【カステリ】2024-2025新製品を紹介する　レインウェア、ビブタイツなど編

カステリから2024-2025シーズンの秋冬新製品が発売されました。今シーズンは例年と比較して新製品が多いため、カテゴリごとにアイテムの紹介をしていきます。今回はレインウェアとビブタイツ、グローブとベースレイヤーです。

■ULTRA RAIN CAPE

昨年からカステリが力を入れているレインウェアの新製品です。

一般的にイメージされるレインウェアというよりは、雨天完全対応ジャケットという印象です。春先や秋のクラシックレースなどで使うことを前提にしているのでレーシーな性能になっており、ロングファストランにもぴったりだと思います。

主なスペックです。

199gと軽量なレインジャケットで、対応温度帯は4-18度とかなり低温から着用する設計となっています。そのため薄手になっており、秋冬のジャケットの上からでも着用可能です。

生地は2レイヤーのPolartec®伸縮素材（全天候型ウェザープロテクション）。表面はPFASフリー/PFCフリーのDWR撥水加工となっています。

また悪天候時は暗いですから反射素材が各所に使われているなど、安全性にも配慮した設計になっています。サンプルで載せた画像はブラックですが、蛍光のイエローもラインナップされており、これに反射ベストを着用したら最強では？というほどの視認性を誇ります。

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ULTRA RAIN CAPE

■SQUALL SHELL JACKET

携行性を重視した薄手のレインジャケットです。

主なスペックは以下の通り。

パッと見はウィンドブレーカーに見えますが、GOREの後継品である『リストレット』の表記がありますので、ある程度の透湿性はあるものと考えられます。また縫い目にはシームテープ加工がなされており、レインジャケットとしては十分な性能を有しています。

重量の記載はありませんが、先ほどのULTRA RAIN CAPEが199gであることを考えるとそれ以下の重量であることは間違いなく、『晴れでも雨でも使える優秀な万能軽量ジャケット』という、文字だけ見ると『100％買いですね！』という製品になっています。

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SQUALL SHELL JACKET

■ESPRESSO BIBTIGHT

ESPRESSO ファミリーに加わったビブタイツです。

主なスペックは以下の通り。

メイン素材にThermoflexを使用した軽量なビブタイツとなっています。Thermoflexは、Nano Flexと比較すると防水性は劣りますが柔軟性では勝るという性格の生地です。

私も使っている『FREE AERO RC BIBTIGHT』と同じく裾にジッパーが無いタイプとなっており、スペック・コンセプト的に非常に近くなっています。数少ない両者の違いとしては『FREE AERO RC BIBTIGHT』は生地がNano Flexである、『ESPRESSO BIBTIGHT』はパネリングの工夫で『FREE AERO RC BIBTIGHT』よりも縫い目が少ない、などです。

また『ESPRESSO BIBTIGHT』はストラップがビブショーツと共通で、柔軟性と固定力、通気性を兼ね備えた高性能なものになっています。個人的にはこのストラップだけでも買いと言えます。

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ESPRESSO BIBTIGHT

■ESPRESSO 2 GLOVE

フルオープンジッパータイプの新製品です。こちらもESPRESSOファミリーの新製品。

主なスペックは以下の通り。

手首から手の甲にかけて大きなジッパーを装備し、着脱が容易なフルオープンジッパータイプグローブ（以下フルオープン）の新製品です。従来、フルオープンタイプは『ESPRESSO GT』『SPETTACOLO』『MORTIROLO』の３製品がありましたが、『SPETTACOLO』はディスコンとなっています。

『ESPRESSO 2』は対応温度帯的にも『SPETTACOLO』と同様なので、『SPETTACOLO』がリファインした後継商品に相当します。

『SPETTACOLO』との差異は以下の通り。使用素材に変更があります。

• SPETTACOLO：PrimaLoft
• ESPRESSO 2：PrimaLoft ＋ Polartec NeoShell

従来の『SPETTACOLO』は『PrimaLoft』を使用しており保温性は高いものの、GORE系の防風フィルムを使用していないためそれなりに通気性があるということが特徴でした（良くも悪くも）。

今回の『ESPRESSO 2』は『Polartec NeoShell』が新たに追加されており、防風性能が向上しています。

『Polartec NeoShell』は透湿性にも非常に優れている素材であり、GORE-TEXのようにフィルムをはさんだ生地のため防水性もあります。生地自体は薄いため非常にしなやかで、優れた伸縮性と透湿性を実現する…と言われています。

個人的には『SPETTACOLO』に防風フィルム素材が使われていない点は不便に感じていたので、今回の『Polartec NeoShell』採用は非常に嬉しいです。しかも『SPETTACOLO』から価格も据え置き。

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ESPRESSO 2 GLOVE

■ESPRESSO VEST

ESPRESSOファミリーの新製品その３。ベストです。

主なスペックは以下の通り。

ESPRESSOシリーズに使われている素材『Air_O Stretch』が使用されています。前面は恐らく裏起毛でやや厚手ながらも若干の通気性を確保、背面は半袖ジャージと同じ薄手の生地を使用してフィット感と通気性を高めています。

ジャージと同様にカラー展開が多く、７色あることもポイント。昨シーズンまでラインナップされていた『PRO THERAMAL MID』シリーズの後継品のような位置づけとなっています。

生地がジャージと共通なので色味が合わせやすく、ビブや長袖ジャージとのコーディネートが楽しめると思います。

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ESPRESSO VEST

■MERINO SEAMLESS BASELAYER

メリノウールを使ったベスレイヤーの新製品です。

主なスペックは以下の通り。

メリノウールを使用して、-4に対応していることが特徴。昨年までは、マイナス気温に対応したベースレイヤーは『FRANDERS WARM』シリーズ（ハイネックとノーマルネックがある）が定番でしたが、本製品が新たに追加されました。

軽量なメリノウールを使っているため薄手で、重量が193gと200gを切っています。『FRANDERS WARM（ノーマルネック）』が-2-10度対応で247gなので、性能としては上位互換になっています。

薄手なため通気性も備えており、ウールですが洗濯機で洗えます。ただし価格も15,730円（2024年10月現在）と中々のお値段です。

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MERINO SEAMLESS BASELAYER

今回はレインジャケット、タイツ、ベスト、グローブ、ベースレイヤーの新製品紹介でした。

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＠morou2

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当サイトは自転車関連のパーツレビュー、ブルべの走行記録を中心としたブログです。
管理人は40代のロードバイク乗り。20年前にCannondaleのCAAD3を買って以来、Cannoncdaleばかり乗り継いでいます。 昔はメッセンジャーやレース、今はロングライドとブルベ中心。2022年エベレスティング達成、2023年PBP認定、2024年キャノボ達成。ブルべの主担当もやります。
年間走行距離は約10,000km。身長170cm、体重57kg。