【ブルベ】BRM924　たまがわ300夢の国　完走しました　その２

さてフォトコントロールの棚田を通過すると、次のチェックは139km地点のPC3です。ですがその前に、6km先から始まる嶺岡中央林道を突破しないといけません。ここも前日までの情報によると、落葉や枝でかなり悲惨な有様とのこと…。私は当然行ったことも無かったのですが、何やら妙に強調されているところを見ると、恐らくはいかにも千葉っぽい林道なのでしょう(笑)

ということで、入り口にはすぐに到着…したのですが、キューシートでもGPSでも左折となっている林道の入り口まで来て『えっ…本当にここに入っていくのか…？』と進むのをためらってしまう程の『入ってはイケナイ感』を醸し出す入口。でも私はeTrex君がそう言うなら、その通りに進むしかないよね！ということで、アタック。どうやらこちら側は終点のようですね。走りながら、『ここを夜の内に通ったら死ねるな…』と思っていましたが、ちゃんと看板に『夜間は通らないで下さい』と書いてあった。

ちなみに道幅は、軽自動車がやっと通れる程度しかありません。まぁ林道ですからね。

この角を曲がると、すぐにこんな感じで落ち葉だらけ。ここはまだ走りながら写真を撮る余裕があったということなので、ものすごく綺麗な状態です。今回は雨だし林道だし、ということで25Cのタイヤに交換していったのですが、心の底から交換して良かったと思いました。

中にはこういう綺麗な個所もあるにはあるのですが、

行程の半分以上はこんな状況。これはまだ枝が落ちていないのでマシな方。

林道を恐る恐る下っていくと、後ろから並木さんが追い付いてきます。そのまま後ろに着かせてもらい、『ヒドすぎる！ｗ』と言いながら一緒にPC3まで下っていきます。

途中のちょっとした登りのところで路面が苔むしていて、『ヌルルル』とリアが（恐らく）10cm以上スライドした時には心拍数が急上昇。登りの方が危険ですね。。。10cm滑ったところでグリップが回復したのは単に運が良かっただけ。あのリアがヌルっと滑る感触は初体験でした…。

こうして林道を堪能して、無事に139km地点のPC3に到着。時刻は6：53で、7hで140kmですからなかなかのペース。何より全然しっかり走っていないとは言え、まだクロサワさんにパスされていないことが嬉しかったり。

私がおにぎりを2個食べている間に、並木さんとはここでお別れ。次のPCはわずか16km先なので、そこではチロルチョコでも買うつもりでちゃんと補給しておきます。しばらく行くと、ようやく海が見えてきます。

ということでPC4。

ここでクロサワさんと一緒になります。会話したのはようやく二人目(^_^;)　次は30km先の鴨川で外房に出ます。この区間が、海を眺めながらの唯一快適なサイクリング。

そして186km地点のPC5。時刻は9：08なので良いペース。画像はローソンですが、100m先のセブンイレブンでもOKだったことを思い出して、実際はセブンイレブンでお買い物。こちらのお店にクロサワさんも先着していました。

セブンイレブンの方がお店が新しくてイートインまであったので、移動して大正解。まだ9時だと言うのに、結構日差しがきつかったので助かりました。それにしてもクロサワさんは補給が速いですね。私は補給の他に、どうしても休憩の要素が入ってしまう。

実はここで左STIの調子が悪く、FDとサテライトスイッチが動かない。色々やって何とか復活しましたが、道中何度もおかしくなりました。このせいで15分ほどタイムロス。

PCを出るとすぐに清澄山の登り。距離は短いですが斜度がひたすらきつく、いかにも千葉という登り。

画像の奥に見えるのはループ橋で、2014年にここを千葉のブルベで通った時は未完成の橋だった記憶があります。さすがに2年も経っていたら完成しているだろうからループ橋を通るのかな？と思いきや、ループ橋だけは完成しているものの、その先の道の整備に予算がつかず、ループ橋だけが無駄に完成している状況になっているようです。

しかも調べると、ループ橋の工事が着工されたのは何と2001年。ループ橋から先の道路の工事は、まだ着工もしていない状況のようです。まぁこの部分だけ道路が拡幅されても、七里川温泉までの道は狭いままなので結局大型のバスなどは通れませんから、費用対効果は非常に低いと感じます。じゃあ何故橋を造ってしまったのだ、という話になりますが…。

