ディスクブレーキ

プロがディスクブレーキを使う理由はあるのか?

morou2

先日の新105の記事はかなりのアクセスがありました。やはり105は気になるところですよね。
その中でも、今のところ最も大きなリニューアル内容である(と思われる)ディスクブレーキについて改めてまとめてみます。
※自分がディスクロードを買いたいので、買う理由を正当化するための記事です(笑)

シマノのDi2がいくらリニューアルしようとも変速は機械式で十分という人がいるのと同じく、ディスクブレーキも『必要は無い』という人は大勢いると思います。

ただ、Di2もプロが使うようになってかなり一般的になってきました。ヘルメットだって、当初は『あんなもん被るヤツはクレイジー』という反応だったんです。変速が8速から9速になる時も『8速で十分!』という人はいましたし、9速から10速になる時も『9速で十分!』という人はいましたし、10速が11速に(以下ry。今後、プロにどの程度普及するか?そもそも普及するのか?は大きなポイントと思いますので、個人的にも整理をしておこうと思います。

■メーカーが普及させたがっている

いきなり身も蓋もありませんが、正直なところこれが一番大きな要因なのかも…。

プロの場合は機材は提供されるものです。『俺はコンポとホイールはカンパが良いのだ』と言ってもチームがスポンサードされるのがシマノだったら、シマノを使うしかありません。例えば新型のデュラが出たとして、レポーターから『新型デュラはどうだ?』と聞かれれば『やっぱりシマノは最高さ!』と言うでしょう。

そのためディスク容認の流れになれば、一気に普及することになるのでは、と思います(そりゃそうだ)。ニュートラルサポートの問題もありますし。

ただプロだと信号ストップも無いし、レースで自らディスクブレーキを使いたいという選手はあまりいないのでは?と思います。

今の段階では、キャリパーブレーキと制動力の性格が異なるディスクブレーキはプロトンに混在すべきではないと言った、ネガティブな意見(もっともですが)も多いですから、少なくとも2019年までお預けと言った状況でしょうか。とは言え、プロのレースにおいてはディスクブレーキに何のメリットも無いのか?と言うとそうではありません。

■下りでのスピードコントロール

ご存知の通り、下りではかなりのスピードが出ます。これだけカーボンホイールが普及したことによって、下りでの絶対的なブレーキ性能についてはディスクブレーキの方が上ですから、一定のニーズはあると思います。

■ウェットコンディションの場合

雨の場合もニーズがあると思います。何だかんだ言ってキャリパーブレーキよりも確実にスピードコントロール出来る訳ですから、一度使ったら『もうキャリパーブレーキには戻れないね』とか言っていそうです。

■スルーアクスル化による剛性アップ

ディスク化すると、その反力を受け止めるためにスルーアクスルが必須です。ディスクのロードに乗ると分かりますが、一般人でも分かるほどにフロントはしっかりした感触になります(リアは良く分かりません)。プロのパワーであれば、ゴツいフォークにスルーアクスルの組み合わせの方が満足度が高いのでは?と思うのですが、どうなんでしょうね…。

後はディスクにすると重量が増加してしまいますが、元より油断すると6.8kgよりも軽くなってしまう状況が、このルールが出来た時から続いています。制限に引っかからないように重量増加の工夫をしていた事を考えると、あまり問題にならないのかなと思います。

こうやって冷静に考えると、普及が進まない理由も納得です。ドライコンディションでレースをする分には必要ないでしょうね。我々アマチュアレーサーでも同じだと思います。ということで。

ちなみにスルーアクスルでなくとも、明らかに剛性を上げられるアイテムがこのRWS。安いのに確実に効果のある投資です。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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