Edge530

海外版Edge530に地図(OSM)をインストールする

morou2

今回は、海外版のEdge530を入手した人向けに、日本の地図を入れましょうという内容です。

■Edge530に地図を入れよう

海外版は、日本については貧弱な地図

さて割と発注している人が多い印象の海外版(英語版)のEdge530ですが、処理速度が速くなって地図表示が実用的な機能になりました。ところがデフォルトで入っているベースマップは非常に貧弱で使い物になりません。

あまりにもアバウトな地図

日本のOSMを入れると(ブルベ的には)非常に実用的に

ということで、まず考えるのがeTrexのように日本のOSM(オープンストリートマップ)を入れてしまおいうということ。OSMというのは地図のwikiで、有志の方が編集して作成しています。私はeTrexでこのOSMを使っていますが、ブルベで決まったコースに沿って走る分にはこれで十分。詳しい現在地を確認したかったり、付近のお店を検索したりするならスマホがあるからです。

ということで、実際にEdge530にOSMを入れてみました。このようにかなり詳細に表示されます。

■インストール方法

データのダウンロード

それでは早速インストールの方法です。まずは地図データをダウンロードします。データは、いつもお世話になっているこちらの『OpenStreetMap for GARMIN』様です。

リンク先にはいくつか地図がアップされていますが、一番下にある『汎用高速OpenStreetMap』を使用します。DLする時はオレンジ色の矢印をクリックしましょう。地名や鉄道、その他もろもろのデータが入っておらず非常にシンプルな地図なのですが、これ以外ですと文字化けが起こるのでこれがベターです。ブルベに特化した地図ですね。ブルベ以外でも、自転車で走る時はルートが線で表示されてさえいればその線を辿るだけなので、この地図で普通に使えると思います。

むしろEdge1030や830でもコース作成が出来るとか付近の各種施設検索が出来るとか謳っていますが、Edgeでそんな事しませんよね…。詳細な地図とか不要。

imgファイルの名称変更

さてダウンロード出来たら、まずはzipフォルダを展開(解凍)します。windowsの場合はフォルダを右クリックして『すべて展開』ですね。macの場合は不要です。

するとこの2つのファイルが中に入っています。使用するのは拡張子が『.img』の方なので、まずはこの『gmapsupp.img』ファイルの名前を『gmapbmap.img』に変更してしまいます。

変更前

変更後

Edge530とPCを接続

次はEdge530とPCをケーブルで接続します。認識されるとフォルダが開き、中身はこのようになっていますので『Garmin』フォルダを開きます。

中はこうです。一番下までスクロールします。

すると『.img』という拡張子のついたファイル群が出てきます。軽いもので5MBとか、大きいものだと3GB以上あります。これが地図のファイルでしょう。そしてこの『gmapbmap.img』というのが、先ほどの大雑把なベースマップです。

念のため、Edge530からも確認してみます。メニューから『Settings』⇒『Activity Profiles』⇒『ROAD』⇒『Navigation』⇒『Map』⇒『Map Information』と入っていくと、使用されているマップが4つ出てきます。私がDisabledにしてしまったのですが、本来は全てenabledになっています。先頭にある『スタンダードベースマップ』というのが『gmapbmap.img』のことです。

ファイルを書き換える

マップのファイルが特定出来ましたので、この使わないファイルを書き換えます。先ほど、ダウンロードしたファイルを『gmapbmap.img』に名称変更したはずです。これをEdge530の『Garmin』フォダに入れて、上書きします。上書きする前に、元の『gmapbmap.img』ファイルは必ずどこかにコピーを保存しておいて下さい。

これでマップが更新されました。Edge530をケーブルから抜いた後、一度しっかり電源を落として再起動します。先ほどの『Map Information』を確認すると、この様に更新されています。ちなみにこのままだと『Disabled』になっており、マップが表示されません。『COMPACT JAPAN』を選択して決定ボタンを押すとこの先のメニューから『Enable』に変更する事が可能なので、変更しておきます。

完了です

これで無事にマップが表示されるようになります。

これでかなり実用的なEdge530になりました。国内でも価格が発表されましたが、本体のみモデルの定価が税込みで約40,800円。海外版なら約3万円+税(私の場合は1,000円でした)で買えます。この価格差をどう感じるかはあなた次第。Tweeksなら飯田さんという日本人スタッフもいます。

>Edge530単体(Tweeks)

国内モデルも、実勢価格はこれくらいです。消費税の8%分を値引きしますというところが多いですね。

ボタンが押しづらいので、一緒にシリコンカバーを買うのがお勧めです。スマホと同じで、必ず落としますので傷防止にも。私も買いました。

 

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ABOUT ME
@morou2
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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