【レビュー】4シーズン使える基本の1着 カステリ PRO MESH 2.0 SLEEVELESS
カステリのベースレイヤー『PRO MESH 2.0 SLEEVELESS』のレビューです。
ベーシックなベースレイヤーとして、1年中使えるコストパフォーマンスの高い1着です。
■総合評価
基本の1着としてお勧めできる有能なベースレイヤーです。癖が無くオールシーズン使えることがメリット。価格は8,910円とやや高めですが(Morou20クーポンを使えば20%OFFになります)、通年使える汎用性を考慮するとむしろ安い。ホワイトを買えば目立たないので、私は会社に行くときもワイシャツの下に着るようになりました。
またカラーが7色もあるのもポイント。複数買ってジャージとのコーディネートを楽しむことも出来ます。
- 『基本の1着』が欲しい人にお勧め
- オーソドックスな作りで春~秋まで3シーズン使えて汎用性が高い(使い方次第で冬も)
- バリエーションが豊富。カラーが7色もあり、ノースリーブの他に半袖もある
国内には在庫が少ないためカステリの公式オンラインストアでの購入がお勧めです。当ブログ専用のクーポンコードもあります。クーポンコードは記事の末尾を参照ください。
■入手経緯
通常は『購入動機』となるこのパートですが、今回はカステリ社のご厚意によりこちらのベースレイヤーを提供いただきました。そのため『入手経緯』としています。いつもありがとうございます。
■製品概要
スペックについて
まずはwebサイトに載っている情報を以下にまとめます。
- サイズ展開:XS、S、M、L、XL、XXL
- カラー展開:ホワイト、ブラック、ディフェンダーグリーン、エレクトリックライム、ボルドー、ベルジャンブルー、ウィンタースカイ
- 対応温度帯:15~28度
- フィット:レギュラーフィット
- 価格:8,910円
適度なフィット感と生地の厚さで15度から使えるとされています。もちろんメインは夏場。
ミレーのような、いわゆる『アミアミ』までいかない見た目と、濃い目のカラーが多いことが特徴。最も定番なホワイトが何故か2024の新色だったりします。濃い目カラーを選択すれば『CLIMBER’S 4.0』のようなペラペラのジャージを着ても透けないというメリットもあります。
カステリベースレイヤー製品の中のポジショニング
カステリの製品はどれを買っても外れが無く高性能、高品質です。あえて難点を挙げるとすれば『アイテム数が多すぎて何を買えば良いのか分からない』こと。ベースレイヤーも例外ではなく、非常に種類が多いですね。そのうえ『PRO MESH』とか『CORE MESH』など商品名も似通っています。
本記事では以下にカステリの主な夏向けベースレイヤー製品を並べて、製品ラインナップの違いと、その中でのPRO MESH 2.0の位置づけを確認していきます。
※『SS』は『SHORT SLEEVE』の略で半袖を表す
※価格は税込み
- PRO MESH 2.0 SLEEVELESS:15~28度、8,910円
- PRO MESH 2.0 SHORTSLEEVE:15~28度、9,570円
- CORE MESH 3 SLEEVELESS:20~40度、7,260円
- CORE MESH 3 SS:20~40度、8,140円
- ACTIVE COOLING SLEEVELESS:25~35度、10,780円
順に解説します。まず今回紹介するPRO MESHはポリエステル100%。3Dメッシュ構造で速乾性を重視していますが、対応温度帯の上限は上から3番目です。
CORE MESHは軽量さを重視したいわゆるアミアミ構造。対応温度帯が最も高いです。太目に撚った糸で生地が構成されており、通気性を確保することで蒸散性を高めています。
ACTIVE COOLINGは最も高価ですが、『Polartec Delta』という高機能な生地を採用しています。疎水性の糸と親水性の糸の両方を使用することで、乾燥時間を調節することが可能になるという高性能生地です。通気性ではCORE MESHよりも優れているとのこと。ACTIVE COOLINGもいずれ使ってみたいですね。
細部の紹介
まずは箱からです。カステリのベースレイヤー製品は、このような箱に入って届きます。
全体像。オーソドックスな見た目です。
