独自指標を表示してくれることが有名ですが、LW10にはありません。

各データをタップすると、詳細が表示されます。例えば睡眠データでは深い睡眠から覚醒まで4段階で把握しています。また全体の評価としてスコア表示もなされています。

これらの『健康データ』は、iPhoneの標準アプリである『ヘルスケア』とのデータ連携メニューはあり、iPhoneにも登録されているものの、LW10からのログについては何故かデータ連携が行われていません。

サードパーティアプリへのデータ連携はスマホの標準アプリを起点にして行われることが多いため、それらのアプリとのデータ連携も現状ではできていません。メニュー自体はありますので、不具合であれば早急に対応して欲しいところです。画像の通り、私はあすけんを使っていますので、ぜひともデータ連携したい。

ちなみにiGPSPORTのサイコンで取得したログについては、ヘルスケアアプリに取り込まれており、あすけんなどにもしっかり反映されます。LW10もぜひ連携して欲しい。非常に惜しいポイントです。

個人的には通勤など日常生活での基本的な消費カロリーの把握には非常に役立っています。次に紹介する個別のアクティビティとして記録したログも、こちらの『健康データ』の『カロリー』に反映されます。

アクティビティの記録

本体側面下側にある『アクティビティボタン』をクリックすると、個別のアクティビティを記録することが出来ます。個別アクティビティは全部で59あります。適切なアクティビティを選択することで、消費カロリーをより正確に算出することが可能になります。

また移動を伴う一部のアクティビティ(屋外のサイクリングやランニングなど)を選択すると、GPSが起動して位置情報のトラッキングが開始されます。ただしGPSを起動するとバッテリー消費が2倍以上に増えますので、長時間使用する場合はサイコンを使った方が良いでしょう。

記録後のデータについては、後述の『アプリとの連携』で紹介します。

心拍数転送

搭載されているBluetoothを使い、Bluetoothに対応したサイコンにLW10が計測した心拍数を転送することが可能です。

転送するには、リューズをクリックしてアプリを呼び出します。アプリの中から『心拍数放送』を選択して転送モードをONにします。※放送=Broadcast

その後、サイコン側からセンサー検索を行うと心拍計としてヒットしますので、接続します。

無事に接続完了しました。サイコン側に心拍数が表示されています。

これまでの各種心拍計よりも手軽さではLW10を使う方が優れていますので、短時間のサイクリングであれば十分に代替になります。

iGPSPORTSアプリとの連携

アクティビティ後のデータはLW10本体に記録される他、iGPSPORTSアプリと同期するとアプリの『アクティビティ』の欄にiGPSPORTSのサイコンで記録したデータと共に蓄積されます。『トレッドミル』等のアクティビティ名の左にウォッチのマークなどが付いていますので、記録デバイスの大まかな判別が可能です。

例えばサイクリングでは以下画像のようにログが記録されており、トラッキングの精度は必要十分です。気圧計も備えているため標高も記録されています。私は日常的なクロスバイクの移動も記録するようになって、消費カロリーが把握しやすくなりました。

その他便利機能

アプリの中でも便利なものと、下スワイプからアクセスできる機能のうち、特徴的なものを紹介します。

  • カメラリモート:Bluetooth接続しているスマホのカメラシャッターを遠隔で操作可能。
  • ストップウォッチ、タイマー:読んでそのままの機能です。タイマーは腕に振動で伝えてくれるので便利。
  • ライト:文字盤が全面点灯しスマホのライトのように使えます。点灯と点滅、赤点灯があり、暗闇で赤点灯を使うと子供が喜びます。

文字盤の変更

デフォルトでセットされている文字盤はパッケージにプリントされているデザインですが、アプリにある『ダイヤルマーケット』機能を使い、用意されている中から好きなデザインに変更することができます。

充電

充電は専用ケーブルを用いて行います。テールライトのTL30と同様にマグネットで固定するタイプです。

充電速度は早く、30分の充電で34%回復しています。バッテリー残量は数値と円形のバーで確認することができます。

ラインタイム

LW10のランタイムですが、サイトの記載では省電力モードで約14日間、標準モードで約9日間、常時表示モードで約4日間とされています。

まず最初に各モードの違いを簡単に説明します。『省電力モード』等のモード設定があるわけではなく、使用条件の違いによるものです。

各モードの定義
  • 省電力モード:常時表示はOFF、リストジェスチャーによる起動(100回/日)、bluetooth通話(5分/週)
  • 標準モード:常時表示はOFF、リストジェスチャーによる起動(200回/日)、bluetooth通話(15分/週)、アラーム利用(3回/日)
  • 常時表示モード:常時表示はON、リストジェスチャーによる起動(300回/日)、bluetooth通話(35分/週)、アラーム利用(3回/日)
    ※どのモードでも各種健康データの測定は行う

常時表示は時刻のみを白黒で表示するもので、起動とは異なります。またLW10の機能には一応『低電力モード』というものがあり、これを有効にすると健康データの測定や通知がOFFになります。

これを踏まえて私の場合は常時表示がOFF、リストジェスチャーによる起動はONという使い方をしています。省電力と標準の中間にあたる感じですね。これでバッテリーの減少は1日あたり約8%。単純計算で約11日ほど持続する計算です。iGPSPORTSの公称値と概ね一致するといえます。

ちなみにリストジェスチャーによる起動ですが、意図せずに起動している場合もあるため起動回数をコントロールすることは難しいです。

■まとめ

iGPSPORTSのラインナップに新たに加わったスマートウォッチです。一般的なスマートウォッチとしての機能は一通り有しており、スマートウォッチのライトユーザーとして日常的なカロリー管理などを行う分には十二分な性能です。

iGPSPORTユーザーであれば、iGPSPORTアプリを使ってiGPSPORTデバイスとアクティビティが一括で管理可能という大きなメリットがあります。

これまで2度スマートウォッチを使いながら挫折した私も、機能が充実していることに助けられて使い続けられています。腕時計自体が嫌いだったのですが、すっかり慣れてしまいました。特に、使い慣れたiGPSPORTアプリを使えることが大きいですね。

価格もこなれていますので、スマートウォッチの最初の1台としてお勧めです。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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