パーツのインプレ・カスタマイズ

あえてコンチネンタルGP4000SⅡの28Cのインプレ。ロングライドで使える意外な性能

ここ数年で毎年の様にワイドリム化が進み、今や内寸が21mmというリムも出てきました。そこで、タイヤもワイドにしてみようとあえてGP4000SⅡの28Cを買ってみましたので、インプレしてみます。

■購入動機

今は25Cを使っています

数年前まで15mmのリムに23Cのタイヤで走っていたのに、今や17mmのリムに25Cのタイヤが普通に。いつも使っているタイヤはコンチネンタルのGP4000SⅡの25Cです。ところが、慣れてくると25Cでも乗っていると硬い感じがしてくるように…。初めて23C ⇒ 25Cにしたのはちょうど2年前らしい。当時はこんなに絶賛していたのに、2年で不満を抱くようになるとは…。

25Cタイヤの感想 23Cに戻れなくなった件1ヶ月ぶりのブログ更新です。来月にちょいと試験がありまして、その勉強のために、ブログを書いていた朝の時間が全て勉強に費やされております。...

具体的にいうと、少し路面の荒れた箇所やちょっとしたギャップでタイヤが跳ねる。これにペダリングのペースを乱されて、ちょっとストレスでした。体重は56kg、空気圧は5.6barなのでそれほど空気圧が高いとも思わない。少し空気圧を落とすこともしましたが、今度は段差でリム打ちしそうになります。上記のエントリでは25Cなら段差でも平気!と書いておりますが、あくまでも23Cと比較した場合のお話だったようです。

systemsixの試乗

確かに23Cを使っていた時はもっとひどかったですから、25Cになって乗り味は幾分マイルドになりました。しかしリアが跳ねて綺麗にトラクションがかからないというのは基本的には改善されておらず『どうしようもないよね、ロードバイクってこういう乗り物ですよね』と思っていました。

しかし先日、お店の試乗車でキャノンデールのsystemsixに乗る機会がありました。履いているホイールはキャノンデールのブランドであるホログラムのKNOT64というもの。リムの内寸が何と21mmで、これにVittoria の Rubino Pro Speedの23Cを履かせて4.5bar(!)の空気圧に調整するのがメーカー指定。リムの外寸は28mmくらいあって、23Cのタイヤが26Cの幅まで拡がるのですが、それでもタイヤよりもリムの方がはみ出しています。

あまりの低圧に『おいおい、大丈夫なのかよ…』と思い恐る恐る走ってみましたが、全くの杞憂。実に快適。適度にショックを吸収して結構な段差でも滑らかに走るし、サイドがしっかりしているのか?腰が砕ける感じも無い。コーナーでもタイヤが適切に変形してしっかりグリップします。かと言ってリム打ちしそうな程でもない絶妙な感じ。良くまあこの組み合わせに辿り着いたものだ…と思いますが、要はエアボリュームが重要なのだと。

と言う事で、じゃ同じ銘柄のGP4000SⅡの28Cを使ってみましょうということになったのでした(厳密には、半年以上前に衝動買いして放置してあったのをやっと使う気になった)。

■概要

パッケージ

GP5000では消えてしまったあのおばちゃんが健在です。見慣れたGP4000SⅡの箱。

重量

カタログ上は265gとなっていますが、実測してみると256gでした。25Cは230gでしたので、26gアップ。3mmも幅が広くなりますから、こんなものでしょう。しかし28Cで256gというのは、かなり軽い部類に入ると思います。ミシュランのPOWER エンデュランスも28Cで255gとなっていますので、同じ程度ですね。

装着

早速履かせてみました。今回はリアだけ交換しています。

幅を計測すると、やはり28mmではなく30mmもあります…。太い…。

ホイールのリム内寸は17mmです

マッドガードとのクリアランスはぎりぎり大丈夫でした。

■実際に走ってみる

走りの滑らかさ

それでは実際に走ってみます、空気圧は5.5barに設定します。スタートは意外にもそれ程に重さを感じません。走り出してしまうと、むしろタイヤの変形が少ないので非常に滑らかに進んでくれます。23Cから25Cに乗り換えた時も、全く同じことを書いていますね。タイヤが太くなると走りが滑らかになるのでしょう。これが路面状態の良いサーキットなら23Cの方がメリットが多くなると思うのですが、実際の道路はちょっとしたマンホールの段差とか道路の継ぎ目などがそこら中にありますから、太いタイヤの方がメリットを大きく感じます。