人によっては気になることも多い肩回りの縫い目も最小限となっています。ジャージのジッパーを下げた時に見える位置に『castelli』ロゴが配置。生地カラーがホワイトなので、ロゴが目立たないですね。
生地はポリエステル100%とのこと。生地の裏側がうっすら見える程度の透け具合ですが、非常に薄いです。3Dメッシュの構造で汗を効率的に生地表面に移動させます。
昨年購入した『CORE MESH 3』はこれくらい透けます。
背面です。生地が薄く柔軟で、裾をビブに入れやすい。同じく縫い目も最小限で袖口も大きく、脱ぐときに引っ掛かりもありません。
■実走レビュー
サイズ感
今回はSサイズを選択。私の体型は身長170cm、体重57kgのやせ型です。フィット感はピタピタにフィットするというよりは、少しだけ余裕のある状態です。
ベースレイヤーは汗を吸い上げるために肌と密着していることが重要ですが、XSだと逆にタイトすぎて脱着が大変だったろうと思います。
この辺は好みもあると思いますので、サイズ感を参考にされてください。
実走レビュー
さて実際に着用して走ってみます。5月のとある日、走り出しの気温は15度。場所は埼玉県です。この日の最高気温は28度の予報。定番の荒川CRを走る予定ですが、堤防上を通るCRは日差しを遮るものが無く、気温30度あたりまで上昇すると思われます。
合わせるジャージは『UNLIMITED PRO JERSEY』。生地の厚さは薄すぎず、最高気温30度くらいの日に最適。アームカバーはせず、ビブには『FREE UNLIMITED BIBSHORT』を着用です。
真夏になるとジャージがペラペラの『Climber’s 4.0』に変わりますが、今の時期ならこの組み合わせで問題ありません。この『PRO MESH 2.0』も速乾性にステータスを全振りしていないので、走り始めも寒くもなく暑くもなく、ちょうど良い塩梅です。
CRを北上して、12時を過ぎると明らかに暑くなってきます。サイコンの気温表示を見ると既に30度を超えています。自分の額からしたたる汗を見るとそれなりに汗をかいていると思うのですが、ベースレイヤーがしっかり仕事をしてくれており不快感は一切なし。
体温を超える気温になる、地獄のような関東の8月ではさすがにもう少し速乾性が欲しくなると思われますが、今回はPRO MESHのノースリーブ版を着用していることもあって気温30度前半までは全く問題ありませんね。
ただし私の体型が細いので比較的暑さには耐性があり、水分摂取量も少ないです。汗かきの方は気温30度を目安に、より速乾性を重視した『CORE MESH 3』や『ACTIVE COOLING』に移行するのが良いと感じました。
真夏にはこれらのベースレイヤーに移行した方がベターですが、体幹をしっかりとカバーしてくれますので春/秋にも十分使える性能を有しています。実際に、この日の走り始めは15度しかありませんでしたが、アームカバーなどもせず半袖ジャージのままでも特に寒さは感じません。
私は他のベースレイヤーとして『CORE SEAMLESS』や『PROSECCO TECH』なども使っています。これらも比較的通年使いまわせる製品なのですが、どちらかというと『暖かさが欲しい』時向け。『PRO MESH』は涼しさを確保しつつ、朝晩に多少冷え込むシーンもカバーする、通年使いまわせる基本の1着になると思います。
■まとめ
オーソドックスな基本の1着となるベースレイヤーです。春~秋の3シーズンはもちろんのこと、冬でも汗を吸い上げる最下層のレイヤーとして活用できると思います。
サイズ展開、カラーバリエーションも豊富です。カラーバリエーションが7色もあるのは中々珍しいと思いますが、今年は昨年までは無かったホワイトが加わり、バリエーションが強化されました。
手元に1着あると『迷ったらこれを着ておけば良いか』とシーズンを通じてしっかり使えると思います。早めに入手しておけば、永く使えて十分に投資が回収出来る良品と思います。
カステリ社から当ブログ用のクーポンコードを発行いただきましたので、ぜひ利用ください。コードは2つあります。使用はいずれも1回まで、また既に割引になっている商品に対しては使用することが出来ません。
- 『Morou20』:20%OFF。2024/12/31まで。
- 『RideJapan』:15%OFF。有効期限なし。
※商品の購入やクーポンの使用により、私に収益が発生することはありません
ちなみにこの製品には半袖版もあります。半袖版はこちらから。