BRM709 北海道PBP1000 走行記録その6(4日目_1)
さて前回からの続きです。ついに4日目のスタート。今日は滝川からゴールの比布までの183km走ればOK。200kmブルベ未満なので、ここまでくればもう大丈夫。
無事に4時に起床して、準備をします。ヨシダさんは4時頃には既に出発している様子。それではお世話になりました。安いし、場所も便利だし、居心地も良かったのでまた来たいですね。
宿を出発すると、かなりの濃霧が発生しています。
涼しくて良いのですが、サングラスに水滴がついてしまい使い物になりません。ヘルメットからも水滴が滴り落ちる始末。宿を出て5分くらいすると、前方を走るランドヌールを発見。追いつくと何とウワンさんでした。こちらは起きた直後で元気MAX、ウワンさんは恐らく徹夜で走っていて眠さMAXの状態らしく、挨拶だけして追い抜きます(というか、追い抜いてから声でウワンさんと分かりました)。
さすがに800km以上も走ってくると、体にもダメージが貯まってきます。私の場合は、座骨が当たるケツの部分が擦れて痛くなってきます。以前600を走った時も同様でした。負荷は低いので筋肉痛もありませんし、膝や足首などの関節も大丈夫。ただしケツの痛みだけはどうにもなりません。4時間程度の仮眠では回復するはずもなく、ひたすら前傾をキツくして座骨に荷重がかからないようにします。
この日は霧のお蔭で涼しくて良いのですが、折角の景色が見えずにいまいちテンションが上がりません。滝川を過ぎて、黙々と雨竜町・北竜町と進んでいきます。当面の目的地は889km地点のPC5、小平(おびら)の町のセブンイレブンです。
滝川からだと70kmあるので途中のセイコーマートで補給をしたかったのですが、4時半に出発したせいでセイコーマートの開店前(セイコマはAM6時開店が多い)。仕方ないので途中の自販機でコーラを飲んで誤魔化します。しかし何故か分かりませんが、雨竜・北竜の国道沿いはやたら立派なバス亭が多かったですね。これならホテルに泊まる必要はないのでは…という程。次回?のために覚えておきます。
さてPC5まで2/3ほど進むと国道を逸れて、小平へ向かう道へ入ります。一気に人の気配が無くなり、田舎度がすごい。やはり単独ナイトランで強行突破しなくて良かったと胸をなでおろします。このために滝川に一泊したのですからね。たまーに農家があるのですが、ケータイの電波も圏外です。相当不便そう。この辺りは畑ではなくて水田が多かったですね。
それと牧草の栽培が多く見られました。牛はいないのですが、牧草だけ作っているようです。たまに牧草を満載したトラックを見かけますが、牧草だけ生産する農家さんもあるんですね。牧草は牧場で作って自給自足なのかと思っていましたが、このような牧草を卸すビジネスもあるということを知りました。
中幌ダムの近くにある峠を越えると、視界も徐々に開けてきます。
そしてついに日本海に到着!一昨日にオホーツク海に居たとは、自分でも信じられません。北海道を横断です、感動です(^_^)/
無事にPC5(889km地点)に到着です。時刻は7:20。到着すると、ちょうど出発するヨシダさんと会うことが出来ました。ようやく朝ご飯にありついて一息。ここでもTさんと一緒。60kmをほぼ3時間ですので、900km走ったにしては良いペースです。
その7に続く。
一転して濃霧とは・・・涼しそうですね。日本海が見えた時の「感動」は長い距離を走ればこそですよね。あと少し!!
NOMさん
まさに野を越え山を越え…。はるばるオホーツクから留萌まで来たのは感慨深いものがあります。北海道に住んでいても、なかなか道東には行きませんからね。