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【レビュー】多機能に進化したスマートテールライト iGPSPORT『TL50』

morou2

2025年10月にiGPSPORTから発売されたスマートテールライト『TL50』を購入しましたので、レビューします。前作の『TL30』から機能が大幅に増えた多機能モデルとなっています。

■総合評価

2023年に発売された『TL30』をベースに、サイコンとの連携なとのスマート機能が多数追加され、大幅スペックアップした製品です。

  • 本体サイズと重量はそのままに、TL30と比して価格は安くなったうえ大幅に機能強化
  • アプリから何でもできる使い勝手の良さは健在
  • ランタイムだけはTL30から短くなった

■購入動機

iGPSPORTのライトは全て買うことにしているからです…というのもありますが、前作のTL30は使い勝手がよく、今でも愛用しています。その後継品(というアナウンスがあるわけではないですが)が出たからには買うしかない、ということで購入。

何より充電端子が専用のマグネット式端子からType-Cになったことが大きい。またこれだけの多機能さながら4,000円前後という安さなので、思い付きでポチっても後悔しない安心感も理由ですね。

■製品概要

製品スペック

まずは製品スペックを確認します。

  • 価格:4,180円(税込)
  • 公称重量:23g(実測23g)
  • ランタイム:4~26時間
  • 本体サイズ:40×40×18mm
  • 防水等級:IPX7
  • バッテリー容量:460mAh
  • 通信規格:Bluetooth
  • 充電ポート規格:USB Type-C

しつこいですが、充電がType-Cになったのがありがたいですね。morou家ではTL30も当分のあいだは現役なので、専用ケーブルが無くなるわけではないのですが…。

※ちなみにTL30の専用ケーブルとは、これ

TL30とのスペック比較

前作であるTL30とのスペック比較です。

TL50TL30
価格(税込)4,180円4,730円
公称重量23g23g
実測重量23g23g
サイズ(mm)40×40×1842×40×19
ランタイム(lm)4~26h最大50h
バッテリー容量460mAh
防水等級IPX7IPX7
搭載センサー加速度加速度、環境光
充電ポートType-Cマグネット式専用ポート
通信規格BluetoothBluetooth
使用温度範囲-10~50-10~50
マウントGarmin互換フック式専用マウント

例によって性能がアップして価格は下がるというパターンです。本体サイズや重量などはほぼ変化なし。

TL30からの主な違いは、充電ポート変更のほかは環境光センサーの廃止。暗くなった時の自動点灯機能は備えているのですが、環境光センサーはサイコン側に依存する設計となりました。

またランタイムも短くなっていますが、TL30もランタイムの長さはアピールポイントでは無かったので、機能強化に伴う消費電力量の増加といったところでしょうか。

マウントが汎用的なGarmin互換に変わったことも地味にありがたい点です。

パッケージと同梱品

パッケージはいつもの白基調パッケージ。

パッケージの裏側には機能の紹介と各モードのランタイムが記載されています。

同梱品はこの通り。ライト本体、サドルレール取付用ブラケット一式、3mmアーレンキー、マニュアル、検査済み証です。

外観と実測重量

外観はTL30と酷似しています。外観的には完成された感。LEDは中央のほか、外周部に円形に配置されている点も同じです。ただしTL30のように中心と外周の明るさを別々に設定する機能は廃止されています。

裏側はGarmin互換マウントおよびUSB Type-Cの充電用ポートがあります。

技適を始めとする様々な情報は、本体側面に記載されています。

また側面のレンズはマット仕上げになっており、TL30よりも後方に光を拡散することが可能となっています。

https://www.igpsport.com/jp/product/tl50より

実測重量は、公称と同じく23gでした。前作と同じです。

■レビュー

取り付けについて

まず取り付けです。デフォルトの取り付け方式は、サドルレールにベース(GoPro対応)をクランプし、Garmin形状のマウントを取り付けることになります。先ほどの画像の通りです。

