ディスクブレーキ

ディスクロードは本当に普及するのか?ラインナップから動向を探ってみる【Bianchi(ビアンキ)編】

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次はビアンキ(Bianchi)です。

■ビアンキの思い出

ビアンキはイタリアのブリヂストンみたいなメーカーで(ビアンキの方が歴史があるのですが)、レース用だけでなくシティサイクルまで幅広く手掛けています。私も社会人になって最初のボーナスで買ったのが、ビアンキのアドバンテージというクロスバイクでした。ちなみに、今でも普通に駅までの通勤で使っています。いじりまくったので、残っているのはフレームくらいです。当初は前3×後7という変速だったのですが、今やシングルギア。

当時はあのパンターニがダブルツールを達成した翌年で、カタログも異様に豪華でした。

私はパンターニに感化されて自転車を始めたようなものです。ちなみにダブルツールとは、同じ年にジロとツールを達成することを言いました。今はブエルタも含めて3大グランツールを2つ制覇することを言うようになってきていますが(フルームもツールとブエルタでやっていますね)、ジロとツールは未だに7人しか達成者がおらず、その最後がパンターニです。チーム名の『メルカトーネ・ウノ』はイタリアのスーパーですね。

最初はあのファウスト・コッピがジロとツールを制覇したことがきっかけで、ダブルツールという言葉が生まれています。ちなみにコッピは今中大介がツールに出場した時の所属チーム『ポルティ』が使っていたフレームですね(ポルティはイタリアの家電メーカー(だと思うw))。

脱線しましたが、ビアンキのディスクブレーキモデルに戻ります。ちなみに表の表記ですが、日本だとビアンキはコンポの違いによる完成車のバリエーションが多すぎて、フレーム売りがあるモデルはフレーム単体の価格、完成車しかないモデルは一番上のグレードを記載しています。

日本のラインナップ

まず日本ではこんなラインナップになっています。ディスクブレーキのモデルは、ロード系ですと何と3つしかありません。これではやる気が無いと言われても仕方ない。

レーシングカテゴリーにはIMPLSOが片隅に唯一載っているのですが、これはどう見てもグラベルモデル。

あとの2つはエンデュランスカテゴリーに載ってます。まずはINFINITO CV。CVというのは、ビアンキが宣伝している振動吸収の効果があるという新素材 Countervail(カウンターヴェイル)のことですね。これ実は、新しいデザインのフルクラムのディスクブレーキモデルのレーシング7がチェレステカラーに変更されていて、超かっこいいです。さりげなくこんな『チェレステカラーレーシング7』がついてくるのもビアンキならでは。

フレームで360,000円もするのですが、今どきのエアロっぽさは無いので確かにエンデュランスモデルなんですかね…。

その次にINTENSOがあります。更にポジションがアップライトになってますね(しっかりジオメトリを確認した訳ではありません)。

日本では、今のところこれだけ。一方で、ビアンキはミドルグレードのモデルが非常に厚くなっています。10~30万くらいのモデルはまさに選り取り見取り。ディスクではなくてキャリパーブレーキのモデルですが。ビアンキは日本においては直営店が各地にある通り、あのおしゃれなイメージで一般ユーザーへの訴求力が非常に高いですよね。ディスクブレーキなんか放っておいて、ミドルグレードを売りまくるというのが非常に正しい戦略な気がします。

本国は?

次にグローバルのサイトを見てみましょう。今、色々話題になっている通り、一番売れ筋のオルトレXR3にディスクブレーキモデルが出ました。メチャクチャかっこいいです。

リストにするとこうです。価格はUSのサイトから拾ってきました。オルトレXR3ディスクだけプライス不明なのは、実はオルトレXR3ディスクはUSのサイトには載っていないのです。ヨーロッパ、および旧イギリス宗主国(オーストラリア・ニュージーランド)には載っています。

いっぱいあるじゃないですか!特にARIA(アリア)は、説明を見ると『日本からのリクエストにより製品化されたエアロロード』とあるのですが、その割にARIA DISC(アリア ディスク)は日本には無いという…。ディスクの完成車でアルテグラ、105、ポテンザの3つもあるんですが。USに無い理由も良く判りませんね。もちろん代理店の判断なのでしょうけども。

ということで、日本のサイトを見ると『保守的だな…』と思ってしまったのですが、ヨーロッパでは着々とミドルレンジのディスクロードを増やしていることが分かりました。後は日本が輸入するかどうか?だけですから、日和見主義の日本のこと、ヨーロッパで実績が出てくればあっと言う間にラインナップは増えそうですね。

次はデローザを見てみたいと思います。

ビアンキはアクセサリーが充実していることも魅力ですよね。一時期は私もたくさん揃えていました。クロスバイク用のフルマッドガードもあったんですが、今は無くなってしまったんですよね。このボトルケージはデザインが良い。

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■ディスクロード一覧の他メーカーはこちら

  1. トレック(TREK)編
  2. スペシャライズド(specialized)編
  3. キャノンデール(cannondale)編
  4. コルナゴ(COLNAGO)編
  5. ピナレロ(PINARELLO)編
  6. ビアンキ(Bianchi)編
  7. デローザ(DEROSA)編

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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