BB30に見切りをつけて卒業⇒シマノ化 105クランクとプラクシスワークス(praxisworks)

morou2

今回はキャノンデールのBB30に愛想が尽きたので卒業し、アダプターをかましてシマノクランクに移行します。同じく悩める方の手助けになればと思います。

■BB30卒業を決意するまで

前回のエントリで、ブルべがオフシーズンなのでメンテでもしようかな~ということを書きましたが、やはりブルべを2シーズンも経験すると色々不都合箇所が発生してくるようです。私の場合は、リアを19Tに入れた時にBBからの音鳴りがひどいのに悩まされていたりします。19Tは最も良く使用するギアです。音がうるさいという以外は、特に回転が渋いなどの抵抗を感じることもありませんので気にしなければ大丈夫なのですが…。

むしろ一緒に走っている人の方が

『君のバイク大丈夫?????』

という感じで落ち着かないようです(笑)

CannondaleはBB30を使っていて(むしろ積極的に普及させようとしている張本人)、そしてそのBB30は音鳴りがするのが普通なんだってばw

(追記:2018年現在では、フレームの精度がかなり向上し音鳴りはほとんどないそうです。しかしキャノンデールはこの当時(2013年)でも『音鳴りはしない』と言っていました。また、音鳴りは練度の低い作業も原因の1つで、ちゃんとメーカーの講習を受けた人間が正しい道具と正しい手順で組付ければ問題は発生しないとのこと。しかし構造からして異音が100%発生しないなど、そんなことはあり得ない)

ショップに相談すると、やはりBB30はベアリングがむき出しで雨に弱いのでブルべで雨でも走るmorouさんの場合、音鳴りの原因はベアリングの寿命であろうと。(私程度でも)あれだけ雨の中を走っていてベアリングがノーメンテだったら、劣化していないはずがないですというものらしいBB30というのは。以前から指摘されてますけど、BB30めんどくせー。プロとメーカー(あとショップ)にしかメリットないね、ホンマ。

ということで、いい加減何らかの対策を講じる必要が出てきたわけですが、選択肢はいくつかあります。

1、ベアリングをグリスアップ

普通はベアリング丸ごと交換するのですが、シールを剥がして中のグリスをグリスアップすることが出来ます(もちろん推奨はされていない)。だた、性能を維持できるかはやってみないと分からない、といった感じでしょうか。本来は分解を前提としていない構造ですので、何度も分解するのは厳しいと思われます。ただし費用は最もかかりませんね。

2、ベアリング交換

圧入されているBB30のベアリングを交換します。駄目になった部分を交換する、という最もノーマルな選択肢です。『打ち替える』ってやつですね。ベアリングの価格は4K\程度とのことですので、費用もそれ程でもありません。ただブルべメインで使用するバイクなのに、雨に弱いという特徴は解消されません。

そもそもBB30はダメになったら使い捨て感覚でどんどん交換するものなので、雨に弱いとかそんなことはどうでも良いのです。ただし『どんどん交換する』と言っても、あの圧入する構造を見るとまぁ数回程度の交換しか想定していないのでは?と思ってしまいます。そんなに長い間、ちゃんとベアリング交換しつつ乗ってもらえたらバイクも本望なのかも知れませんが。

ちなみに『morouさんのベアリングはセラミックじゃないですよね?』とたまに聞かれるのですが、セラミックだとベアリングだけなのになかなかのお値段。しかし私の周囲の皆さんが、どうして私がセラミックベアリングに『交換しているはず』と思っているのかが謎です。セラミックベアリングにしても、あまりメリット無いんですよ?

3、BB30をやめる

各社から出ているコンバーターを用いてBB30をやめて、シマノなどに乗り換えてしまうという選択肢。なぜ各社からこんなに様々なBB30コンバーターが出ているのか?どうしてなんでしょうね?『BB30をやめたい』というニーズがそこにあるからですね。

当然ながらコンバーター兼BBの費用に加え、シマノのクランクセットが必要になりますので費用は最もかかります。その代りBB30よりは雨にも強くなるし、シマノ純正同士の組み合わせでフロントの変速性能が向上するというメリットがあります。クランクがシマノだと今後も色々いじりやすいので、どうせいつか交換するなら、さっさとシマノに移行した方が良いと思います。

コンバーターのお値段はスギノでこんな感じ。スチールだとそれ程でもないです。

結局BB30を卒業してシマノに

ということで、2か3で悩んだのですが、雨に強くなるというメリットは捨てがたく3のBBとクランク丸ごと交換という選択肢になったのでした。BB30だといつまで経ってもシマノのクランク使えないし…。ちなみにクランクは105にする予定。デュラエースはともかくアルテグラあたりにはしたいところですが、今回はお店に交換を依頼する予定ですので、安価な105を選択。お店だとほぼ定価ですからね。ただ要所ではお店にお願いした方がトータルでは良いと思っています。

コンバーターはプラクシスワークス

また、コンバーターはプラクシスワークス(praxisworks)のコンバージョンBBを頼みました。とりあえず名前がかっこいいです。

当初はなじみのあるスギノあたりで別によかろうと軽く考えていましたが、話を聞くとスギノやKCNCでも、構造上音鳴りを完全に防げるわけではないらしい(もちろんBB30よりはマシ)。というわけでまた出たばかりのプラクシスワークス(praxisworks)を、お店で初のご注文となりました。店長の人柱とも言います(笑)

スギノあたりとの価格差は2~3千円くらいでしたので、これで音鳴りから解放されるのであれば試してみよう、という感じですね。

ということで、ブツが届いたら改めてエントリを作りたいと思います。しかし、これでプラクシスワークスがキャノンデールの関連企業とかだったら笑えますね(笑えない)

しかし、この『規格から卒業するために費用がかかる』というのは非常に納得感の低いお金の使い方ですね。自分でキャノンデールを選んでいるとは言え、もし最初からコンバーターとシマノクランクのモデルがあったらそれを買いたいところ。ありえないでしょうけど。

※ブツが実際に到着して交換したエントリはこちら

BB30⇒プラクシスワークス(praxisworks)のコンバージョンBB+105クランクに交換

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  1. もりもり

    先週からBB30からカチカチ音鳴りが・・・
    雨に弱いんですね。(T_T)
    脱着するたびにフレーム痛めるなんて噂があり、どーしようかと思っていたところにmorouさんのこの記事
    参考になります!

  2. morou

    もりもりさん
    お疲れ様です。確かに雨には弱いと思いますが、もりもりさんは雨でも走ったりしないから大丈夫なんじゃ?(笑)
    でも、そのカチカチ音はまさにBB30の音ですよね…。。。音がするたびに4k円払ってベアリング交換とかコスパ悪すぎなので、最後はやはりクランクごと交換になるのではないかと…

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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