キャノンデールシナプス用 SKSのマッドガードを交換
キャノンデールのシナプスに使用しているフルマッドガードが摩耗したので交換しました。今回も、今まで使用していたものと同じSKSのブルーメルスです。
■マッドガードが劣化
私が現在メインで乗っているフレームは、キャノンデールのシナプスです。2018年に購入したもので旧モデルです。
マッドガードも同時期に購入したもので、同じく6年間使ったことになります。
シナプスは『エンデュランスロード』ということでフルマッドガードの取付に対応しており、フロントフォークとリアエンド、そしてBB裏にダボ穴、シートステーにマッドガード取付用のブリッジが取り付けられることが特徴です。これが無ければ買いませんでした。
しかし数少ない雨ブルべにしか出番が無いとはいえ、マッドガードを6年も使うと劣化してきます。具体的にはシートステーと接触する箇所が、振動によるフレームとの接触で削れており、このようにヒビまで入ってしまいました。
マッドガードが振動でフレームと接触して削れるというのは、経験しないと分かりませんでした。当然ながらフレーム側も削れており、塗装が剥がれて下地が見えてしまっています。気付いてからはテープを巻いてフレームを保護していますが、傷が付くまでは予測できませんでしたよ…。
■SKSのブルーメルスをオーダー
フレームは簡単に交換出来ませんが、マッドガードは交換出来ますので新たな品を調達します。今回も色々調べましたが、ロード用で幅の細いマッドガードというのがSKSのブルーメルスしか無い。
SKSのブルーメルスはシナプスの様なダボ穴を備えているフレーム用のマッドガードで、非常に幅広いバリエーションがあります。特にロード用の700Cでは、28Cまでしか対応しない35mm幅という狭い幅の製品をラインナップしているのが貴重でして、シナプスで使っています。
しかし今年のツールではタイヤ幅のスタンダードが30C以上になっているとのこと。私も以前から30Cを使いたいのですが、30Cに対応するマッドガードを付けるとなるとフレーム側が対応していないため、タイヤ幅は28Cに抑えるようにしています。
■取付け
オーダーすると翌日に到着しましたので、早速取り付けます。週末は雨予報の『渋峠400』が控えていますので、切実です。
まず全景はこの通り。6年前と特に変わらないように見えます。もちろん、変わらない方がそのまま取付出来ますので、何も変化が無い方が良いですね。
基本的な構造としては、ステーとガード本体をネジで固定します。6年前の製品は特に塗装されておらずシルバーのルックスでしたが、今回は取付部やステーそのものもブラックに塗装されています。最近のバイクの見た目に合わせたのでしょうか。ブラック尽くしのシナプスとしては、このデザインの方が良いのですが。
またシートブリッジとの接合部のパーツも仕様が変更されており、角度が可変になっていました。
以前はこのように一体成型されていました。
基本的には同じ製品なので、既存のステーと同じ位置に固定するだけで問題なく取付完了。多少の微調整は行いましたが、タイヤとのクリアランスもばっちりで、固定用のネジも既存のものをそのまま使えました。
私は雨でもブルベを走る人なので、このようなマッドガードが必須です。
マッドガードも様々な種類がありますが、マッドガードが途中までしか無い場合、ガードが切れたところで雨水が拡散します。そのためママチャリと同じくBBまでカバーするマッドガードは必須。
BBまでカバーするためにはBB裏にダボ穴が設置されていることが必須ですが、ロードバイクにおいてはそのようなフレームはほぼありません。
そのためマッドガードは、長くてもシートステーまでしか無い構造になるのですが、それだとシートステーの位置で雨水が拡散するので、シューズの浸水がひどい事になるんですよね。BBまでしっかりカバーしていれば雨水はマッドガードに沿ってBBから地面に排出されますから、シューズが浸水することは(リアホイールが跳ね上げる雨水起因では)ほぼありません。
ともあれ、渋峠400の直前にマッドガードを交換しましたが、無事に装着が完了しました。基本的にマッドガードの取付位置というと非常にシビアな印象がありますが、ブルーメルスは品質も良く、一度位置が決まってしまえば微調整の必要が少ないことも利点です。マッドガードは、可能な限りタイヤぎりぎりに装着したいですからね。
サイズが合えば、SKSのマッドガードは非常にお勧めです。