ブルベレポート2019

Trace(トレース) 日本橋2019 完走しました その3

morou2

■宇都宮に向かいます

宇都宮で餃子を食べて、健康ランドでたっぷり寝たい…という本能に忠実な欲望を満たすため、これまで何の計画も無く走っていた6名が初めて時間を意識するようになりました(これまでも欲望に忠実でしたが)。

宇都宮までの67km(宇都宮周辺の信号峠を含む)を3時間半。ベテラン(おっさん)ランドヌールがこれだけ揃っていれば不可能ではないペース。ちなみにコースですが、当初は太田から栃木市を経由して宇都宮までを検討していましたが、こちらも最短距離のしばりを受けて足利を経由し、R293を通って葛生を抜け、宇都宮へ至るコースとなりました。

このコース、私は通ったことが無かったので走りやすいのかどうか不安でしたが、結果的に非常に走りやすい道でした。所々追い風だったことも相まって、18時に間に合いそうなペースで進んでいきます。

途中の葛生は東武佐野線の終点『葛生駅』があるところで、2005年までは葛生町でしたが現在は合併して佐野市となっています。この葛生は昔から石灰石の生産が盛んな場所で、周辺は大規模なセメント工場が立ち並び幹線道路はダンプカーがひっきりなしに通っています。佐野線も石灰石の輸送のための馬車鉄道が前身です。今は貨物輸送は廃止されていますが、街並みから往時の賑わいを感じることが出来ます。

葛生を過ぎると栃木、壬生を通って宇都宮に到着。このまま行けば18時に間に合う!というところで、宇都宮の中心部でりんぱぱさんが落車。自転車も破損してしまい、残念ながらDNF。。。ここまで先頭を引き続けてくれたリュウさんも、疲労度がMAXで一緒にDNFするとのこと。ずっと先頭を引かせてしまって申し訳ないです。この日は新車をいきなり投入したそうで、やはり乗り込んで微調整の済んでいない新車は疲れると思います。

この2人も餃子は食べてから輪行で帰るとのことで、駅前の宇都宮餃子館にIN。ここに来るのは何度目だ。出てくるそばから平らげてしまい、40分ほどで退散。2人とはここでお別れで、残りの4人は南大門という1kmほど離れた健康ランドに向かいます。

ここはAM1時から深夜料金が発生するとのことで、じゃあ1時まで寝ましょうという事に。時刻は20時なので5時間は滞在出来ます。Flecheと違い、1か所での滞在時間の制限もありません。その上制限時間が恐ろしく緩いので、時間の計算を全くしなくて良いのが楽です。楽過ぎます。ここ宇都宮は181km地点ですから、最低でもあと20kmくらい走れば認定が出ます(もちろん証跡は必要)。

■ゴールを短縮してしまえ

そして4人で今後について打合せを行ったところ、申請してあるゴールの日本橋まで行くのは信号が多すぎて面倒なので、手前のPC4:古河をゴールにしてJR古河駅から輪行してしまおう、という結論に。PC4でも233km地点なので、認定上は問題ありません。元々申請してあるPCですからコース的には問題は無いですし説明も不要、コンビニなので証跡の入手も容易。宇都宮を1時に出て51km先の古河まで行けばよいだけなので、間に合わない方がおかしい。ルートもR4バイパスをひたすら南下するだけ、というシンプルなものですし。

ということで風呂に入って寝て50km走れば終わりということが決まりましたので、早くも終わったも同然という雰囲気に。のんびりお風呂に入って、ゆっくり寝る事が出来ました。Flecheの時は睡眠時間は1時間あれば上出来でしたから、頑張って走っている方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。こんな楽して良いのか?

4時間後。たっぷり睡眠をとって元気にリスタート。宇都宮は桜が満開でした。

3kmほど走るとようやく宇都宮のPC3に到着です。時刻は1:30。

■ゴールへ向かう

少し腹ごしらえをして、ゴールとなったPC4に向けて出発。R4バイパスにはすぐに合流して、ひたすら南下を開始します。R4バイパスなんてBRMではルートにはなりませんが、片側2車線の非常に高規格な道路です。おまけに若干の追い風で、平坦と緩やかな下りで構成されているという夢のような道路。

車もほとんどいませんから、30km/hオーバーのペースで進みます。しかしこのペースで走ったら古河に3時くらいに着いてしまう…。古河駅の始発は5:18。時間が余るのは初めての経験です。しかもTraceには、Flecheのように『時間の許す限り走り続ける』という理念もありません(そんなものがあったら、そもそもゴールを短縮出来ない)。ということで、途中のローソンに立ち寄って時間調整のコーヒーブレイク。

ヒマなのでTwitterを眺めていると、皆さん眠いとか疲れたとか、いかにもFlecheというツイートばかり。こちらは楽して申し訳ない。この記事を見て、来年はトレースのエントリーが増えることを願います。30分ほど休憩して、リスタート。高速道路の様なR4バイパスを飛ばして、4:15にゴールのセブンイレブン古河北利根工業団地店に到着!Trace初完走!

スタートは前日の6時ですから、約22h30mで230kmを走りました。アベレージは10km/h程度(笑)

ともかくTraceの初認定なので記念撮影!

さてゴールしたら始発に乗って帰ります。Flecheだと完走した時の達成感が大きいですが、Traceにそのような達成感はありませんでした。その代わり道中を満喫していますので、満足感は大きいです。久々に時間を気にしないサイクリングが出来て、非常に楽しかった。

古河駅に到着。各々輪行準備をして、宇都宮線のグリーン車で帰還します。

その後、いったん帰宅してシャワーを浴びて少し仮眠。ゴール受付のナイスプレイスに向かいます。この日は東海道線が事故で運転見合わせになるというアクシデントがあったものの、何とかゴール受付を完了。

日比谷公園はネモフィラが満開でした

ナイスプレイスでチーム紹介を楽しんで、お互いの完走(DNFも)を称え合います。その後は新橋に移動して、完走後のチーム打ち上げ。たっぷり寝て体力が余っているりんぱぱさんとリュウさんがテンションが高くて大変でした。

こうして初のTraceは無事に終了。チーム6名の内、完走:4名・DNF:2名という結果です。今後もTraceの素晴らしさを伝えるべく、来年もTraceでエントリーすることになると思われます。AR日本橋としてももう少しTraceの参加が多いことを予想していたそうですが、やはりまだ認知度不足ですね。今後は『何が何でもFleche』という訳ではなく、目的に合わせて選択肢が出来たのは良いことだと思います。

皆さんも次回はぜひ検討して欲しいと思います。それではまた来年ナイスプレイスで会いましょう。

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ABOUT ME
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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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