Garmin互換になったおかげで、RECMOUNTなどの汎用品が使えるようになりました。

サドルバッグにリアライト取付用のスリットがあれば、高い位置に取り付けることも可能。

この時はこちらのマウントを使いました。

スぺシャのSWAT対応サドルを使っていれば、更にスマートに取り付けることが可能です。状況に応じて、レーダーテールライトの『SR mini』と同じマウントで使い分けることも可能になります。

機能の紹介

ここからは、多数ある機能の紹介です。本記事執筆時点(2026年1月)のファームウェア(V1.04)に基づいています。

アプリからコントロール可能

他のiGPSPORT製品と同じく、iGPSPORTアプリを使うことが前提となっています。この後に紹介する機能も全てアプリからの設定が前提です。

アプリから操作する基本的な機能としては、ライトモードの変更と、カスタマイズモードの作成があります。ライトモードの1つとしてカスタマイズモードが設定されていますが、『点滅/点灯』と『輝度(1%刻みで調節可能)』が自由に設定できます。基本的には、明るさを抑えてランタイムを伸ばす使い方が主になると思います。

ブレーキランプ機能

加速度センサーを搭載していますので、減速を検知した場合にブレーキランプ的な発光をすることが可能です。設定画面は『運転状態通知』メニューの中にあり、内容は以下の通り。こちらも点滅/点灯と輝度を細かに設定可能です。

ブレーキ操作と連動しているわけではなく、減速を検知してから発動しますので、若干のタイムラグがあります。

停止時のハザード機能

停車時にハザードモードにする機能です。設定は先ほどと同じく『運転状態通知』メニューの中にある『りんていしにじゅうフラッシュ』という機能が該当します。

前述の通りTL50は加速度センサーを搭載しているのですが、この機能を使うにはiGPSPORTのサイコン(BiNaviやiGS800)と連動させる必要があります。加速度センサーはブレーキランプの減速判定に使用し、ハザードランプはサイコン側の速度を用いて停止を判定するためです。

そのためハザードランプを使うにはサイコン側でアクティビティ(ログ取り)を開始し、速度の測定をしている状態であることが条件となります。

ブレーキランプと両方有効にすることも可能です。ブレーキランプは停車時に高速で何度か点滅するのみですが、ハザードランプの点滅間隔は長めで、停車中はずっと点滅し続けるという違いがあります。

サイコン/ライトとの連動

サイコンとライトと連携して、電源のON/OFFを連動させることが可能です。

まずはサイコンから。iGPSPORTのBiNaviおよびiGS800と連携が可能です(2026年1月現在)。事前の設定として、両方起動した状態でサイコンのセンサー登録画面から、ライトをセンサーの1つとして登録しておきましょう。

今回はフロントライトのVS1800Sも一緒に登録しました。

登録完了した状態です。

センサー登録が完了すると、ON/OFFが連動します。登録すると強制的に連動するようになり、連携をON/OFFする設定はありません。連動させたくなければセンサー登録を解除してね、ということだと思います。

連動する様子を動画にしました。サイコンの電源だけ操作すれば良いので、中々便利です。

後ほど紹介する『スマート光センサー』をONにしておけば、昼間の屋外ではいったん点灯した後、すぐに消灯してくれます(VS1800Sにも同じ機能が付いています)。

続いてライトとの連携です。VS1800Sと連動して電源がON/OFFする様子を動画にしました。

対応するフロントライトの電源と連動します。ちなみに連動をON/OFFするメニューはVS1800S側にもTL50側にも見当たりません。

iGPSPORTアプリのデバイス登録およびBiNaviのセンサー登録から両方のデバイスを削除してみましたが、アプリを介さないネイティブの機能として連携するようです。連携を解除する方法は無いように思われます。

また一部の設定も、サイコン側からコントロール可能です。

Di2との連携

BiNaviなどの対応するサイコンを介して、シマノDi2からライトをコントロールすることが可能です。

設定方法は、まずシマノE-TUBEアプリから、シフトスイッチの機能として『D-FLY』のチャンネルを割り当てます。今回は左のリモートスイッチに割り当てました。

続いて対応するサイコン(BiNaviやiGS800)側でもDi2をセンサー登録します。

するとスイッチに機能を設定することが可能になります。今回はライトのON/OFFを設定しました。

実際にON/OFFを動作テストした動画はこちら。ついにDi2でライト操作が可能になる未来が到来!

