【ブルベ装備】ブルベで使うライトについて その3 レザイン編
さて次はキャットアイに次ぐ人気のレザインです。私はキャットアイで統一する運用をしているので使ったことが無いのですが、いつも店頭で手に取って買うか悩んでいます…。
レザインは、とにかくデザインがいいですよね。ポンプはレザインを使っている人も多いのではないでしょうか。キャットアイはシマノと同じく今一つ垢抜けないイメージですが(シマノよりはマシですが)、レザインのライトはその見た目だけで買いたくさせる質感です。
■レザインのラインナップ
レザインのラインナップのうち、ブルベで使えそうなのは下記の4つ。
※2019/01/29:800XL・650XL及び『REMOTE LOADED』が出たのでアップデート
1500XXL
キャットアイのVOLT1700に相当するモデル…でしょうか。各モデルとも、オーバードライブという『モデルナンバーと同じルーメン数で光るモード』があるのが特徴です。これに加えてハイ・ミドル・ロー(実際は『ブラスト』等の呼び名がついていますが、便宜上ハイ・ミドル・ローとします)の3モードを加えて4つのモードを使い分けることで、明るさとランタイムを細かく調整可能です。
基本的にはローモードが250lmで10時間持続しますので、これで全く問題無いですね。VOLT1700は200lmで15時間も持続しますが、正直なところ一晩持てば良いわけなので、600kmまでなら過剰スペック気味です(1000km以上だと話が変わってきます)。1500XXLの10時間というのが丁度良い感じです。ただし重量は350g近くあり、ここがデメリットですね。防水についても、浸水したという話はあまり聞きません。構造的にも浸水の心配はなさそうな形状をしています。ちなみに値段はこちらの方がかなり安い…。
また有線のリモートスイッチを接続して、手元でON/OFFやモードの変更が行える『REMOTE LOADED』というモデルが追加されました。これは1100XL、800XLも同様です。1500XXLの場合は、プラス2,400円の18,000円となります。1500XXLの場合のみ、スイッチに加えて『ダイレクトX-ロックマウント』というレックマウントの様なマウントまでもがセットになっています。サイコンも載せられるこのマウントは4,000円するのですが、これとスイッチが付いてプラス2,400円というのは本当なのでしょうか?(笑)
1100XL
こちらは、かなりVOLT800に近いスペックのモデルです。このあたりのモデルが価格と性能のバランスが取れていますね。こちらもローモード(150lm)で10時間持続しますので、オーバーナイトでも心配ありません。
ちなみにレザインの今回のモデルはUSBで充電可能なので、モバイルバッテリーがあれば持続時間を延ばすことが可能です。150lmで10時間もつのであれば、充電の必要は無いと思いますが。カートリッジによるバッテリー交換を採用していないので継ぎ目も無く、防水性も高いと思います。
このモデルにも『REMOTE LOADED』があります。こちらはプラス3,000円の12,500円です。マウントは無くスイッチだけ。1500XXLと価格設定が違いすぎますね…。
800XL
モデルチェンジして、700XLから800XLになりました。オーバードライブモードの明るさが100ルーメンアップした以外は変わっていません。1100XLの下位モデルなのですが、キャットアイのVOLT400よりは上のスペックという絶妙なモデルです。小型・軽量なので十分使えると思います。2つ買っても、定価ベースで15,000円。カタログスペック上はローモードで9時間なので、微妙に一晩もちません(地域や季節によっては大丈夫)。多少充電して延命する運用になるのでしょうか。
800XLにも『REMOTE LOADED』があります。1,600円アップの9,000円となります。
650XL
800XLの廉価版のような『650XL』というのが出ました。値段が1,000円安く、重量は800XLと同じ。オーバードライブ時の明るさが650mlにダウンする代わりに持続時間が30分ほど伸びたというモデルです。それ以外のモードでの持続時間は同じです。800mlが絶対に必要な場面があるとは思えないので、値段も安いしこのモデルで十分な気が…。
別売りバッテリーパック
1500と1100には、それぞれ1500iと1100iというモデルがあります。これは別売りの専用バッテリーパックを接続すると、持続時間を約2倍に伸ばせるというものです。充電用のケーブルを接続した状態で雨の日にどの程度の防水性があるのか分かりませんが、あの性能のまま持続時間2倍は魅力的です。キャットアイの場合は、カートリッジを交換すればすぐに持続時間が2倍になるのですが。
FEMTO モード
レザインには、FEMTO モードという15lmで点灯するモードがあります。この最低限の光量で点灯するモードは、例えば700XLで76時間もの持続時間があります。他者(主に車)へのアピールのために、昼間でも何らかの方法でライト点灯するのが事故防止に効果的と思いますが、これだけ持続時間があれば、夜間の点灯時間にもさほど影響を及ぼさずに使用出来ると思います。
キャットアイの場合は、これを点滅(FLASH)で代替しており、持続時間はVOLT800で100時間となっています。私は点灯モードでこれだけ持続するのであれば良いですね。レザインのライトに魅力を感じる点の1つです。
■まとめ
今回の4つのモデルは、どれを購入しても十分にブルベで使用出来るモデルです。価格も安いので、明るさが足りないと感じたら買い足しても良いと思います。バッテリーを外すことは出来ませんが、その分は防水性にステータスを振っています。あのアルミの見た目に惹かれたならば、迷わず買ってしまいましょう。
レザインは最初に出た1000ルーメンと450ルーメンのものの使用経験あります。
1000のものは逆さ使用で水没しました。全体的に本体の作りがしっかりしているのですがその分重いです。450ルーメンの方は替え電池がキャットアイのものより軽いです。このページで紹介されているものはつかってないので不明ですが。
できればライトは同じメーカーのものを使用した方がよさそうですね。
NOMさん
逆さまにすると、水没リスク大幅アップですよね…。私もキャットアイのものを逆さで使用して水没させたことがあります。
レザインも結構頑張っているので、どちらも一長一短ですよね。ライトのブランドが統一されていると、運用が楽ちんにはなると思います。リチウムイオン電池になってからは、充電方法なども異なりますからね。