ブレーキとシフトのアウター・インナーワイヤー交換

morou2

さてブルべもシーズンオフなので、メンテの時期でしょということで購入して2シーズンを終えた Super six のシフト・ブレーキワイヤーの交換を行うことに。ブルべ中にシフトワイヤーが断裂するというオイシイ(ブログのネタ的に)話をたまに聞くのですが、なるべくそんな事態は避けたいですからね…。

購入してから2シーズンも経過しているので、ワイヤーの断裂対策の他に、シフトフィールも改善したいのでアウターとインナーの両方を交換します。ぶっちゃけこの辺のワイヤーは近所のアサヒとかイオンバイクで売っているので、9000系DURAワイヤー指定とかでなければその辺でテキトーに自分で買ってもOKと思います。レースやるわけじゃないしね…。それよりも小まめな交換ですね。

作業手順は至って単純なのですが、アウターケーシングを交換するにはバーテープを剥がさないといけないのが難点。なので必然的にバーテープ交換(剥がしたのを使いまわすことも出来なくはない)とセットの作業になるので、少々時間がかかります。

この作業で一番面倒なのはアウターケーシングの長さを決めることなのですが、今回はゼロからバイクを組むわけではありません。今の長さと同じにカットすれば良いだけですので、かなり楽です。

初めて行う方のためにフローにすると…(私はシマノしか知りませんのでシマノのお話)

1、バーテープを剥がす
2、アウターケーシングを固定しているビニールテープとかを剥がす
3、ディレイラーやブレーキのワイヤー固定ネジを緩めてインナーワイヤーを外す
4、STIレバーのカバーをめくって根元を露出させる
5、アウターケーシングを外す
6、インナーワイヤーを外す
7、外したアウターケーシングと同じ長さに新しいアウターケーシングをカット
8、STIにインナーワイヤーを通す(これが少々面倒)
9、アウターケーシングを装着
10、インナーワイヤーを固定、適切な長さにカット(ブレーキの場合は引きしろの調整が入る)
11、エンドキャップをつける

こんな感じ。

工具はワイヤーカッターが必須ですので用意しておくべし。こちらはシマノ。私はこのシマノの前のモデルを持っています。

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あと千枚通しとか、もしくは針の部分が長いタイプの画鋲も必要です。上記のシマノのカッターならニードルが装備されていますが、画鋲とかでも全く問題ありません。アウターワイヤーは2重になっており、内側の樹脂のライナーがカットの際につぶれてしまう為、ほじほじして元の大きさに戻すために先端の尖った器具が必要になります。

次に、今回用意したワイヤーはこちら。ノーマルな、ステンレスのケーブルです。アサヒで買って350円くらいだったかな。

ちなみにシマノのブレーキケーブルは、上から順にこのようなラインナップになっております。

1、9000シリーズロード用 ポリマーコーティングブレーキインナーケーブル 1,968円
2、6800シリーズロード用 ポリマーコーティングブレーキインナーケーブル 1,320円
3、ロード用 PTFEブレーキインナーケーブル 957円
※PTFE:ポリテトラフルオロエチレン(要するにテフロン)
4、ロード用 SUSブレーキインナーケーブル  443円
※SUS:ステンレスの略号

お値段は全て約2mの1本の場合です。4の更に下に、スチールのケーブルが1本100円くらいで売っています。またシフト用ケーブルも価格が100~200円程度異なりますが、同様のラインナップと価格感で販売されています。

9000シリーズ用は、パッケージに『DURA ACE』と銘打ってあるだけあって引きはメチャメチャ軽い様です。

しかし1本で2,000円、2本必要ですからインナーだけで4,000円はちと悩む値段ですね。ちなみに私はブレーキもシフト用も、どちらも4のステンレス版を買いました(^_^;)テフロンコートの半額ですからね…w Amazonですらこのお値段で買えてしまう。

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この作業でちょっとコツが必要なのは、ブレーキ・シフトのワイヤーともにSTIにワイヤーを通すところでしょうか。要はケーブルを抜くときの逆なのですが、どの部分をワイヤーが通っていたかしっかり見ておく必要があります。ブレーキの場合はレバーを引いて通します。この奥に『穴』があるのですが、これが見づらい。ブルべ用のヘッドライトで照らしながらの作業。※画像はST-5700

そしてシフトワイヤーはリア側の場合ここから。これもまた、内部にある穴に通すのが明かり無しではムズい。

STIを通した後は、お好みにより内側と外側へのルーティングが出来ます。私は内側派。

アウターケーシングをカットして、両端にカバーをはめます。中間にJAGWIREのケーブルアジャスターを購入時につけてくれていたので、それはそのまま生かす。

インナーケーブルについては、アウターに隠れる部分にはちゃんとオイルを塗っておきます。

そしてやっと作業がひと段落。アウターを全て通した状態。フロントブレーキのアウターがやや短かった…。ヘッドチューブに隠れていないので、見た目と空力的によろしくないですな。ルーティング的には良い感じですが。ここからアウターをテープでハンドルに固定していきます。

まとめるとこうなります。テープは電気化学工業のビニテープを愛用です。程よく伸びて糊も残らず、バーテープの巻き終わりにも使います。

ここからバーテープを巻くわけですが、写真はここまで(^_^;)

8月に誕生日プレゼントで娘からバーテープをもらった(笑)ので、それを巻いていきます。『せっかくあげたんだから早く巻いて!』と言われていましたが、2か月経ってようやく出番が来ましたね。

作業時間がコマ切れにしか取れなくて、バーテープを剥がしてからワイヤーを交換し、再度バーテープを巻くまで3週間近くかかってしまいましたが、これでようやく乗れるようになりました。

新品のワイヤーはやっぱり引きが軽いです。ただのステンレスケーブルでこれですから、PTFEやDURAにしたらどうなるんだ?お楽しみは次回にとっておくことにしますw

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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