【レビュー】Garminの体重計『Index S2』購入
ガーミンジャパンから発売された体重計『Index S2』を買いました。スマートウォッチやトラッカーを使っていて、Garminに囲い込まれている人は買いだと思います。wifi接続なので、体重の計測後は即座にGarmin Connect mobileにデータが反映されます。
■総合評価
- wifi経由で体重を自動記録できる
- Garmin Connectユーザーのための体重計
- 液晶ディスプレイが見やすい
■購入動機
年と共に、徐々に体重が増えてきました。継続的な体重管理を行う必要があると感じ、wifi接続の体重計を検討します。今までは2014年に買ったタニタのインナースキャンを使っていました。体重はSDカードに記録されるのですが、もはやPCにはSDカードスロットはついていません…。
カードリーダーを買うのも面倒ですし、wifiやBluetoothでスマホのアプリと連携されてクラウドにデータが蓄積されるのが当たり前になってしまい、わざわざSDカードを抜きだすというのが非常に面倒になってしまいました。
タニタのインナースキャンは、精度が非常に良いのですが私のニーズは『自動で記録してくれること』。体重は1日でかなり変動しますので、1日に何度か計測すると変動が分かるようになります。私はアクティビティトラッカーとしてGarminの『vivosmart4』を使っており、Garmin Connect mobileのアプリを1日に何度も開きます。体重もここに蓄積したいのですが、これまでは手入力でした。
スマホとペアリング可能な体重計は、今ではタニタからも対応機種が普通に出ていますし、withingsなどもあります。Garminからも『Index Smart Scale』という製品が出ていました(日本版は未発売)。買おうと思えば買える環境ではあったので、気になってはいました。
こういうタイミングで『Index S2』が出たので、渡りに船とばかりに購入しました。これでGarmin Connect mobileに全てのデータが自動で集まります。
■製品概要
外観
外箱に入って届きます。中の箱はグレー基調のGarmin統一デザインです。
本体前面はガラスで覆われており、黒だと高級感があります。体重計だけど2万円近くしますからね…。映り込みがすごいので、角度をずらさないと上手く撮れません。中央の上部には390×390のカラー液晶を搭載しています。
サイズ、重量
本体のサイズは320×310×28mm。本体の重量は2kgです。
バッテリー
単4の乾電池4本で駆動します。エネループの使い道が出来ました。
付属品
クイックスタートマニュアル、乾電池、ライザーが付属します。ライザーは絨毯や畳など、柔らかい場所で使用する時に装着します。
計測可能項目
体重、BMI、体脂肪率、骨格筋量、骨量、体内水分量です。これらの項目は、計測の際に『表示する/しない』をGarmin Connect Mobileから任意に変更することが出来ます。
計量精度
精度ですが、
- 5~90kg未満:±400g
- 90~180kg:±600g
となっています。やや大きめですが、1日の体重の変動幅の方が大きいのでこれだけあれば十分かと思います。
対応する通信方式
Bluetooth、wifi、ANT+に対応しています。Bluetoothはスマホとの通信、wifiは計測データの転送、ANT+はPCを使用してのセットアップに使うようです。zwift用などでANT+のドングルを持っていたら、PCからのセットアップも可能になるんですね。スマホからの設定で十分なので、わざわざPCを使うことは無いと思いますが。Garminは本当にANT+が好きですね。
登録人数
デバイス利用者の登録は最大15人まで。morou家は母を除く5人が登録しています。Bluetooth機器はペアリング出来る端末は1台という仕様があるので、Index S2とペアリングしているのは私のスマホです。複数人で使うには、私のGarminアカウントがグループのオーナーとなりグループを作成することで対応します。
グルーピングの方法を含む初期設定は、後ほど別の記事を書きます。
■レビュー
体重の手入力や連携の面倒ごとから解放される
この体重計を買う理由はこれに尽きると思います。wifi接続が出来る体重計なら他にもあります。しかしGarmin Connectを使っている人は、Garmin Connectに情報を集約したい。
他社の体重計でも、対応アプリがGarmin Connectと連携しているアプリなら情報の連携が出来ますが、たまに不具合があったり反映されるタイミングがリアルタイムではなかったりします。また家族がいると、何かの不具合の際は私がサポセンをしなくてはいけません。そもそも連携していないアプリもあったりしますし。
Index S2を使えばGarmin Connectにダイレクトに体重が記録されますから、最も楽で確実な方法です。
反映が早い
Index S2はwifi接続が可能なので、体重計自体がネットに繋がっています。計測した体重は即座にGarmin Connectのサーバーに送られるので、すぐにスマホで確認することが出来ます。
国内サポートが受けられる
前作の『Index Smart Scale』と異なり、この商品はガーミンジャパンの商流を経由して販売されています。そのため説明書は日本語化されていますし、ガーミンジャパンのwebサイトにも商品の詳細が掲載されています。
当然ながらサポートもガーミンジャパンが窓口となります。
使い方
起動は液晶画面の横を足でタップします。足が前提みたいなので、強めのタップが必要です。タップというより足の指で叩く、という表現が適切です。
※1ヶ月ほど使用して気づいたのですが、S2本体への衝撃を感知して起動しています。そのためIndex S2のすぐ横の床を足で叩いても起動します。S2の隣でジャンプしても起動します。
Index S2くんは意外と怠け者で、叩いてから2秒くらいするとやっと起動します。
起動すれば乗るだけです。
我が家のように複数のユーザーで共有している場合、初回の測定時にはユーザーを識別させる作業が必要となります。体重が測定されると、Index S2側で適当に判断したユーザーが表示されます。そのまま放置すると表示されているユーザーのまま今後も認識されてしまいますので、正しいユーザーを学習させる必要があります。
変更の方法は、液晶の横をタップします。起動と同様にそれなりの衝撃を加えないと認識されません。測定後にユーザー名が表示された後、ユーザーが確定すると点滅しますが、点滅するまでの3秒くらいの間に行う必要があります。タップすると次々にユーザーが変わっていきますので、自分の名前が出てくるまでタップします。
■まとめ
Garmin Connectユーザーのためのwifi接続体重計です。サードパーティーのアプリをかましてGarmin Connectにデータを送ったり手入力する必要は無くなりました。またガーミンジャパンから販売されていますので、サポートを国内で受ける事が出来ます。
wifi接続なので同期の作業も不要で瞬時にデータが反映されるので便利です。一般の人にはこれ位に簡単でないと普及しないのではないでしょうか。
私はvivosmart4も使っていて、毎日Garmin Connect mobileを見ていますから非常に有効な買い物でした。意外にも、家族も喜んで使っています。
なにせリビングの一角を置き場として与えられたほどです。リビングはなるべく広く使いたいので、物は極力置かない様にしていますが、あまりの便利さに初期設定をリビングで行った流れでそのままリビングに置かれ続けることになりました。
また在庫が戻ってきていますので、デザインの良さも含めて気になるGarminユーザーは買って損はしないと思います。
複数のユーザーで使用する場合の登録方法などは、こちらの記事にまとめました。