2年半ぶりにスピードプレーイのクリート交換&シューズ交換

morou2

■クリート&シューズを交換

2年半ぶりにクリートとシューズを交換しました。クリートはSEEDPLAY、シューズはスペシャライズドのS-WORKS7を使っています。

2年半前も、シューズを新調したタイミングでSPEEDSPLAYがwahooブランドに変わったため、クリート&シューズを一緒に交換したのでした。

SPEEDPLAYのクリートは(使い方によって)長寿命

SPEEDPLAYのクリートですが、クリート本体は長持ちします。何故ならばクリートカバーが付いており、どんなに歩いても本体や本体を固定するネジが摩耗しないからです。

ただしSPEEDPLAYのキモである『Cリング』は金属製のため、脱着回数を重ねると疲労により折れてしまいます。右足と左足では脱着回数が全く異なりますから、まず左が折れます。

どの程度脱着すると割れるのか?については適切なメンテナンスの実施と使用環境で大きく左右されます。こまめにクリート内部を清掃し、注油をすると摩擦が減って寿命が延び、メンテをしない、土の上を歩く、雨の中を走る等の要因で寿命は縮まります。

交換の理由

今回、交換に至った理由は『Cリングのストックが無くなった』からです。

先ほど書いたようにCリングは左だけ破損しますので右が余ります。この時にどうするのかと言うと、まずクリート一式を新品と交換します。

するとまだまだ使用できる右のCリングが余る(Cリングは左右の区別が無い)ので、これをストックとするわけです。Cリングはライド中に突然折れますので、Cリングのストックをツールボトルに入れておくのはSPEEDPLAYユーザーのたしなみみたいなもんです。Cリングが折れたらまともに走れないですからね。

ただし、たしなみとは言いつつも、Cリングは単独で補修部品として販売しているわけではありません(かなり昔は販売していた時期があった)。そのため自前でどうにかする必要があるのですが、その調達方法は『左のCリングが折れる』こと以外にありません。

SPEEDPLAYはクリートがペダル本体(?)なので1万円弱の出費となるのでお財布的には非常に痛いのですが、心の中では『Cリングの予備が出来た!』と喜んでいたりします(笑)

そのストックがついに枯渇してしまったため、2年半前に購入してストックしてあったクリートをついに引っ張り出してきたという次第です。

次にシューズですが、私が現在使っているのはスペシャライズドのS-WORKS7。購入当時は4万円(当時はpaypayのキャンペーンがあり、2割引きで買えた)でした。現在はS-WORKS7は廃番で、後継のS-WORKS TORCHが出ていますが値上がりして5万円です。

このシューズは非常に気に入っていまして、鬼のように硬いカーボンソールなので長距離に向いていないと思いきや、フィット感や軽さなどが非常に快適でParis-Brest-Parisもこれで走りました。今では樹脂ソールを使うとしなりが気になってストレスを感じるほど。

そのお気に入りのシューズが廃番になる時に2割引きとなるアウトレットセールを行っていたので、とりあえず確保しておいたのでした。

このシューズはアッパーにダイニーマという強靭な生地を使っており、伸びることが無いと言われています。まぁ機械で引っ張れば伸びることもあるのでしょうが、素人サイクリストの脚力程度では伸びることはないでしょう。

そのため(見た目が汚くなる以外の)劣化を感じることが無く『3万円も出してストックを買ったけど、いつ交換すれば良いのか?』という長期タスクを心の中に抱えていました(笑)

今回はPBPも終わったことだし、クリートも交換するし…ということで2年半眠らせていたシューズのストックをようやく使うことにしたのでした。

ちなみにS-WORKS7自体は未だにスペシャライズドのオンラインショップに並んでいたりします(ただしワイドタイプ)。このストックを履きつぶしてしまったら、またシューズ探しをしなくてはなりません。

交換作業

さてクリートの交換作業です。

今回はシューズ自体も交換します。新旧のシューズはこんな感じ。奥が古いシューズですが、かなり汚れていますね。

パッと見では汚れ以外の新旧の区別はありませんが、実際に履いてみるとタンなどのパッドはヘタっていました。新しい方が圧倒的に快適です。

こちらが新クリート。2年半前にペダルを購入した時に付属していたものです。

こちらがSPEEDPLAYのベースプレート。まずこれをシューズに取り付け平面を確保したのち、クリートを取り付けます。左が旧、右が新です。クリートカバーのおかげでほとんど劣化していません。

その他の付属品です。左からベースプレート固定用ネジ、クリート固定用ネジ、ソールの反りと合わせるための調整用シムです。私はシムを交換せずにそのまま使用しました。

こちらがクリート本体。ドライ系のルブを注油してね、という注記があります。

交換作業はプラスドライバーのみで可能です。SPEEDPLAYの良い点は『ベースプレートで前後位置調整』『クリートで左右位置調整』と、前後左右位置の調整を別機構で行う構造となっている点。そのため元のクリートの位置を画像で記録しておけば、元に位置を簡単に再現できます。

クリート用ネジのトルクですが『クリック感を感じてから1ノッチだけ締める』となっていますので、締め過ぎに注意しましょう。

クリートを取り付けると、クリートカバーを装着して完了。新品だとクリートカバーの取付が固い。

新品のシューズに新品のクリートを取り付けた図。輝いていますね、まぶしくて直視できない…。これがボロボロになってしまうのかと思うと、切ない。

交換後

クリートもシューズも綺麗になって快適です。テンションもあがります。

特に、新しいクリートだとCリングも劣化していないためか、ペダルの脱着も『バチン!』という感じで非常に快適。これが劣化してくると『ヌルっ』という感触に変化してくるので、やはり定期的な交換は必要と感じました。

特に最近はストックしていた右の中古Cリングばかり使っていたわけですから、尚更です。皆さんも、定期的な交換をお勧めします。

以上、交換の感想とSPEEDPLAYクリート交換の実際でした。

新型SPEEDPLAYペダルのレビュー記事は、こちらです。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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