【ブルベ】BRM608たまがわ男鹿200の前日試走
さて書く事が溜まってしまったので、前々夜祭のことはパスして試走に行きます。
前の晩にベイさんと2人で遅くまで語り合うも、翌日はちゃんと起床。6時スタートに間に合うように集合です。肝心の空模様ですが、降水確率30~40%で何とも微妙な状況。明日はこの公園をスタートに使います。散歩の人が多かったらどうしようと心配でしたが、朝6時で人通りは皆無。秋田市内では一等地と思いますが、車もほぼおらず。
公園はホテルの前です。参加人数の40名は集まれる場所にしたつもりでしたが、思っていたよりも更に広くて助かりました。ちゃんと東屋もあります。今回の装備で追加したのは、輪行袋とおにぎりのみ。
■PC1まで
べイさんと一緒にスタートします。今回は、2人で10kmごとに先頭を交代しようというルールを決めて走りました。だいたい30分で交代となるのですが、長すぎず短すぎずで程よく足が休まって大正解。秋田の市街地は割と信号が多かったのですが、それでも5km走っただけでこの景色です。素晴らしきかな秋田。
その後は、噂に聞いていた『ザ・広域農道』とでも呼ぶべき広域農道の典型的なアップダウン地帯を通ります。10km以上こんな感じ。
山を抜けるとPC1のある上小阿仁村に入ります。ここが今回のコースの最高標高くらいの地点で、標高200m程度。それでも獲得標高はだいたい2,000mとなりますので、如何にアップダウンを繰り返しているかが分かります。
この峠から山を下りつつ10kmほど進むと55km地点のPC1ローソン・上小阿仁店に到着です。時刻は8:17。キャノンデールの油圧ディスクが2台です。
今回はリアのタイヤだけヴィットリア・コルサの28Cに替えています。秋田は舗装が良くない個所も多かったのですが、リアを28Cにするだけでも全然違いますね。非常に快適でした。エアボリュームは正義。
■PC2まで
まだ55kmしか走っていませんので、サクッと休憩を済ませてPC2へ向かいます。秋田の郊外はコンビニ自体が少ないのですが、その少ないコンビニが全部ローソンという感じです。後は道端の自販機も非常少ない。というか基本的に無いので、市街地で買うしかないです。県の人口も少ないですから、仕方ないのですかね…。2018年の数値で、人口密度の低さは北海道を入れても下から3位。面積では6位の広さなのですが、人口は既に100万人を切っています。
PC1を出ると、上小阿仁村と三種町との境に小さな峠。ここを越えるとしばらくはのどかなアップダウンが続きます。山岳を抜けると1桁国道のR7に出ます。ここが八郎潟の外縁部ですね。R7沿いに北上してPC2に向かいます。ほどなくしてPC2のローソン三種鵡川店(90km地点)に到着。時刻は10:10。4時間で90km進んでいるので上出来です。全ては信号が少ないおかげ。
ここではイートインがあったので、少し座って食事を取る。ここからはいよいよ八郎潟を干拓して作った大潟村に入ります。
■フォトチェック・入道崎まで
大潟村に入ると向かい風になり、10kmおきに先頭を交代するという決め事が効果を発揮します。向かい風だと2番手以降につくと、本当に楽ですよね。
大潟村の干拓は昭和に入ってからですので、また比較的新しい出来事です。とは言え既に数十年経っていますので、ここが元八郎潟だったという面影はどこにも感じられません。あるのは、ひたすら直線の道路。
それと両側にひたすら広がる田んぼ。干拓されて造成された土地なので、ド平坦です。
大潟村を抜けると、ようやく海岸線が望めるようになります。男鹿半島の海岸近くには、大小の発電用風車がひたすら立ち並んでいます。こんなに多いとは思いませんでした(写真は無い…)。
男鹿半島の先端部である入道崎までは、PC2から約40kmと大した距離ではありません。しかもその内の15kmくらいは真っ平な大潟村。しかし、その残りの25kmがひたすら続くアップダウン。地味に脚を削られながら、ようやく入道崎に辿り着きました。130km地点、時刻は12時10分。6時間で130kmなので、アベレージが20km/hを超えています。
これが入道崎灯台ですね。登るのに200円らしい。
この辺りはコンビニなど一切ないため、補給するならこの土産物屋兼食堂が立ち並ぶ入道崎の一択。ふと、りゅうさんが予約をすると言っていたお店があることを思い出し、立ち寄ることにしてみます。お店は『美野幸』さん。予約必須のかなりの人気店のようなのですが、平日なので無事に入店。他の土産物屋兼食堂とは明らかに一線を画すしっかりした店構え。
入るとメニューは5種類ほどしかありません。定番の『真鯛の石焼定食』をほとんどの人がオーダーするということなのですが、お値段2,800円。全くリサーチしていなかったので気遅れした我々は、1,500円の鯛の漬け丼をオーダーです。この日は曇りで店内も暗めだったことと、彩り的には全く映えない写真なのですが、ごま油の風味が漂って非常に美味しかったです。鯛の漬け加減も絶妙です。
これで1,500円なら安いと思う程の味だったのですが、石焼定食は2,800円でも安いと思う程の体験が出来るらしい。
お腹も満たして満足すると、いよいよ次のフォトチェックのゴジラ岩へ向けて、本格的な半島のアップダウンに進みます。
つづく。