【ディスクブレーキロード】油圧ディスク+Di2 交換が完了その1(ST-R8070)
さて油圧ディスク+Di2のパーツを発注してから、早1か月。
お店にパーツを持ち込んで交換作業を依頼していましたが、
組んでいただいたので、受け取ってきました。
■交換内容
まず今回のパーツ交換の内容は、下記のとおりです。
- ブラケット(STIレバー)を油圧+機械式変速(ST-R8020)から油圧+Di2(ST-R8070)に
- 前後ディレイラーをDi2に交換(supersixからの移植)
- バッテリーをシートポストに内蔵
- サテライトスイッチも移植
- パイオニアのパワーメーター付きのクランク(左のみ)を移植
- 内蔵式ジャンクションAをダウンチューブに内蔵
なかなか面倒な内容ですね…。交換作業に関しては、大変お手数をおかけしました。ありがとうございました。
早速、順に見ていきたいと思います。
■ハンドル周り
ブラケット
まずは一番の目的であったブラケット。ST-R8020からST-R8070に交換です。従来は根元の握る部分が下にアーチしていて太かったのですが、
ST-R8070は従来と同様に上にアーチしており、非常に握りやすくなりました。比較すると形状が全く違います。シマノもやれば出来るじゃないか…。機械式変速の方は明らかにオイルタンクが存在感をアピールしていますが、Di2の方は『本当に油圧ディスクなのか?』と思う程すっきりした見た目をしています。重量も約200gダウン。一緒にバーテープも軽量なSILVAのコルクにしたので、ハンドルが非常に取り回ししやすくなりました。
これは交換して良かったです。握りやすさ・重量・見た目の全てにおいて満足度が非常に高いです。当然、変速もDi2なので楽ちん。ブルベが長距離になればなるほど『楽さ』というのが重要になってきます。握りやすさは重要と思います。サドルやハンドルは『体に触れるパーツだから…』と言う言葉でこだわる人が多いですが、ブラケットも同様のはずです。
ダンシングで一気に登りを抜けようとか、アタックに反応しようとか、そういう場面で『グッ』と握った時に気に入らない形状だと、一瞬ですが拒否反応のようなものが出ます。『収まりの悪いサドル』に腰かけた瞬間に感じるものと同じものです。ST-R8020で平気な人はそれで良いと思いますが、少なくとも私はダメでした。
レバー形状も微妙に異なる
ブレーキレバーの形状も、機械式と何故か微妙に異なっていました。これは右側のレバーです。写真では全く分かりませんが内側に傾斜がついており、指のかかりが良いです。
リモートスイッチ
またデュラエースの価格の高さを正当化する理由の1つとして、従来はデュラにしか装備されていなかったリモートスイッチ。こちらもR8000のアルテグラDi2から、装備されるようになっています。
このスイッチには、左右それぞれに
・シングルクリック
・ダブルクリック
・長押し
の3つの動作(合計6つ)をサイコンや変速機に割り当てられるようになっており、視線を前に向けたままサイコンを操作することが出来るようになります。安全面からも、非常に有効です。
レバー形状
レバーの形状も微妙なリファインがなされ、従来よりも自然に操作出来るようになりました。
サテライトスイッチ
旧型のサテライトスイッチですが、オーソドックスにこの位置に付けてもらいました。新型は小型化して押しやすそうですが、接続ポートを2つ消費するんですよねー。旧型は1つしか消費しないのが良いところ。
取り急ぎ、その1はここまでです。一番不満だったブラケットの握りですが、Di2になり大変握りやすくなりました。ハンドル周りの重量も軽くなって、非常に満足です。ちなみにトータルの重量としては、ブラケットで200g軽くなったのですがDi2にしたことでバッテリーなどが増えたため、わずかに軽くなる程度にとどまっています。しかし重量物がハンドルから前後ディレイラーなどに移動した結果、重心が下がって大変扱いやすくなっています。
油圧のブラケットが『重い・ゴツい・格好悪い』と思っている方。良い機会ですのでDi2に変えてみることをお勧めします。Di2への変更にあたり、不明点があればコメントでご質問下さい。出来る範囲ですがご協力します。やはりディスクロード(ディスクブレーキロード)はDi2です。
その2の記事はこちらから。