【ディスクロード】カンパのローターを買いました
■カンパニョーロのローターを入手
以前の記事に書いたとおり、有言実行でカンパのディスクローターを買いました。これで私もシマニョーロ。
購入の目的
購入の目的は、ずばり走行中にハードブレーキングで発生する音鳴りの抑制です。カンパのローターはシマノと比べると構造が幾分シンプルなので、ハードブレーキング時に発生する音鳴りが少ないとのこと(2021/10/03追記:使いましたが、実際に少ないです)。これはかなり主観的な感想だと思うので、しばらく使ってみないと分からない事ではありますが…。まずは試してみようと思います。
シマノのロード用ローターは冷却性能は高いと思うのですが、その分繊細な印象を受けます。まあ音鳴りがすると言ってもですね、ハードブレーキングで一時的に高温になった場合に発生する現象なので、しばらく走っていると勝手に解消します。それを気にするか気にしないかの話だけです。
私は体重が軽量なのでブレーキもタイヤも減らないのですが、それでも1年の間に『初期についていた105クラスのローター』⇒『アルテのローター』⇒『デュラのローター』⇒『カンパのローター』と変更して来ました。明らかに買いすぎですね…。
でもこういう製品は、構造が単純ならトラブルも起きにくいです。最高レベルの冷却性能が不要であれば、シマノじゃなくても良いかなと。日本にいるとシマノが一番身近なのでそのシマノが簡単に手に入ってしまうのですが、ハードブレーキング時にローターとキャリパーが接触する『シュッ、シュッ』という音鳴りを気にするのであれば、シマノ以外の採用も考えても良いと思います。
音鳴りが発生しても、気になるかどうかはその人次第だと思います。ちなみに私は気になります(笑)
音鳴りが気にならなければシマノのままで何の問題もありませんが、それは『音鳴りの原因が判別出来る』程度の経験が必要になってきます。ディスクロードに乗り始めた最初のうちは、音鳴りの原因がハードブレーキングによるものなのかどうか分からない事も多いと思いますので、そこも含めて気になる人は最初から変更するのも選択肢と思います。何より見た目がカッコいいです。
ということで、カンパにしたら音鳴りが低減するかどうかは保証されている訳でも何でもないのですが、『シマノよりは構造は幾分シンプルであろう(カンパだしね)』という期待のもと、購入してみました。
(2021/10/03追記:使いましたが、実際に音鳴りは明らかに少ないです)
カンパのローターのラインナップ
カンパのローターについて調べると、ロード用はセンターロックしかありません。カンパのセンターロック方式はAFS(Axial Fixing System)という名称です。ところがこのローターが2種類存在しており『ノーマルのローター』と『03という名称が追加されたローター』があります。まずこちらがノーマル。
そしてこちらが03のタイプ。
03のタイプの方が上級モデルらしく、価格は7,600円。ノーマルは5,200円。また本国のサイトを見ると、03はスーパーレコードとレコード、ノーマルはコーラスとエカルにラインナップされています。重量は03もノーマルも同じで、160mmが120g、140mmが99gと割と軽量です。シマノのデュラエースのローター『SM-RT900』とほぼ同じ重量ですね。
重量が同じということから分かるように、2つのグレードには違いがほとんどありません。某N商会の方に聞くと、見た目も全く区別がつかないそうです(笑)
⇒2021/10/03追記:エカルの登場(もしくはポテンツァの廃版)でリニューアルしたのか、見た目は区別が付くようになりました。
では03とノーマルの2,400円の違いは何なのか?ショップに代理店であるK社とN社に聞いてもらったのですが『ブレーキ音が抑制されます』との返事だったとのこと。03の方がちょっと高性能なようです。見た目は区別が付かないのに、具体的にどこが違うの?と聞いたそうですが『そこまでは分からない』との返事だったとのこと…。代理店がこれではユーザーは困ってしまいますね。
ちなみにカンパニョーロの本国サイトを確認して、2021度版のPDFカタログを見てみました。03とノーマルも両方しっかり掲載されているのですが、説明文は一緒。もしかしたら本当に違いは無いのかも知れない。価格が2,400円も異なるのに性能に違いが無いわけは無いと思うのですが…。ちなみに材質はどちらもステンレス(スチール)とあります。
■実際に入手しました
具体的な違いが不明でも、とりあえず発注してみました。発注したのは03のほう。10日ほど待って、無事に到着。今回はフロント:160mm、リア:140mmを選択。店長さんからは、カンパのローターは肉抜きが多いのでMTBerとしては『歪む不安しかないです(笑)』とのことだったのですが、オフロードを走る訳では無いので大丈夫でしょう。
MTBで走っていてローターが歪むというのは、岩や木に激しくヒットするからです。オンロードを走っているだけじゃ歪みません。
外観
外観はこのようになっています。肉抜きが多いと言っても、当然それなりの剛性はありそうです。またローターのエッジは面取りがされていて、安全性が高くなっているとのこと。
重量測定
いつもの重量測定です。160mmを測定してみます。カタログ値は120gなのでほぼ公称通り。
140mmは99gでした。こちらはカタログ値通りで優秀です。
実物を良く見ると、160mmはアームが7つです。ネットショップの商品画像だと、03もノーマルも160mmに6アームの画像を使っているサイトもあります。でも良く探すと『ノーマルの160mm』で7本のアームの画像もありますね…。そして、140mmのアームは6つ。一体何が正解なんだ。
そこで、代理店のカワシマサイクルサプライさんのwebサイトを見てみると…。『03』は7点留め、『ノーマル』は6点留めの画像になっています。どうやらこれが違いということで良いのでしょうか?完全に間違い探しのレベルです。言われなきゃ気づかないですね…。これが違いで良いの?『03』も140mmは6本アームなのですが。
それとブレーキ音が抑制されるようになったというのは、アームが7本になって剛性が上がった為ということなのでしょうか?これだけの違いがあって、重量が一緒というのもある意味凄いですが。
2021/10/03追記:今では商品の見た目が変わったため、このような画像になっています。↑の画像にあったオイルが消えてしまったのですが、大丈夫なのでしょうか。
次回は取り付けを行ってみます。シマノのローターとは厚みも違うでしょうから、すんなり取り付け出来るか不安しかありません。
シマノのローターにしておけば良かった!と思ったりするのでしょうか(笑)
カンパニョーロのローターはタッチと、コントロール性を重視して鋳鉄のアウターローターを使っているので雨天走行後
水分を拭き取らないで乗りっぱなしにするとパッドとローターが錆びて張り付きます。
雨上がりにペーパータオルでローターとブレーキパッドの、間に挟み込んで
ブレーキレバーを握ってパッドの水分をペーパータオルに吸わせると、安心です。
シマノの、アイステック……
センターがアルミで両面がステンレスのサンドウィッチ構造なので熱を持つと、熱膨張率の、高いアルミが膨張するのでブレーキ泣きが発生するし貼り合わせているステンレスが歪んでブレーキが当たりっぱなしに、なるから更に熱が蓄積する……
の、悪循環が、続きます。
アイステックの、ブレーキローター
MTBの、ダウンヒルだと100km/hからの制動でステンレスが、剥離でブレーキロックの、事例も良く聞きます。
コンポはシマノでもブレーキはマグラやhope、SRAMと言う事例が多いです。
私は設計の古いグラベルロードなのでブレーキキャリパーの取り付けがポストマウントなのでカンパニョーロの油圧エルゴに、hopeの、ブレーキキャリパーと、ブレーキローターを組み合わせて運用していますが、音なりは皆無です。