そういった様々なギャップも、25Cと比較しても明らかにタイヤが吸収してくれており、ライダーまで振動が伝わってきません。かといって過剰に柔らかい訳でもなく、この辺のセッティングが絶妙です。重さのせいでスプリントには向きませんけれど、ロードバイクで一定速で巡航する分には非常に優秀だと思います。太いタイヤって、実は良いのでは…?

あと、多少のダートも平気で入っていく事が出来ます。踏んでもスリップしたりしませんので、もりもり進めます。

『踏み直し』が減る

タイヤが適度に変形してショックを吸収してくれるので、速度の変動が極めて少ないです。そのため一定のパワーを維持して巡航するのに非常に向いています。段差や穴、多少のアスファルトのひび割れであればタイヤが吸収してくれるので、25Cの時以上に綺麗にトラクションをかけ続ける事が可能です。

25Cでもそれらの道路上の障害物に突っ込むと、一瞬ですが減速します。そこから元の速度に戻すために、わずかではありますが脚を使って再加速していました。道路上のギャップなんてそこら中にありますから、ブルベ中はそれを何百回も繰り返す訳です。その再加速の回数が明らかに減りましたので、結果として脚が残って速くなるという印象です。

他には、よりペダリングに集中することが出来るようになります。ディスクブレーキだったりDi2を導入するのも同じなのですが…今までは目視で発見して回避していた段差などが『これ位ならそのまま突っ込んで大丈夫』となりますので、周囲の車の状況に気を配ったり、綺麗にペダリングする事に集中出来ます。距離がロングになればなるほど、この『精神的に疲労しない』というのは大きいものです。

23C・25C・28C(GP4000SⅡの場合)とタイヤのラインナップがありますが、日本の一般的な道路状況ですと、25Cでも吸収しきれない細かな障害物が多いと感じました。28Cを使ってみるまで分からなかったですね。23Cと比較すると25Cでも楽な乗り心地だったのですが、28Cにすると大概のギャップは無効化することが出来ます。

このタイヤが跳ねないで『トラクションをかけ続けることが可能』というのは、実際に体験してみて初めてその効果が分かりました。快適さを得る事だけが目的であれば、本人が我慢すれば済むことであります。しかし『少々荒れた路面でも駆動力が伝わり続ける』というのは、確実に平均速度を上げる効果があります。まだ100km×2くらいしか走っていないのですが、とにかく快適。どこまでも脚を回したくなる感覚です。

重量はかさむ分は、クリテリウムなどには不向きです。ですがブルベをはじめとするロングライドには確実に向いていますので、当面の間は今後も28Cを使っていきたいと思います。ちなみにGP5000になると28Cがちゃんと28mmになっているそうです。そうするとGP5000にしたらエアボリュームが減ってしまうのですが、次はGP5000でも試してみたいですね。でもカワシマサイクルサプライのサイトを見ると、28Cは入荷したと記載が無いので、国内に入ってきていないのですかね?今のところ。

私もそうでしたが、やはり太いタイヤに根拠のない抵抗があると思います。確かに細いタイヤはロードバイクの1つの構成要素ではありますが、食わず嫌いは勿体ない話だと思います。確かに重量は20~30g程度重くなりますが、レースをやらない限りはその程度の重量は実際はあまり関係無いはずです。私の様にロングライドメインの方々は、騙されたと思って一度は26Cとか28Cの太いタイヤを使ってみても良いと思います。数十グラムの重量増以上のメリットがあると思います。

wiggleなら28Cも売っています。今週はwiggleでGP4000SⅡが在庫処分セールしてますね。28Cではないですが、25Cの2本セットなら7500円です。

 

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