パンクは減らせるものなのか?ブルべ始めて10年間、ブルベ中にパンクしていない私がやっていること

2012年からブルベを始めて今年で10年目。今年と昨年は、コロナのせいでそもそもブルベを走れていないのですが、ブルベ中に限って言えばパンクをした事がありません。ブルベ以外でも3度のみ。一応それなりにパンク回避の努力をしての結果と思っています(単なるラッキーかもしれないけど…)ので、物議を醸しそうですがその内容をシェアしてみようと思います。
※2019年の記事をリライトして再掲するものです

■この記事のきっかけ

毎年、ブルべにおいて走る距離は約3,000kmといったところです。SR+αという感じですね。ブルベ以外で走った距離は面倒なので把握していませんが、毎月100kmは走るとして12ヶ月で1,200km。ブルベの無い時期はもう少し走りますから、キリの良いところで合計4,500km程度としておきます。

毎年これ位は走っていますが、少なくとも2012年以降ブルベ中のパンクは本当に1度もありません。ブルベ以外でのパンクも、

・2017年:千葉にサイクリングをしに行った時に安全ピンを踏んづけた
・2021年:大きい砂利がたまっている道路の穴に突っ込んでサイドカット
・2021年:寿命を迎えたタイヤでグラベルを走った

この3回のみ。2回目、3回目は理由が明確なので、今後は回避出来ると思います。アンラッキーなのは2017年のパンクですね。チューブレスになってもチューブをツールボトルに入れて一応持ち歩いていますが、チューブレスなら基本的にシーラントが塞いてくれるし、もう不要なのでは…と思うこともしばしば(クリンチャーならチューブを持ち歩きます)。

自慢にはならないと思いますが、平均よりは少ないと思います。正直なところ、パンクに関しては『運』の要素も強いですからパンクに関する記事を書くのは避けていましたが、気を付ける事で確率を減らすことは確実に可能です。参考のために、私の気を付けている事を試しに一度書いてみようと思います。
(こういう事を書くと、翌日にパンクしたりする…)

■パンク対策としてやっていること

メジャーな対策からマイナーな対策まで色々あると思いますが、メジャーなものは皆さん実行していると思います。今回はマイナーそうな内容から紹介します。

パンクの原因

パンクの原因には2種類あると思っています。

1つ目は『障害物に突っ込んでパンク』というパターン。先ほどの2、3回目のパンクですね。またロードバイク歴が浅い時期は、これが多いです。今までママチャリしか乗ったことが無い訳ですから、加減が分からずに段差や穴にそのまま突っ込んでしまうのです。そしてリム打ちパンクという流れです。乗り慣れてきて周りを見る余裕が出来てくると、段差や穴などの障害物にも早めに気づいて回避出来るようになってきます。

これは原因が明らかなので対処もしやすいです。最近はタイヤ幅については25Cが標準になってきましたので、以前よりもリム打ちパンクが起こりづらくなって良い時代です。後は林道やグラベルなども、極力行かない(笑)

2つ目は『スローパンク』です。これはいつの間にか発生しているので、原因も分からず対処がしづらいので厄介です。『運が悪かったね』で済ませてしまうことも多々あると思います。しかし何かを踏んでいるのは確かなのです。不良品のチューブでない限りは、自然にパンクしているなんでありえません。ここの発生確率を減らしていくために、出来ることをやりましょうというのが今回の趣旨。

では順に見ていきましょう。

1:タイヤを洗う

ブルベの後でも自宅の近所を30kmくらい走った後でも、家に帰るとタイヤを洗っています。毎回なのでもう慣れました。我が家は戸建てなので、駐車スペースの横にあるシンクを使ってタイヤを水洗いしています。マンションの人はベランダにスロップシンクが無いと難しいかもしれませんが、バケツとスポンジがあればどこでも水洗い可能です。雑巾で水拭きでも良いと思います。ロードバイクは室内で保管しますから、『家族に怒られる』と言ってタイヤを拭いている人もいるのでは?使うスポンジも100均の安物で十分。

洗うと分かりますが、結構汚れが落ちます。細かい異物が除去されるので、全く洗わない場合と比較するといくらかは効果があると思います。

洗うのは『家に帰った時』なので、ブルベ中は600kmだろうが1000kmだろうが洗いません。ただし自宅に帰れば洗うことは確かなので、一度も洗わないよりは確実にメリットはあると思っています。日頃から綺麗にして異物を除去しているので、600kmでもパンクしないのだという可能性はあると思っています。

2:路上の異物は可能な限り回避する

走っている時は常に路面を観察して、視認出来て避けられるものは全て回避します。例えば小石、事故のあった交差点に散乱しているような微小なガラス片など、視認出来るものは細かくハンドルを切って回避しています。慣れると前方の交通状況を見ながら路面の異物を避けられるようになってきます。

