【ウルフトゥース ストラップベース】最強?のダウンチューブ下のボトルケージ増設システム

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ブルべではおなじみ、ダウンチューブ下にボトルケージを増設するためにウルフトゥースというブランドから出ている『ストラップベース』という製品を試しました。ダウンチューブ下のボトルケージ増設には、以前はELITEの『VIP』という製品を使っていましたが乗り換えです。ウルフトゥースはフロントシングル用のチェーンリングで有名ですね。

しかしこの『ストラップベース』の取り付けの簡易さ、固定力、様々なダウンチューブへの対応力を総合すると『とりあえずこれ買っとけ』という製品です。

 ■購入経緯はGUST(グスト)のフレームへの取り付け

この製品を買った経緯ですが、きっかけはGUSTのフレームにボトルケージを増設したいという相談を受けたことでした。GUSTのカーボンフレームは、ダウンチューブの形状がBBに近づくにつれてラッパ状に広がる形状をしています。

私のシナプスも同様の形状なのですが、GUSTは更にその傾斜がきつくなっています。そのため以前記事を書いたELITEのVIP(とその他いくつかの製品)を使っても、バンドがチューブの細い方にずり上がってしまい固定出来ないとのこと。

そのような問題があるのであれば、これはどうでしょ?という事でこの製品を勧めてみたところ、GUSTのフレームでもばっちり固定出来たとのことでした。この製品がどんな仕組みなのかは、これから紹介します。

■製品概要

こちらがウルフトゥースの『ストラップベース』。

『B-RADシステム』というシリーズの1つです。B-RADというのは、『Bottle Relocation and Accessory Device』の頭文字を取ったものです。ボトルの位置を変えたり、その他のアクセサリーを装着出来るアイテムですよということですね。

製品構成

パッケージの中身を見てみます。まずはストラップ。シリコンが接着されており、これで強力な固定力を発揮します。この製品はダウンチューブへの取り付けだけでなくて、トップチューブとかフロントフォーク(サス付き)に付けることも想定されています。フロントフォークに付けてホイールに巻き込んだりしたら大事件ですから、その固定力が想像できようというものです。

金属製のベースです。上下の向きを変えることで、装着位置の調整が出来ます。

パッドと固定用のネジです。フレームへの固定力アップと傷防止のために貼り付けます。非常に見づらいのですが、ネジはトルクスのT25となっています。

■取り付けしてみます

まずは位置決め

まずはストラップを1本巻いてみて、位置決めをしましょう。

位置決めの際、使用するボトルケージは練習も兼ねてベースに取り付けておくのが良いでしょう。なぜなら、トルクスを使用するボルトのレンチのかかりが浅く、少々回しづらいからです。ダウンチューブに装着してからぶっつけ本番でボルトを回すと、舐めてしまう人が出てくると思います。

ボトルケージは、キャノンデールのCケージを今回も使用します。穴が上下2つ開いていて、重心を下げられるからです。フロントホイールとの干渉もさけられます。カラーバリエーションも多いのでお勧めです。このダウンチューブ下の装着に向くタイプのボトルケージは限られるんですよね。

ストラップはダウンチューブの一番下に装着します。シナプスのダウンチューブもBBに向かうにつれて広がっていますが、GUSTほどではありません。この状態でボトルケージをあてがってみて、位置のチェックをします。なるべく低い位置に付けましょう。

実際に装着

位置が大体定まったら、固定力を上げるためのパッドをフレームに貼り付けます。

私の場合は、ダウンチューブには3Mの保護テープを巻いてあるためこの工程は省略。このおかげで傷はつきません。また保護テープにはある程度の厚みがあり柔らかい材質なので、ベースの固定力を上げる効果もあります。価格が1,500円ほどなのでテープにしては高いですが、フレーム保護のためには安いものです。1本持っておくとかなり便利に使えます。

固定方法は、ベースをストラップで固定するだけと非常に簡単です。2本とも巻いてみました。裏から撮影したので暗いですね…。

ここにボトルケージを付けます。先ほども書きましたが、ボルトへのレンチのかかりが浅いので慎重に回す必要があります。この作業が一番面倒かも。今回はメンテスタンドに置いたまま装着しましたが、素直にフレームを床なり地面なりに置いてひっくり返してボルトを回すのが一番確実でしょうね。

これで装着完了です。固定力は十分で、ツールボトルを入れてもビクともしません。フロントホイールとのクリアランスも十分です。これだけクリアランスがあれば、マッドガードを付けても大丈夫でしょう。

普段使っているロングタイプのツールボトルを入れてみましたが、完全にフロントホイールと干渉しています。さすがにこの長さは私のフレームでは無理でしたね。

これで装着が完了です。非常に簡単。どんなフレームどころかどんな場所にも装着出来ますので、ダボ穴の少ないグラベルバイクにボトルケージを増設するのに最適です(そういう商品なのですが)。

ウルフトゥースは他にも色々な商品を出しています。例えば、ボトルケージを横にオフセット出来る『ハーフボトルアダプター』。

ちなみにこのボトルアダプターの装着には、マウントベースが必要です。マウントベースは穴の数により、B-RAD2~4があります。必要なタイプを選びましょう。

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。
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