私の場合はリモートスイッチにもシフトチェンジを割り当てているので、実際に使うかどうかは微妙なところですが、今までリモートスイッチを使っていなかった、という方は是非。

自動点灯機能

明るい場所では自動消灯し、暗くなると自動点灯する機能です。明るさの自動調節もしてくれます。

TL50には環境センサーが付いていませんので、この機能はサイコン側の環境光センサーを使用します。よってサイコンとの接続が前提の機能です。テストしてみましたが、きちんと動作しました。トンネルなどで有効ですね。

オートスリープ、チームシンク

その他、設定した時間が経過すると消灯する『オートスリープ』、他のTL50が半径50m以内に入るとモードがシンクロするようになるという『チームシンク』機能があります。さすがにチームシンクの動作は検証できていません…。

このように非常に多機能、高性能です。個人的には自動点灯が非常にありがたい。

ランタイムについて

各モードのランタイムは以下の通りです。

  • 高輝度(12lm)点灯:4h
  • 低輝度(3lm)点灯:12h
  • 高輝度(5/0/5/0/50lmのループ)フラッシュ:26h
  • 低輝度(5/1lmのループ)フラッシュ:14h
  • 光輪(3lm)モード:12h

低輝度フラッシュは、フラッシュと言いつつ消灯しないところがポイント。高輝度フラッシュの方がランタイムが長いです。光輪モードは円形に配置されたLEDが回転しながら順次点灯するモードです。

点灯状態だと3lmでも12hのランタイムであり、ブルべで使うことを想定するとちょっと短いかな?という印象です。とはいえ300kmまでなら特に問題はありませんし、600kmでも宿などで充電すればOKですよね。

この他にカスタマイズモードがありますが、TL50においては『輝度は最低限で良いのでランタイムを最長にしたい』という用途には使えなさそうです。なぜならば、TL50にはiGPSPORTのフロントライトのように残りランタイムをアプリに表示する機能がありません。そのため残りランタイムを見ながら輝度を調節するという技が使えなくなっています。

少々不便ではありますが、点灯の場合は3lmというほぼ最低限の明るさが低輝度点灯モードとして既に用意されていますので、カスタマイズよりはデフォルトのモードを使っていくことになりそうです。

ランタイムの検証のため、実際にランドヌ東京の『BRM1102 朝霧高原300』という300kmブルべで使ってみました。陽が沈む前の16:35にライトを点灯。カスタマイズモードで10%(最大50lmなので約5lm)に設定。

ゴールはほぼ5時間30分後の22時6分でした。TL50のバッテリー残量は41%。5.5hで約60%の減少ですから、概ね想定通りのランタイムと言えます。

■まとめ

iGPSPORTのテールライト2作目です。いくつかの機能はセンサーをサイコン側に依存することで、TL30よりも大幅に多機能化しながらも、サイズも重量もTL30から据え置き!というかなりのスペックアップを果たしています。

ランタイムだけは短くなっているものの、端子をUSB Type-Cとすることで追加の充電もやりやすくなっており、運用で充分にカバー可能なレベル。

またマウント方式もGarmin互換となり、様々なアタッチメントが使用可能になりました。サドルバッグのスリットにクリップで留めたり、ヘルメットの後部ライトとしても使えると思います。

それでいてTL30よりも値下げされているのですから、これは買うしかありません。久々に『とりあえず買っておきましょう』という製品です。気になっている方はぜひ。

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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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