しかしこれもずっと路面を見ていられる訳ではありません。最優先は周囲の交通状況ですし、サイコンやナビの画面も随時確認します。景色が良ければ景色も見ます。もちろん雨が降れば小石なんて分からなくなります。

それでも視認出来るものは、小石であっても可能な限り回避するようにしています。慣れると無意識にハンドル操作して避けています。中には全く気にしない人もいると思いますから、これもある程度はパンク確率の低減に貢献していると思っています。

3:良いタイヤを使う

初心者でもタイヤへの投資はケチってはいけません。パンクしたくなければ、最初から一番良いものを使いましょう。路面と唯一接しているのがタイヤですから、ホイールよりも投資の優先順位は高いです。安いタイヤはグリップだけで無く耐パンク性能も劣るので、百害あって一利なしです。

2~3回パンクしたらチューブ代ですぐに数千円。仮にパッチを貼って修理したとしても、修理の時間やその後は適正な空気圧で走れなくなる等、その他のデメリットも勘案すると高級タイヤとの差額はすぐに元が取れると思います。良いタイヤは耐パンク性能が向上するだけでなく色々なメリットがありますから、まずはタイヤに投資をしましょう。

■その他一般的なこと

他の人がやっていなさそうなことから書きましたが、ついでに一般的な対策も書いておきます。逆にこれらをやらないとすぐにパンクしますので、みなさん痛い目に遭いながら身に着けていることと思います。

段差や穴に突っ込まない

私がロードバイクに乗り始めた頃は、23Cのタイヤしかありませんでした。最初は細いタイヤに慣れずに段差にママチャリ感覚で突撃しまくり、頻繁にパンクしていました。これで何度パンクしたことか…。最近はロードバイクのタイヤも太くなってきたので、多少雑に突っ込んでもパンクのリスクは減っていますね。

路肩に行かない

車道外側線がある場合は、そこよりも外側に行かない。怖いかもしれませんが、軽車両は車道を走ることになっていますから、堂々と車道を走りましょう。あまり端に行くとゴミやガラス片などが落ちていますから、パンクリスクが高まります。

荷重移動

車道から歩道に入る時や橋との継ぎ目に段差がある場合など、そのまま突っ込むのはやめましょう。前輪が段差に乗る瞬間は腰を引いて体重を後輪にかける。前輪が段差に乗ったら即座に体を前輪の上に移動させて、後輪が段差を越える時に体重がかからないようにします。

太いタイヤ

なるべく太いタイヤを履きましょう。慣れないと25Cでも危険です。28Cくらいを履いていると、不注意で穴や段差に突っ込んでしまってもそうそうパンクしません。

適正な空気圧

適正な空気圧で走る。空気は毎回入れる。エアゲージで空気圧を確認する。リム打ちパンクが無くなりますので、基本に忠実に。

ジャンプして回避する

上級者向け。段差や穴、溝やグレーチングがあったらジャンプ(バニーホップ)して越えましょう。ジャンプして障害物を越えるのですから、パンクのしようがありません。やった事が無い人は、最初は少しづつジャンプするところから始めましょう。いきなりやると落車します。私は土手からの水の浸み出しなんかもこれで越えたりしています。

■まとめ

以上、私のやっていることを書いてみました。パンクしないためには、まずはとにかく路面を良く見ることから始まります。グレーチングにハマってパンクしたとか、私に言わせたら良く見ていないだけです。速度の出しすぎ。横に車がいて回避出来なかったとしても、突入する瞬間に少しハンドルを切って斜めに入るとか、回避のやりようはありますので事故らない範囲で頑張りましょう。

私はロードに乗り始めた頃、地面に落ちていた『車のキー』(10cm弱あるやつ)を踏んでタイヤどころかリアホイールのリムまで貫通して大穴が空いたことがあります。それ以来、避けられるものは全て回避するようになりました…。

『障害物に突っ込んでパンクする』というステージを卒業出来たら、次は『良く分からないけどスローパンクした』というステージが待っています。スローパンクの原因は分からない事の方が多いですが、必ず何かを踏んでいるはずです。そこは最初に述べたような方法で確率を下げることが出来ると思います。

ちなみにスローパンクを減らしたい場合、ラテックスのチューブを使うという方法もあります。ラテックスは天然ゴムなので伸縮性が高く『異物が刺さる』タイプのパンクに非常に強いです。ただし言われている様に空気はどんどん抜けていきますので、ロングには少々不向きかもしれません(乗り心地が良くて疲れないという意味では向いています)。300kmブルべくらいなら問題ありませんが、1000km超になると途中で空気を入れる必要があるでしょう。

ということで、パンクが多いとお悩みの方は上記の対策をこなしているか確認してみましょう。話はそれからです。

ラテックスは高いですが、パンクが減るならメリットがあると思います。