何たる税金の無駄遣い。

ループ橋を通過して、更に登るとようやくピークです。この清澄山（正確には妙見山）のふもとには『清澄寺』があります。この清澄寺は日蓮宗の大本山という由緒正しいお寺であり、約800年もの歴史があるとのこと。

また2021年は日蓮の生誕800年だそうで、全国から信徒が集まることが想定されるため、上記のループ橋は何としてもそれまでには完成させたい意向があるようです。そんな素晴らしいお寺も今回はスルー。それが私のブルベ。ブルベを早く走って美味いビールを飲む、ブルベはビールを飲むための準備運動なのです。
（こうして訪れて写真に収めた名所旧跡を、後で調べてブログにまとめるという作業も大変楽しいですよ）

これで本日のお仕事終了、と思いきやその後も延々と続くアップダウン…。縮尺が5kmというのもありますが、ひたすら山頂マークと谷底マークが連続しているのがお分かり頂けますでしょうか。

そしてついに大多喜の通過チェックを通過した後、市原あたりで本降りの雨。早々に諦めてシューズカバーとカッパを装着。何とか255km地点のPC6にたどり着きます。時刻は13：24。

あとは地形的にツライ部分はなく、平坦を走って帰るだけですが、蘇我あたりからは市街地なので信号も多く、雨の中を帰ることを想像すると気が滅入ります。残り50km、頑張りましょう。

そうえばカッパを着たりGPSの電池を交換したりでかなり無駄に時間を使っているのに、並木さんとクロサワさん以外、他のライダーと一切会わないのですが、何人位走っているのだろうか…？（じんじんさんは、最初からはるか先を行かれています）　Twitternでつぶやいたところ、4名DNFして私を含む11名が走行中とのこと。

後はひたすら雨でしたので、写真は無し。往路で通った道をそのまま復路で通って、蘇我～海浜幕張～船橋～行徳を通って浦安まで帰還。浦安まで戻ってくると雨もほとんど上がっており、まぁ快適に走れました。

そしてゴールのPCであるローソンに到着！Total 303km、0時スタートでしたので16h15mでフィニッシュです。

今回は久々の雨ブルベでした。靴下も浸水して、足もすっかりふやけています。さてゴール受付はここから2kmほど離れた隊長さんのマンションの集会室なので、そこまで移動です。移動すると、既に1時間ほど前にゴールしていたクロサワさんのマシンが。その隣に置かせていただきます。

雨でしなしなのレシートを提出して、無事にゴール受付も完了。今回は8枚のレシート提出と2か所の写真提示が必要でしたが、無くしておらず良かったです。

何と受付のマンションの中には売店があり、お酒も自由に買えるので飲んでいけば？というお誘いがあり非常に心が揺れたのですが、何せジャージも靴下も濡れているままで外で飲むのは寒い…。ということで、荷物を預かってくれていたbeyさんと合流して新浦安の駅前で飲むことに。しばらくしてりんぱぱさんも合流、また前日までR東京の1000kmを走っていたような気がするゼットさんも合流して宴会開始。

『混んでいるから2時間で帰ってね！』というお店のpushによりきっかり2時間後に1次会終了。やっぱりブルベを走った直後はあまりお酒が飲めませんね。ビールよりも炭水化物と肉、という感じでした。りんぱぱさんに飲み負けました。その後、スタッフ業務が終了したTriさんも駅前に向かうとのことであったが、早くも異臭を発する濡れたジャージ類を背中に背負ったままでは落ち着かないので、『泊まってもええで～ｗ』というりんぱぱさんのお誘いに後ろ髪を引かれながらも京葉線に乗って帰宅。何とかその日の内に自宅にたどり着きました。

一応今年のブルベはこれで仕舞いの予定。昨年末に立てた予定通り、今年は遠征しない代わりに月に一度くらいはブルベを走ることが出来、200：3本、300：3本、600：1本の7本と日本橋フレッシュを走りました。運よくもBRMについては全て完走。合計距離2,100kmですね。どうしても日程の都合が合わず、400 or 600がもう1本走れなかったのでSRとはなりませんでしたが、あまりSRにこだわることなく過ごした方が家庭のスケジュール調整が圧倒的に楽なので、SRを取らないとならない事情（PBPくらいしか思いつきませんが）が発生しなければ、今後も走れるブルベを走るスタンスで行こうと思いました。

＠morou2

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。